何てこった!!節分に豆撒くことなく、くだを巻く。飛ぶのが好きな俺ですが…ホントに飛んじゃってたらマズいだろって話。

未来拓く、みうらひらくです。

皆さま恵方巻きを食べましたか?
私にとってはバレンタインの前座のようなものですから、興味はありません。
今年はチョコレートで食い繋ぐつもりですのでお願いいたしますYO!!

冗談はさておき…ってか、冗談で済まない話が飛び込んできたね…。
昨夜の清原氏逮捕の報により、スイスで今夏ベーシックインカム導入の国民投票が行われるぞってニュースがブッ飛んでしまいました。

アイキャッチの写真、今日も飛ぼうかと思ったけど自粛。
泣くわ。

”攻撃力が高過ぎる”週刊文春によって以前に報じられていたこと&ここのところの言動等も手伝って、やっぱりかよって思いも正直あります。
引退後もアレはアレで嫌いじゃなかったんだが…。

しかし、野球少年だった頃のヒーロー…本当に残念です。
小学生のときにはPLに入りたいって言ってたくらいだからね。
清原がいたから西武ライオンズのファンになったようなものだしなぁ…あ〜あ。

ま、仕方ないからベーシックインカムの話をしようと思います。

先日出た報道。
働かなくても毎月30万円もらえる所得保障制度導入の是非を決める国民投票がスイスで行われることに

さて、そもそもベーシックインカムって何でしょうか?
(Wikipediaより抜粋、一部改変)

ベーシックインカム(basic income)とは最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想。基礎所得保障、基本所得保障、国民配当とも、また頭文字をとってBIともいう。

物価が超高いので、スイス国内において30万円という金額が日本国内と同じ意味を持つわけではありません。
マクドナルドのビッグマックの価格を比較することにより、各国の経済状況の指標とする有名なビッグマック指数を見ると、スイスの現在の価格は日本の2倍以上!!
世界のビッグマック価格ランキング
この断トツの数字を見ても、今世界一物価の高い国として名前が真っ先に挙がるのは、スイスでしょう。

要するに30万円という金額だけ見せて、さも労働意欲がなくなるでしょと感じさせるような報道は少し偏っていると思うのです。
人間が考え出す制度には良い面もあれば悪い面もあるのは当然です。
現在の社会においては非常に複雑に利害関係が絡み合っているわけですし。

とはいえ、これは世界初の画期的な試み。
昨年フィンランドの話が出ましたが…結局誤報で、残念な思いをしたことが記憶に新しい人もいるかもしれません。
フィンランド月800ユーロのベーシックインカム導入は誤報。フィンランド社会保険庁「まだ研究が始まったばかりです」

スイスといえば物価が高い国としてだけではなく、永世中立国として多くの国際機関の本部がおかれていたり、銀行業の守秘義務厳守の徹底っぷりでご存知の方も少なくないでしょう。
しかし、実は世界で最も選挙の投票回数が多い国としても大変有名(一部で☆)なのです!!

スイスは直接民主制の要素をふんだんに取り入れた政治制度を採用している国です。
憲法改正に関してすら、一定期間内に10万人以上の署名を集めることにより、国民投票が実施されることになっています。

今回のベーシックインカム導入に関しても市民団体が中心となり署名を集めたとか。
この動き自体は数年前には本格的に始まっていたもので、スイス国内に一定割合以上は制度の実現を望む人たちがいるのは間違いありません。

IMFによる2015年の推計値ではスイスの人口は824万人、日本の人口は1億2673万人です。
この数字を基に割合で考えると、日本では約154万人(小数点以下四捨五入)の署名を集めれば国民投票に持ち込めるということ。

直感的には少な過ぎると思わなくもないですが、これも日本で染み付いた凝り固まった考え方ゆえかもしれません。
スイス国内にも10万人という人数は変更するべきだとの声もあるようですが。

いずれにせよ、スイスでは問題を国民投票に諮るにあたっての条件が、比較的緩いといえそうです。
それもあって実際に憲法改正すら何度も繰り返されてきています。
このような事実は、日本人の感覚からすると危険性をはらんでいる気がする気もしますが…時代の流れや、国民の声をより迅速に政治に反映させていく上で、非常に効果的であるのは間違いありません。

導入の是非を含め、色々と考えさせられるニュースでした。
ベーシックインカムは労働意欲の減退による国力低下の恐れをはじめ、問題点は色々と指摘されているところです。

ですが私としては基本的に最低限所得保障の考え方には賛成というか、ポジティブな可能性を感じています。
複雑化し過ぎて、様々な弊害と寄生的利権の温床にもなっている社会保障制度を簡素化することで生まれる効果は、決して少なくないと思います。

小さな政府実現。
生活のためだけに仕事をしないでもいい状況が生み出す、真に創造的な社会。
そういった多くの期待を込めることができる可能性が、含まれていると感じるのです。

今回はさすがに誤報ということはないようですが…少し考えてみれば明らかなのですが、この制度が導入されることで都合が悪くなる層はどこの国であれ、必ず存在するわけですから…今後どのように進んでいくのか、注視していきたいと思います。

そういえば今年からベーシックインカム実験開始って話だったオランダのユトレヒトはどうなったのか…ご存知の方がおられましたら教えてやってください!!

銀座の夜の三冠王…せつねぇ。

では本日はこんなところで。
また明日!!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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