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みうらひらくからのごあいさつ

みうらひらく

他者に優しくあること。それが人として生きる上で、最も大切なことの一つであると考えています。いわゆる“おもいやり”の感情として表れるものです。

小学校の卒業式で“人のためになる仕事がしたい”と書きました。心からそう考えていましたが、自らを格好良く見せたい気持ちがあったことは確かです。音楽を志した理由も、皆から認められたい…目立ちたいという野心と共に、創作した言葉や楽曲により勇気づけられた、パワーを貰ったといった声が嬉しくて、誰かを感動させられるように、誰かに力を与えらるようになりたいという願いを抱いたからに他なりません。多くの人々に、期せずして人生を変えるような影響を時に与えてしまう…ミュージシャンと政治家は似た部分があるのかもしれません。

夢を捨てきれず、日々を浪費するかのごとく過ごしていた私。政治の世界を意識したのは、東日本大震災がきっかけでした。あの瞬間は自宅にいました。マンションの一階部分でしたが、それでも部屋は散々な状況になりました。

あれほどTVを見続けたのは当時だけです。連日映し出される惨状、錯綜する情報。言いようのない恐怖が街を覆い、人々は判断能力を低下させていきました。飛び交うデマや悪意。生活用品は販売店から消え、外出する人も減っていた記憶があります。

政治にあれだけ期待を寄せたのもまた、初めてのことでした。記者会見を固唾を呑んで見守り、安心出来るメッセージを求めていました。職業や立場により、非常時に果たすべき役割は当然異なります。ミュージシャンの中にも立派な活動をされている方は数多くおられますし、他の職業においても同様でしょう。しかし最も責任が重く、かつ影響力を持つ立場となるのは政治家だと実感しました。

不純な動機に感じられるかもしれませんが、人々に力を与えられるような重責を担いたいという思いが、私を政治の道へと導きました。おもいやり、優しさを突き詰めていけば厳しさと同義にもなり得る。力を与えるどころか奪うことになってしまうケースも起こり得る、そういったリスクも承知しています。

誰かのため…より多くの人々ために仕事がしたい。経験を積み重ね、子供の頃に選び取ろうとした未来が間違っていなかったことを今、確信しているのです。状況に拘束されつつも状況を変革していく。今までそうしてきたように、これからもそうありたいと考えています。そのために何卒、皆さまのお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

三浦 拓