未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日は毎年一月恒例の忙しい日。
津山消防出初式→津山市二十歳を祝う会のハシゴという、ハードスケジュールを余儀なくされる日なのですが…今年は雪も舞い散る中での出初式となり、寒さが近年稀に見るレベルで本気でして、冗談抜きで凍えまくりました。
出初式:厳しい環境の中で“覚悟”を確認するも「設計」も見直しが必要では
まずは出初式。雪が降るだけでなく、風が強かったこともあり…体感温度が本当にヤバいことになりました。朝から日が差すような時間帯もあったので、防寒にガチガチに気合いを入れて臨んだというわけでなかったことが失敗でしたが…消防団の一員として参加させていただく中で、もはや何年連続で参加しているのかわかりませんが、少なくともここ数年で最も厳しい環境下での出初式だったことは間違いありません。
地域防災や消防団活動に一般の皆さまに関心を持っていただくキッカケにもなります。今日も子どもたちを含めた沢山の方々が観覧されていました。そして、市長をはじめとした皆さまのご挨拶にもありましたが…年の初めに”備える”ための意識を再確認する節目となる役割もある式典です。伝統や格式、積み重ねの重みも今となってはよくわかっているつもりですが…ただ、今日の環境を経験すると、率直にこう思いました。
開催時期や開催場所など、再考してみても良いのではないか…と。
気合いや根性だけではカバーしきれない領域があります。近年の気候変動などの理由もありますが…インフルエンザなどが流行しているこの時期に、寒さなどの環境由来で体調を崩す人間が増加するリスクが見込まれるようなタイミングで無理に開催しなくても良いのではないかと感じた次第です。例えばお隣の鏡野町などは春に開催しているところです。
最大の見ものである一斉放水を行う以上は河川敷での開催が基本となることはやむを得ないでしょうから…完全屋内開催するわけにはいかないところですが、屋外行事と屋内行事を分けて開催している自治体や、天候に応じて臨機応変な対応をしている自治体は少なくない印象です。
消防団員だけではなく、消防職員、運営関係者、来賓、観覧される市民の皆さま…その中には高齢の方や体調に不安のある方、子ども連れの方もおられるわけで、より適切だと考えられる継続可能な形にアップデートしていくことこそ、伝統を守るための最適解ではないでしょうか。
寒波のピークを避けるなど、開催時期の再設計は必要ではないかと思うところ。
年明け早々の開催は節目として分かりやすい反面、寒波の当たり年だと厳しさが一気に跳ね上がるわけです。例えば、気象条件のリスクが高い時期を避ける、または中止・延期などの判断基準を明確化しておくことで、運営をはじめ様々な意味での安心感が上がる…と言うか、リスクを下げられると考えます。あの場に集い、式典に参加している皆さまは、地域消防・防災の核を担う面々だからこそ、その機能を毀損しかねないようなリスクは排除すべきではないかということです。
正直言って、本当に超絶メチャクチャ寒かった時間を自分自身も体験したからからという理由で書いていることではありますが…式の核を残しつつ屋外時間を短縮し、表彰や式辞などを屋内に寄せていくことは甘えではなく、安全管理と参加者配慮の観点で合理的であり、結果として参加しやすい環境が整えば、団員確保や地域理解にもプラスに働く可能性があると思うのです。こういう話をすると「甘い」「昔はもっと…」と言われがちですが、私の考えはむしろ逆です。
続けるため、守るために変えることも必要では…?
今日の寒さは、その必要性を強烈に感じさせてくれたような印象です。コロナ禍でも中止されなかった伝統行事を継続維持していくための、現実的な設計が求められているような気はしています。式典が終了して一斉放水を始めるタイミングで予定をお気づかいいただき、一足早く失礼させていただきました。そのため、初めて上から放水の様子をしっかりと拝見することができましたが確かにこれは圧倒的な壮観でした。消防車は81台出ていたとの話だったと思いますが…地域の安心・安全を守るために尽力してくださっている皆さまが800名近く集っての、こうした場面には、確かに守られるべきことが多く詰まっているように感じながら移動しました。
二十歳を祝う会:会場の空気は“未来への希望”が反映された華々しいもの
大急ぎで帰宅し、熱湯シャワーを浴びてから着替えて、津山市二十歳を祝う会の会場である津山文化センターへと移動しました。例年の通り、ステージ上に設けられた来賓席に座らせていただき、晴れ着に身を包んだ二十歳の皆さまの姿を拝見していると…先ほどまでの寒さで削られた体力が、会場の華やかさと空気感に満たされて少し戻るような印象すらありました。おかげさまで、この日の壇上から見る景色を何度か経験させていただいていますが独特で…晴れ着の美しさだけじゃなくて、緊張だけでなく未来への希望と期待が混ざった“節目の熱”が伝わってくるんですよね。
市長や議長のお祝いの言葉に続き、列席した私たちも紹介いただくタイミングで一言ずつ”おめでとうございます”を伝えさせていただきました。毎年恒例の流れですが、今年は899名の対象者のうち、763名が参加されたとのこと。年々少なくなってきている二十歳の若者たちの姿から、見ているだけでエネルギーを分けてもらえるような気がしてしまう時点で、自分の年齢を意識せざるを得ません。直接知っている子どもたちも含まれているわけで…今年も感慨深いものがありました。
そして今年、特に印象的だったのが…津山市出身の声優・大塚芳忠さんの”生声メッセージ”でした。
実行委員会の皆さまによるサプライズ的な演出で披露されたこのメッセージは、多くの皆さまの心に残り続けるのではないかと感じました。単なる“地元出身有名人メッセージ”の枠に収まらない、優しくも強く背中を押してあげるような…そんな内容でした。この内容は皆に配っていただけていますので、共有しても問題ないでしょう。
超がつくほど大ヒットした映画、劇場版鬼滅の刃などでもお馴染みのあの声で、同じ津山出身で大活躍している大先輩である方が、経験と言葉を故郷の若者に返してくれるわけです。これは来賓席に座らせていただいているだけの部外者の自分でも素直に誇らしいし、会場の温度が一段上がったような感覚がありました。
もう一つ、新二十歳代表の方の挨拶が、非常に真っ直ぐで清々しく気持ちのいい、応援したくなる内容だったことにも言及せざるを得ません。多くの人に支えられてきたことへの感謝、中学・高校時代の経験…親友とのかけがえのない時間、家族、地域の方々、先生方への思い…そして立場は違っても、それぞれが自分の道へ一歩ずつ進む決意と、将来は社会の中で人の役に立ちたいという目標などについて語られました。
この「支えられた実感」から「自分も支える側へ」という流れは、今の時代だからこそ本当に重みがある気がします。

とてもじゃないけど、二十歳の自分を振り返ってみた際には、こんな言葉は言えなかったなと恥ずかしくなりましたが…大塚芳忠さんのメッセージとも方向性が綺麗に揃っていて、とても一体感がある素敵な会だったなという印象も覚えています。
また私自身、二十歳を祝う会については昨年オンライン中継をしなかったことなどを議会においても本会議だけでなく、総務文教委員会審査の中でも取り上げるなど、かなり厳しく追及してきました。その甲斐があってかどうかはわかりませんが…今月末ごろの予定で、今日の様子を動画で公開していただけるそうです。
これは有難いこと。
なぜ、そこまでこだわるのかと言えば…会場に入ることができない親御さんや祖父母の皆さまなど保護者の方々への配慮という側面なども当然にありますが、最大の理由は、色んな意味で行きたくても行けない…新二十歳を迎える方々への配慮として、当然に用意されるべき選択肢だと考えているからです。
例えば、いじめに遭っていた子が、その場に何のわだかまりもなく行けると思うでしょうか?
答えは明らかです。そしてこれは…実は単なる例え話ではなく、当事者である方から直接聞いている声です。
行きたいけど行けない、行きたくない。
そんな気持ちを晴れの日に抱かざるを得ないような状況に陥らせてはならないというのが当然の話なのですが、実際問題として、いじめをはじめとした起こってはいけないことが市内でも起こり続けているという現状があります。それを制度や仕組みを整える私たち大人の側も”知っている”のですから、できる限りの対応をすることは当然の務めだと考えるからです。そういう意味では、オンラインでの配信にリアルタイムではないとは言え取り組んでくださる今回の対応は、当然だと思いつつも有難いことであり、評価したいと思っています。
ともかく、二十歳を迎えられる皆さま…おめでとうございます!
まとめ:極寒の“守る”と、節目の“拓く”を往復した日
地域の安全を守る現場と、まさに未来を拓いていく二十歳の皆さまの門出を祝うという二つを同じ日に経験し、社会は安全と希望の両輪で回っているのだと腹落ちしました。
語弊があるかもしれませんが出初式も二十歳を祝う会も含め、あらゆる式典の類は”絶対にしなくてはならないもの”ではないと思っています。ただ、節目としてできる限り続けていかなくてはならないものだとも考えています。
だからこそ本気で考えて、取り組んでいくことが私たちの務め。
守るべきものを守るためにこと、変えていかねばならないこともあるはずです。もちろん、帰る必要がないこともありますけどね。誰のため、何のための式典なのかを見失うことなく、常により良くするために頭も体も動かしていけたらと…まだまだ気持ち的には若いつもりで思っているのです。
本日はこんなところで。それでは、また明日!




