玉置みつたかさんの政策実現総決起集会潜入レポート!1000名超が集った場で語られた津山の未来図とは?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は、怒涛のハードスケジュールでしたが…メイントピックは何と言っても、津山市長選挙への挑戦を表明されている、玉置みつたかさん”政策実現総決起集会”でした。

政策実現総決起集会って何やねん…?

などと思いながら伺いましたが…これ、選挙に向けての「気合い入れていきましょう!」ってだけの会ではなくて…“本人の言葉で、現状認識→目指す姿→政策→財源”まで一気に語り切るタイプのやつでした…とは、書いてみたものの…こんなタイプの会には参加したことがないと感じています。そして先日の谷口圭三現市長の事務所開きにも、見たことがないくらいの多くの皆さまが集っておられた(約700名)ことを当ブログにも記していますが、1,000名以上が集っているとのことで衝撃を覚えました。実際、1,003席の文化センターはほぼ埋まっているように見え、非常に多くの皆さまが集っていたように思います。

「危機感」から始まる政治…数字を出しながら語っていく導入部

後援会長や県議会議員の皆さまをはじめ、多数来られていた来賓の方々の挨拶や紹介に続き…玉置さんご本人が、自分自身の口で思いはもちろんのこと、政策の詳細などを語られる時間が非常にしっかりと取られていたという印象です。

玉置さんが強く示されたのは危機感でした。

財政が危機的な状況になっているとの言及ののちには、人口が毎年1000人超ペースで減っていること、出生数500人台が続いていることなどに加え…国の調査結果を引きつつ、市政への信頼が相当落ちているという話にも触れられました。「偏差値32」「オール5を最高とする5段階評価でオール1のようなもの」という数字や表現が印象深く…数字や外部指標で“現状のヤバさ”を言語化しておられたのが特徴的だったかなと感じています。

”玉木が玉置を推薦”というパワーワードが繰り返されたビデオメッセージも!

目指す津山像は意外にシンプルに…「人にやさしいまち」

その上で語られたビジョンは、割とストレートでした。

安心して暮らせて、未来に希望が持てて、人にやさしい津山にするとのこと。

子育て世代だけでなく、高齢者、福祉、働く人…生活の現場を全部ひっくるめて、支え合える・助け合える街を設計していくという説明があったように受け止めています。

そして最後は何度も、主役は市民一人ひとりだとの言及がなされました。津山を一緒につくっていこうという呼びかけで締められ…“トップ(市長)が全部を決める”わけではなく、終始、市民参加を前提にした語り口調でお話をされていたように感じました。個人的には、言われているような市政を本当に実現してくださるのであれば…それは大変好ましいことで、望ましい方向性だと感じています。

正直言って、あまりにも嘘つきが多い世界ですので…大変失礼かつ残念ながら玉置さんに限らず、私は誰一人として政治家を心から100%信頼することなど有り得ません。ただ、玉置さんが今回の会を終始手話通訳を伴った形で進められたことは、大いに評価すべき姿勢だと感じています。

本気で誰一人取り残さないと言われるのであれば、市長候補としては当然の姿勢でしょう。

また、参加したくても参加できなかった方もおられるはずです。オンライン中継などがあれば最高でしたが…それは残念ながらなかったように理解しています。ただきっと録画はされていると思います。

切り抜きなしでの全編動画発信などに期待しているところ!

10の政策…本人の弁による”生活密着型”の政策の数々

ある意味では、ここからが会の本題だったような気もしています。子どもたちの姿も見受けられましたし、もしかしたらここからの展開は眠くなったような方もおられるかもしれませんが…恐らくは様々な判断の上でなされたであろう、かなり政策の具体的内容にまで踏み込んだ説明を、しっかりと時間を掛け、ご本人が丁寧にお話しされました。

さすがに全てを記憶してはいませんが…撮影した写真をベースに超ザックリと、市民の皆さまからの声を受けて取り組んでいく姿勢が示された10の政策について触れていきます。より詳しい政策などは、ご本人からも案内がありましたが、冒頭にもリンクを貼り付けました公式サイトにて確認いただけるようです。

① 子育て:第1子からの保育料無償化!

私は呼ばれていないんですけど〜などとの恨み節(?)をお伝えしていた、過日の事務所開きの際には「第2子無償化」だったものを、子育て世代の当事者の皆さまの声を聞いて、第1子からの無償化を目指す方向に見直されたとのことでした。合わせて、給食や教材の負担を軽減(無償化方向)していくとの意思や、奨学金支援(最大100万円)で、若者が津山で働きやすくするといった趣旨が示されました。子育て支援は“単発ではなく積み上げていくべきもの”という整理には大いに賛同するところです。

② 移動:移動の不安をなくす(タクシー・バス支援)

地方の自治体全てが向き合っているのではないかとすら思える公共交通問題。予約型の乗合タクシーの拡充な  ど、タクシーやバス利用助成などで、通院や買い物での外出を支えながら…移動販売との連携などの選択肢も充実させていくことで、手厚い高齢者支援を実現させるという意図かなと感じました。かなり実生活に寄せて語っておられた印象です。

③ 見守り×スマホ:家族の不安も含めて対策

徘徊などが始まってしまった高齢の方を抱える家族などの不安に触れつつ、スマホ等を活用した見守り施策を打っていきたいとの思いが述べられました。これは超良い話だと思いましたし、個人的にも色々とメッチャ良い話を提案できることがありそうです。また万歩計機能などを活用して歩数などでポイントを付与し、健康づくりと共に地域内での経済循環にも結びつけていくといった発想も示されました。この項目も単なる“IT化”の話ではなく、生活の安心に接続して語られていたことが好印象です。

④ 地元発注:市の仕事は地元企業へ回す

変に誤解を生まないように説明が必要でしょうが…市の発注を地元企業に振ることで、お金を地域内で循環させ、仕事と雇用を守るということです。若い人の挑戦や起業も支えることに繋がる「外に出るお金を、なるべく中に戻す」系の発想であり、考え方自体を否定するものではありませんが…これは極めて難しいことです。一歩間違えると癒着などのネガティブな単語にも繋がりかねない話で、どのように公平性や費用対効果などを担保してくのか、そのあたりを明確に示す必要があると強く感じています。

⑤ 企業誘致:防災・物流・ITなど“将来分野”へ

防災、物流、ITなどの分野に触れつつ…地域版データセンターの整備のような話も出しながら、地元企業がAIを使える環境を整えるという趣旨でした。この項目はもっと詳しく話を聞きたいなと、個人的には強く思ったポイントでもあります。このあたりの話は“夢寄りになりがち”な印象もありますが、割と環境整備に寄せて話されたなと思っています。玉置さんは現実を見据えて判断できる方だとは思っていますので、腹案と言うか…何も具体的な構想がなくてこんな話をしないだろ、他にも何かもっとあるんじゃないのと感じたのが率直なところです。

⑥ 一次産業:農業では”書類地獄”を減らし、林業はまず”見える化”から始める

農業では、補助金等の申請に追われる現場の声を拾われていました。これは私自身も直接伺ったことがあり、本会議等で改善を申し入れたことがある項目ですので、納得感もありました。申請が煩雑ですし、そもそもどういった補助金があるのか自体もわかりにくいという声はよく聞きます。事務負担を軽減して、“作る時間を取り戻す”ことは農業従事者の皆さまにとって嬉しい話でしょう。

また林業ではさらに踏み込み、所有者不明、手入れ不足、採算が合わない、災害不安…などの悩み全般を解決あるいは軽減していくための具体策の初めの一歩として、森林資源の調査…しかも一本一本レベルの見える化である”毎木調査”をやるとのことでした。それをもとに適切な整備→災害に強い山→ブランド化へという流れが語られており、林業には全く明るくないもので、毎木調査という言葉自体を初めて聞いたのですが…そもそもこの調査自体にコスト、リソースがメチャクチャ必要なんじゃないのかと危惧するところです。詳しい人がいたら教えてやっていただけると幸いです。

⑦ 子どもの居場所:雨でも遊べる全天候型の場を設ける

雨でも使える施設、ユニバーサルデザイン(トイレ・オムツ替え・更衣室など)に細部まで配慮した場所をつくっていくという考え方には私もメチャクチャ賛同するところですが、具体的にどこにどうやって設置する考えなのかという話には一切触れられなかったことが気がかりです。雨天時だけでなく昨今の異常な暑さを受けての「夏に外で遊ばせられない」等の声に直結する良い話だと思うからこそ、ここも明確なビジョンが欲しいところです。

⑧ 保育士・介護士:処遇改善と復職支援

いわゆるエッセンシャルワーカーの皆さまの働きやすい環境、業務の見直し、資格があっても離職している人の復職のしやすさなど…“現場を守る”系の政策として語られていました。超絶大事なことであるのは疑いの余地がないけど…ここで何を語られていたのかは正直あまり心に残っていないんです、ごめんなさい。単に聞き漏らした…ってこともないと思うので、私には響かなかったのかも。

⑨ 中学校体育館にエアコンを設置:避難所としても価値がある

これは私以外にも、会派の仲間である田口議員をはじめ…様々な議員がリクエストし続けてきている課題です。体育館は体育の授業や部活動などの日常利用時はもちろんですが…災害時の避難所としての公共施設の価値、機能向上のためにも必要なアプローチだと考えています。全面賛成です!

⑩ 部活動の地域移行:体験格差を埋める

地域移行を機に文化・スポーツの体験機会を広げるという趣旨で、ここでは津山市部活動の在り方検討及び地域連携・地域展開推進会議でも特に言及があった吹奏楽、あるいは美術等だけではなく、映像制作・ダンスなども例示され、“本物と出会う機会”を増やし、憧れが未来に繋がるような環境を整えていきたい旨を話されていました。「津山で出来ないなら、他市に…」という子どもたちが少なくないことへの危機感も語られていました。

「じゃあ、そのお金はどこから持ってくるの?」への回答

あれをやります、これを変えますと言った際…一番突っ込まれるポイントが財源です。玉置さん本人は「ここを語れるのが強み」と言い切ってから、ざっくり3つお示しになられました。

・森を守ることが財源になる
森林のCO2吸収を数値化して、環境に取り組む企業と繋いでいくというような話があったと思います。いわゆるカーボンクレジットの話だと理解しましたが、正直言って私は詳しくない方面の話ですので…実際のところどれほどの規模の話になるのかなどが気になり、少し懐疑的に聞いていました。

・デジタル技術を使った新しい収入
文化や祭り等を“証明書”的にデジタルで展開するようなイメージだと述べられたNFTの話です。NFTについて詳しく述べるとそれだけで超長くなるのでしませんが…自治体として日本で初めてNFTを発行したのが山形県の西川町でして、ここは興味深い取り組みを連発しまくっている超面白い町です。お会いしたこともあるのですが、菅野町長にはリスペクトする首長の一人として注目し続けています。だからこそNFTは個人的にも注目していたポイントでもありましたので…こうしたアプローチが出てきたことは頼もしく感じるところではありました。ただその一方で、直前に華々しく述べられた10の政策などの財源としてはさすがに頼りなさすぎるというのも正直な感想です。こうした切り口を講じていく姿勢は必要だとは感じますけどね。

・ふるさと納税50億円チャレンジ
現状17億→大きく伸ばし、増収分を市民サービス・次世代投資へ回すというロジックでした。ふるさと納税は”水物”だという声もありますが、玉置さんのことですから…何の目算もなく50億という数字を出しているわけではないんだろうなと思っています。そのあたりはより具体的に語っていただきたかったと思いますが「政策→財源」までセットで語る姿勢は、かなり“準備してきた感”がありました。

生活密着型の政策だけで終わらず、最後に特に大きなトピックとして、アルネ津山と美作大学についての言及もありました。アルネに関しては空きスペース問題に触れつつ、子育て世代・高齢世代が集えるとして負の遺産をプラスに変えるといった趣旨の発言をされ、美作大学に関しては津山に必要な施設であり守りたいという姿勢を明確にされた上で、今後の検討課題とまとめられました。

政策実現総決起集会は「政策発表会」寄りだった

会の雰囲気は当然「いくぞ!」って印象なのですが、中身はむしろ、本人スピーチを中心に政策プレゼンとして組み立てられていた印象でした。自信があるからこそのスタンスかなと思います。生活に寄せた話が多かったので、「地味」と感じられた人もいたかもしれません。ただ逆に言えば、暮らしの課題をどう解いていくかを並べていたとも言えると思います。

ここから先は、“実現可能性”をいかに高めていくか、そして争点をどう具体化していくか。

楽しみになる会ではありました。最後にはご家族勢揃いで登壇され、息子さんが素晴らしい挨拶をされたり、掛け声の発声を担われるなど、ファミリーが一丸となって市長選挙に向けて取り組んでおられるのだなという姿勢も伝わってきました。

私自身の姿勢ですが…”今回は”お声掛けいただけたので出席させていただきますとお答えし、実際に現地に足を運ばせていただきました。良い話もたくさん聞かせていただきましたし頑張っていただきたいと思っていますが、応援団の一員として紹介された感があったことには少々違和感があります。

谷口市長も近々決起集会を開催されると聞いています。私は欠席の返事をしていますが、出張で津山市にいないからですし…もう一人の立候補予定者光井さとしさんが同じような趣旨の会を開かれるなら、呼んでいただけたら参加するつもりでいます。

一人に与するつもりは現段階ではありませんが、最後は必ず誰か一人を選んで投票します。

それは同時執行される市議会議員補欠選挙においても同じことです。かねてよりお名前は伺っていたのですが、会場では挑戦される予定のまさおかかずきさんに初めてお会いしました。

2月8日、楽しみです!

本日はこんなところで。それでは、また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。