市長選に挑まれる光井さとしさんの事務所開きで急遽来賓スピーチ!なぜ機会の平等確保の重要性を訴えたか。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

今日は日曜日でしたが…なかなかのハードスケジュールでした。朝イチからオンラインでのミーティングが入り、妻子がまだ余裕で寝ている時間帯からのお仕事スタート。その後もバタバタと別件の用事をこなしつつ…10時から開催された、来年2月の市長選挙への挑戦を表明されている光井さとしさんの後援会事務所開きに出席させていただきました。

長くなるので…その後の諸々はまた別にまとめます。

駐車場からすでに伝わる「本気度」

前の仕事をギリギリまでしていたこともあり、会場の駐車場にたどり着いたのは開始10分前を切ったくらいのタイミングでした。次々と車が入ってきていて、歩いて会場まで向かう途中からすでに「おお、今日は人が多いぞ…」という空気が伝わってきました。

元・病院という立地の会場は広い駐車場に設営していたからこそ何とか収まっていましたが…正直、ウチの事務所前では絶対に収まりきらない人数。ざっくり見ても、数百人規模の「人人人」でした。

しかも何と私は来賓扱い。

俺やで?

それはないない、遠慮しときますと思いながら…と言うか言いながらも、駐車場から会場までご案内いただき、来賓席へ。山本県議、本山県議の代理として来られていた奥様、白石議員、そして私の4人が議員として前列に並び、地元町内会長の皆さまと共に来賓として紹介されるという…何だか慣れない感じのポジションでした。

津山市議会“随一のイロモノ”に、まさかのご指名

極めつけはここからでした。後援会長の開会挨拶、山本県議のお祝いのご挨拶に続いて…「続きまして、津山市議会議員、三浦ひらくさん!」という、まさかの急な無茶振り!

…と言うのは嘘で、事前に案内というか、お願いというか説明のようなものがありました。

まぁ5分前だったけどな!

…とは言っても、これには色々と事情があったのだろうなと勝手に推察しているところです。

光井さんは、少なくとも津山市議会の全議員に対して、とても丁寧な案内状を送っておられました。

当日まで返事のなかった方もおられたかもしれませんし、もしキャリア的に大先輩な方々が来ておられれば、そうした方々に挨拶をお願いするのが普通に考えて筋だし、慣例と言えるでしょう。私ですら、別にそこをブチ壊そうとは思いません。

そうした前提の中で…津山市議会議員随一のイロモノに挨拶を振るという決断をされたわけです。これはもう、チャレンジャーとしての覚悟が決まりまくりだなと、勝手に“意気に感じた”次第です。

そうなると、こちらも全力で応えねば無礼というもの。

山本県議からは「ひらく節全開だったね!」とツッコまれるくらい…予定調和の型通りの挨拶ではなく、私なりのメッセージをブチかまさせていただきました。

自分の中では一応、多少はセーブしたつもりではあるのですが…。

ご本人や周囲の皆さまからも一応は好意的な反応をいただけたハズなので、概ねアレで良かったのかな…とは思いつつ、言い残したことや反省点も色々とありますが、本当に図々しくも貴重極まりない機会をいただきました。光井さん、チーム光井の皆さま、そして同級生として列席していた白石議員にも、あらためて感謝を記しておきます。

全議員に案内を送るという「姿勢」

恐らくですが、少なくとも私の知る限り…全ての市議会議員に事務所開きの案内を送った市長選候補者は、これまでの津山市には存在しなかったのではないかと思っています。

選挙においては各陣営にそれぞれの戦略がありますので、一概にこれが良いとか…絶対的な正解があるわけではありません。「味方」と見なした人にだけ声を掛けるケースもあるのでしょう。私など「声すらかからない」というパターンは、決して珍しい話ではないわけです。

その中で光井さんが、

「全議員に案内を送る」
「来るか来ないかは、それぞれの判断に委ねる」

というスタンスを貫かれたことは、私としては非常に大きな評価ポイントだと感じました。

12月議会は明日から質問戦が始まるタイミングです。

私自身、その準備もまだ全然終わっていませんし…どの議員もスケジュール的にはかなりタイトな”ハズ”です。本日先約があった方や、政策的・政治的なスタンスから参加されなかった方もおられたはずでして…それはそれで当然のことです。

「来なかったことが悪い」という話では全くないわけです。

大事なのは、機会の平等を確保しようとする姿勢です。

首長や議員など、公の業務に携わる立場にある者は個人的な好き嫌いやイデオロギーによって、公的な対応を分け隔てるべきではないと考えます。

その意味で、「全議員に案内を出した」という一点だけを見ても、光井さんには非常に素晴らしいものがあると、私は言わせていただきました。

政策よりも、実はもっと大切だと思っていること

どんな選挙でも同じですが…投票日が近づくと、どの立候補予定者も、当然ながら「良いこと」を言うものです。中には「それは本当に実現できるの?」というトンデモ公約や、バラマキそのもののような政策を掲げて当選し…結果として自治体の財政や未来を大きく損ねてしまうようなケースも、全国的にはあるとかないとか…まぁどこがどうとか言いませんけども、興味がある方は調べてみてください。

だからこそ、掲げられたマニフェストの中身をしっかり精査することは、とても大切。

政策や理念がメチャクチャ重要であることに、私も異論はありません。ただ、私はそれよりもさらに大事なことがあると思っています。

市民の皆さまの声に耳を傾ける姿勢です。

どんなに優秀で素晴らしい政治家であっても…市長であろうと議員であろうと、一人ではほぼ何もできません。

そもそも誰も、一人では市長にも議員にもなれないのです。

選挙で選ばれなければ、その席に座ることすらできないのです。

だからこそ、「自分一人で突っ走らないこと」「市民の代表であるという意識を持ち続けること」…こうしたことが極めて大切だと言えます。

私自身も議員として「圧倒的傾聴力」などと勝手に掲げさせていただき、誰よりも市民の皆さまの声に真摯に向き合おうとしているつもりではいますが…市長という立場であれば、その姿勢は議員以上に求められることは明らかでしょう。

だって、市長は津山市の代表ですから。

市民の皆さま一人ひとり、考え方も感じ方も違う。求める幸せのカタチも価値観も、多様化しています。中には利害が真っ向から対立するケースだって当然あるわけです。

そうした様々な立場の人たちの声に耳を傾け、それでもなお、

「津山市全体としてどうすべきか?」

という視点から結論を出せる人でなければ、市長という役割は務まりません。

全ての候補者に、リスペクトを

冒頭に貼り付けた以前の記事でも書いている通り…私は、現職の谷口市長のことも、元津山市職員の玉置さんのことも、そして今日、事務所開きを迎えた光井さんのことも、市長選挙に立候補表明をされているそれぞれをリスペクトしています。

市長選挙に挑むという決断は、それだけで本当に重たい覚悟が必要です。

市長の仕事がどれほどハードで、どれほど責任重大なのか。

その一端を、津山市議会議員という立場から(あくまで部分的ではありますが)垣間見させていただいている身として、挑戦されるお三方には、自然と敬意を抱かざるを得ないというのが正直なところです。

誰に投票するかについて…もちろん、私はまだ決めていません。

これから新たな候補者が名乗りを上げられる可能性だってあるわけです…現実的にはあるのか?とも思うけどね。いずれにしても私のスタンスとしては、どの陣営からであっても、お声が掛かり、スケジュールの都合さえつけば、可能な限り、生の声を聞きに伺うつもりでいます。

なるべく多くの皆さまの声を聞き、それをわかりやすく伝えていくこと。

それこそ、私に期待されている役割の一つだとも考えています。

光井さんの演説と、心温まるスピーチの数々

肝心の光井さんご自身の演説は、純粋に未来をう気持ちが大変ストレートに伝わってくる、心を打つ内容でした。

寒さの厳しい日曜日の朝…会場に集まっておられた皆さまの多くは、もともと積極的に応援しようと思って来られた方々だったと思います。それでも、あの真っ直ぐなメッセージを聞いて、「よし、もっと応援しよう!」と思われた方は、決して少なくなかったはずです。私自身も、(こんな風に話し、そして行動に移してくれる自分よりも若い世代がいるんだから、津山はまだ捨てたものじゃない)と強く感じました。

もちろん、とても理想的で素晴らしい内容に感じられた政策の数々を、実現に向けてどう現実味をもって示していくかという点には難しく感じられる部分もあり、これからが勝負だと言えるでしょう。ただ、今日の様子を拝見した限りでは、光井さんも、周囲を支える皆さまも、光井聡のお名前の通り…本当に“聡い”と感じましたし、期待はしているけれど、変な意味での「心配」はあまりしていないのが率直なところです。

ご本人の演説に続いて、かつての職場の上司だった方、ご友人の代表の方がマイクを握られましたが…お二人のスピーチも本当に素晴らしく、お話の内容から、光井さんがどのような環境で、どんな信頼関係の中で生きてこられたのかが、とてもダイレクトに伝わってきました。ご本人のお話はもちろん、熱かった後援会長のお話、そして山本県議のご挨拶も良かったことで…本当に市議代表は私で良かったのか感が、今でも拭えませんけどね…。

会の最後…壇上に光井さんのおじい様が上がられ、ご挨拶をされたシーンは、祖父母4人ともすでに見送っている身としては、正直なところ、ちょっと泣きそうになってしまいました。

メチャクチャ素晴らしい雰囲気の事務所開きだったと思います。

私自身の活動にも生かしていけそうな見習うべき点、学びの多い時間でした。会が終わった後にも、初めましての方を含めて多くの皆さまからお声掛けいただき、しばらく歓談タイム。超久しぶりなのに、しっかり覚えてくださっている方もおられ、有難く、嬉しい時間でした。お話したかったけどご挨拶すらできなかった皆さま…申し訳ありませんでした!

最後に、当ブログのアイキャッチ画像用の写真撮影。

私のポーズとして恒例の“ひらくポーズ”をやっていただき、光井さん用には、3・2・1で「み・つ・い」の“みついポーズ”、そして白石議員用は、全政治家がやるやつだろソレとのツッコミが飛び交った“俺がやるポーズ”

妙にテンションの高い3種類の決めポーズ写真を、お忙しい中、後援会事務局長を強引に捕まえて撮っていただきました…ご協力に感謝。

光井さん、そしてチーム光井の皆さま…本日は有難うございました!

津山市の未来をどうしていくのか…来年2月に行われる津山市長選挙は、その最も大きな分岐点の一つと言っても過言ではありません。これからも、当事者を含めたできるだけ多くの皆さまの声を聞き、私なりに感じたことを、しっかり発信していきます。

本日はこんなところで。それでは、また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。