未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
来年の2月1日告示・8日投票予定の津山市長選挙。
すでにご存知の方も多いでしょうが…新たな動きがありました。
過日書かせていただいた玉置晃隆さんの出馬表明に関するエントリーの中でも、他にも立候補予定者の名前は聞きますよって話に触れていますが…何名も名前が挙げられる中、最もよく名前を聞いていた方が、満を持して立候補の意向を表明されたという印象です。
医師で39歳の光井聡さん。
これで現時点では出馬表明順に、元津山市職員で総務部長などを歴任された玉置晃隆さん(61)、現職で現在2期目を務められている谷口圭三市長(62)、そして美作保健所長なども務められた光井聡さんの3人が名乗りを上げた形となりました。
いや〜、これは正直…面白くなってきた!
選択肢があることの大切さ
私が常日頃から申し上げていることであり、目指している社会の状態でもありますが…選択肢が多いことは、価値観が多様化した現代社会において、とても良いことだと思っています。人それぞれ、考え方も感じ方も大きく異なるわけで、人口減少や少子高齢化が進んでいこうとも、それでも何万人もの人が暮らす津山というまちの中には、本当に様々な人がいるわけです。できる限り選択肢を増やしていくことでしか、well-beingの実現だとか幸福量の最大化など図れないというのが私の基本的な考え方です。
それは市長選挙というプロセスにおいても同じであり…非常に大事な選択を市民に委ねる以上、候補が複数立つことで「比較・検討できる」という状況こそが民主主義の健全さの証だと思っています。誰もが自分なりの基準で「この人なら!」と思える候補を選べるという環境は、市民にとって非常に大きな意味があるのです。
ベテラン2人 vs 若き挑戦者
今回の構図を一言で言えば、「経験豊富なベテラン2人」と「39歳の若き挑戦者」という対比になるかなと思います。
首長なんて、文句を言われることも仕事のうちのようなところがあると思っていますし、私たち議員も含めて選挙で選んでいただいて公職に就かせていただいている者は評価されるのが宿命です。それゆえに、もちろん評価は分かれるでしょうが…谷口さんは2期8年にわたり実際に市長としての仕事を務めてきた現職市長であるわけです。そして玉置さんは38年間の長きにわたり、多岐にわたる分野で市役所業務を勤められた行政のスペシャリストです。そこに飛び込む形となった光井さんも、経歴を拝見する限り二人に決して見劣りしない…医師として、また厚生労働省や県職員としての華々しいキャリアを積み重ねてこられています。その上で、あえて今、津山市のリーダーに挑むという決断、その心意気は大いに称賛すべきだと感じます。
ただ若いだけでは務まらない
とは言え…ここは現職市議会議員として、津山市に限らず、実際に多くの首長の仕事を政治の最前線で目の当たりにしてきた者として、あえて生意気に言わせていただきます。
市長の仕事は決して「若いから」できるほど軽いものではありません。
そこに挑まれる決断の重さ、責任の大きさは計り知れないものがあります。ハッキリ言って、様々な意味でのプレッシャーなど市議会議員選挙のそれとは比べものにならないでしょう。先に出馬表明されたお二人についてももちろんですが…光井さんの決断自体にリスペクトの気持ちを覚えます。だからこそ、光井さんの政策や考えを、これからじっくり拝見して…お会いしたことすらないので、できれば直接お話を伺ってみたいと強く思っています。
そして、谷口市長がこれまで市政を舵取りされてきた結果と今後どうされるのか…玉置さんが培った行政経験をどのように市政運営に活用していくおつもりかなども併せてしっかりと吟味して、3人それぞれのビジョンを真剣に見極めなければならないというのが今の私の気持ちです。
4人目、5人目が出てこられる可能性もありますしね!
一市民として、議員として
私も一人の津山市民として、そして市民の皆さまを代表させていただく立場の議席を預かっている津山市議会議員の一人として…この極めて大切な選挙を見つめていきます。
改めて言うまでもないことかもしれませんが…市長選挙は「津山の未来の舵取りを誰に託すのか」を決める重要な場です。もちろん市長一人で市政運営するわけではありませんが、津山の将来に最も責任があり、最も強い影響力を持つ立場のたった一人を選ぶプロセスで、今の有権者だけでなく、子どもや孫たちの世代にとっても確実に影響ある件です。
期待と不安、希望と現実が交錯する時間を経て、私たちが選び取る答えが来年2月に示されることになります。上に貼り付けた以前のエントリーでも書いたように…「誰が最もマシか」を妥協で選ぶような選挙ではなく「今の津山に必要な航路を最も現実的かつ魅力的に描けるのは誰か」で選べるような選挙になれば、本当に、良い意味で面白くなると思いますし…選挙の結果がその先に禍根を残すような、そんな情けない結果にはならないはずです。
前向きな選挙となることを期待しています。
本日はこんなところで。それでは、また明日!