決算質疑準備からの逃避行?想定外への対応力が重要。我が家のプリンスと病院から一日中、議会対応した話。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

10月1日の決算質疑に向けて、各部局の皆さまとのやり取りもいよいよ大詰め。

資料との格闘はもちろん、質問内容や答弁の調整を相談するための担当課からの確認やお願い等で電話がひっきりなしに鳴る日々が続いています。今日は本来であれば朝から市役所に缶詰めになって対応する予定で、9時前には庁舎に入っているはずでした。

ところが人生は予定通りにいかないもの。

朝急遽、我が家のプリンスを岡山市の病院に連れて行かなくてはならない事態となり、スケジュールは大きく変更。出発前から鳴り続ける電話対応で家を出るのもかなり遅れた上に、道中の車内(もちろん運転しながら問題なく通話ができる環境は整えてありますぜ!)や病院の待ち時間などにも、市役所の皆さまからの着信が次々に入り、片手に息子を抱き、もう片手に電話…というなかなかのシュールな光景になっておりました。

ご迷惑をお掛けした関係部局の皆さまには本当に申し訳ない限りでしたが、ほとんどのケース(一部の電話の中では大声で歌っているなどしましたが…)で静かにしてくれていた息子にも感謝です。まぁ、診察時は大騒ぎでしたし…アイキャッチ画像は妻が盗撮(?)していた病院の中庭での一コマですが、ここで会った初対面の女の子と走り回るくらいには元気を持て余していましていて、決しておとなしくはしていませんでしたけれど…。

ただ、こうしたハプニングが起こるのもまた現実です。しかも予告などあったものではありません。何か予兆があって準備できるチャンスがあるとしたら無駄にはしたくないところですが…結局のところ子育てや仕事だけではなく、人生は「想定外」との戦いであり、議会での職務、政治も同じです。予定調和ではなく、不測の事態にどう対応するかが本当の力量を問われる部分だと、改めて感じさせられました。ともかく本日、やり取りでご迷惑をお掛けしたり、ご配慮くださった皆さまに、感謝を込めた謝意を改めてお伝えしておきます。

合間を縫って市民相談の予定も入れていたし、無理やり夕刻には30分で髪を切っていただこうと企んでいたのですが…全てキャンセル。

ただ、息子の健康は何よりも大切です。

病院に連れて行っておくべきだった…なんて後悔は絶対にしたくありません。議員にならせていただいた翌年、5歳だった愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)がインフルエンザ脳症で亡くなったことを知ってくれている方もおられると思うので、特別にご心配くださった方もおられました。有難いことです。このところ妻も体調が思わしくなく、一人で運転させて病院に息子を連れて行ける状態ではなかったために自分が動かざるを得なかったわけですが、そうした事情を特段に伝えているわけでもないにもかかわらず、ご配慮くださった市職員の皆さまを含め、ご自身が大変な状況にあるにもかかわらず、私の事情まで気に掛けてくださる市民の皆さまの生活を守るための議会活動もまた、私にとって息子を守るのと同様に大切な責任です。そう考えると現在絶賛準備中の決算質疑は、絶対に手を抜けないところなのです。

家庭と仕事の両立をどう図っていくのか?

これは議員であると同時に一人の親として、そして働きざかりの我々世代を勝手に代表させていただく気持ちで、リアルに直面する課題でもあります。私のように発信などしていなくても、同じくらいの世代の皆さまは、ある程度同じような問題を抱えていることもまたリアルですからね。

余計なご心配をお掛けしてはいけないので、最後に大切な報告もさせていただいておきますが…おかげさまで、息子は超元気です。病院を頑張ったので、ご褒美に買ってあげたアンパンマンのおもちゃで車内でも大興奮でしたし、帰ってからも上機嫌で、今も一緒に眠っているところ。妻もある程度元気になってくれたので一安心しています。

決算質疑本番はもう明後日です。普段から市民の皆さまに届けていただいている意見や課題感をしっかりと反映しつつ、数字や答弁を冷静に吟味してまいります。結局、自宅に戻るのは遅い時間帯になりましたが…今夜もこれから津山市の未来にとって、少しでも前進につながる質疑にできるよう全力で準備します。ただ未対応メールが30近くあるので眠れる気がしません…。

一回寝てから取り組むかな!

本日はこんなところで。それでは、また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。