未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
津山出身スターの一人、オダギリジョーさんのこのインタビュー…見ました?
カッコ良過ぎ。
俳優としての活躍はもちろんですが…今回は監督・脚本・編集・さらに着ぐるみ姿まで自分で演じてしまうというマルチな才能を炸裂させた新作映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』の話題で登場されていたニュース番組はご覧になった市民の方も多かったようです。市民どころか県外の方を含め様々な方から連絡をいただいて拝見しましたが…インタビューが津山市民としては聞き捨てならない(超良い意味で!)内容でしたので、未見の方は是非上の動画をご覧ください!
動画をご覧になれない環境の方は、こちらの記事をどうぞ。
「この年になると、津山・岡山の居心地の良さがすごく分かってきて…(中略)…岡山に暮らしたいという思いがどんどん大きくなっている」

おおぅ…マジすか、超わかります!
まぁオダギリジョーさんは3つほど先輩になる上、アタシャ33くらいから津山に帰ってきて暮らしていますので全然違うっちゃ違うかもしれませんが…イナカマチの良さがわかるのって、ある程度は年齢を重ねてからだよなって感覚は、多くの方にご理解いただけると思います。また実際に津山に住み続けている身としては「お帰りなさい!」と全力で歓迎したい気持ち(津山で暮らしたいとは言われていない点には目を瞑る)と同時に、住んでいる方々が後悔しないような街にちゃんとしていかねばならんという意味で、議員として気が引き締まる思いで受け止めた言葉でもありました。
オダギリさんは子どもの頃に見た景色と、今の景色が全然違うというような趣旨の話もされています。 これも、津山あるあるネタであると同時に…他の地域の皆さまにも共感いただける感覚じゃないでしょうか。
昔は空き地だったところが駐車場になっていたり、その逆に建物があった場所が何もなくなっていたり…田んぼだったはずが家が立ち並んでいるような地域もあれば、よく行っていたお店が気づけば別のテナントに変わっていたりすることもある…記憶の中では広いはずの道が、大人になって通るとやたらに狭く感じたりすることも…特に津山の皆さまには、きっとわかっていただける…はず!

「記憶と現実のギャップ」です!
まぁこれがあまりに頻繁にあるとマズいわけですが…オダギリさんは今回の映画でも「現実と虚構の境界」をテーマにされておられるようです。インターネットが普及した現代社会と重ね合わせて観てみるのも面白いかもしれませんね。撮った側が伝えたい思いと別の感じ方をしてもらうことがあったって良い、むしろその方が映画の可能性が広がっていくと言われるその姿勢は、多様性の容認や表現の自由を訴え続けてきている身としても、大いに共感できるもので…表現者として素晴らしい度量の広さだと感じました。
そして個人的にズシンときたのが、 「映画館の一つくらいほしい」 の一言。
映画館なんて行かないんじゃないかなと思われがちな(?)若い世代を含めて…とても幅広い世代の皆さまから、あったら嬉しい施設として人気ナンバーワンの印象がある映画館は、津山市議会においても先日の一般質問でも同僚議員が取り上げられるほどに、市民からの待望の声が聞こえてきます。津山には映画文化を楽しんできた歴史があるのに、いまや現存映画館はゼロであり…レンタルショップ大手も撤退するなど、映画を楽しむにも限られた選択肢しかないわけです。文化都市としての側面も持っていると謳っている津山市において、人口減少社会だから仕方ないで簡単に済ませて良いのかどうか検討余地があるからこそ、2年ほど前には市としてのアンケート調査も実施しています。
津山に映画館?かつて幾つも映画館があったのぅ…と、ご高齢の皆様は目を細めるわけですが、若い世代からの待望論も案外根強い印象がある映画館開設に向けてこの度、津山市がウェブアンケートを実施!津山市民でない皆さまも含め、どなたさまでもご回答いただけますので是非☆https://t.co/l8FQWh2DbN
— みうら⋈ひらく@岡山県津山市議会議員 (@miurahiraku) September 12, 2023
そう言えば結果どうなったんだっけ…と思ったんだが…。
少なくとも今はどこにも公開されていないっぽいですな…。

文化とは…暮らしの豊かさそのものだと思っています。
津山市議会の場では私は繰り返し、そして誰よりも「文化の維持や発展」を訴えてきたつもりです。
スターがこう言ってくださっているんだから、市も本腰を入れて考えようじゃないですか!
その昔、それこそオダギリジョーさんの発言を元にブログ記事を書いたら、元気なおっちゃんが色々と動いてくださって、面白いことになった一件を思い出しましたが…ここまで言ってくださっているのを放置するのは本当にもったいないと思います。
「岡山で暮らしたい」というオダギリさんの言葉は、単なる郷愁ではなく、都会で活躍されている方々が地方で暮らす可能性を真正面から語ってくださったものだとも感じています。 東京一極集中が当たり前になっている今だからこそ、地方に戻る選択肢をリアルに考える人が増えているのではないでしょうか。
ある意味、私自身もその一人であるわけです。

津山市、そして我々議員のなすべきことは明白でしょう。
「帰りたい」と思った人が実際に帰ってこられる環境を整えることです。
仕事の選択肢、子育てや教育の環境、医療や福祉の安心感、文化や娯楽の楽しみ、これらを全体的にある程度は整えないと(やっぱり帰るのやめとこうか…)と思われかねないでしょうが…全てが平均的なまち津山ってのも、何だかちょっと違うような気がしませんでしょうか。津山市の最大の魅力が何なのかは、人によって異なって当然ですから…あなた自身が津山市を大切に思う理由も、是非教えてください。参考にさせていただきます。
津山はもっと面白くできるはず…オダギリジョーさんのインタビュー動画を拝見して、初心(?)を思い出し…津山にはポテンシャルがあることを改めて実感したところです。
だって、世界で活躍する俳優を「岡山で暮らしたい」と思わせる街なんですよ?

ちょっと都合の良い解釈のような気もしますが…あとは我々がその期待に応えていくだけです。津山をもっと面白く、居心地の良い街にしていくために、共に頑張っていきましょう!
レンタルショップ出来たら絶対行くぞ!
本日はこんなところで。 それでは、また明日!