未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
議員という立場に身を置かせていただいていると、実に様々な声が届きます。もちろん有難いご意見や応援の声もありますが、時には「有る事無い事」を言われることも少なくありません。市議会議員のレベルで芸能人や国会議員、首長のような”有名人”だなんて勘違いする気は毛頭ありませんが…それでも選挙で皆さまに名前を書いていただいて議場に立っている以上、一定の注目を浴びるのは当然だとは思っています。
市内ほぼ全世帯に配布される津山市議会だより「みんちゃい」にも顔と名前が載っていますし、SNSや当ブログで日々発信もしています。そう考えると、津山である程度知られていなければ逆にマズいとは言えるかもしれません。
“有名税”としての噂話
人が人を語る時、事実に基づいた話題ばかりではありません。
最もわかりやすい例は芸能人などのゴシップネタでしょうが…そうした話だけでなく、地方議員であっても、そして皆さまにおいても同じです。例えば職場で、あるいは小学校や中学校の頃を思い出しても、ありませんでしたか?こうした“噂”にのぼることは、ある意味「有名税」と呼べるでしょう。皆が興味や関心を持っているからこそ、起こり得る現象です。
例えば、先の参院選でも色々とありましたが…国会議員の方々などが誹謗中傷や事実誤認の情報に悩まされるケースはニュース等でもよく取り上げられます。
SNSなどで拡散することによって、有る事無い事が一気に広まる時代。
地方議員の立場であっても、実際にはやっていないことや言ってもいないことが、まるで事実のように語られてしまう場面は珍しくないのだと感じることが、今まで何度もありました。
ただ、公職に就かせていただいている者としては、自分のいないところで話題にしていただけるのは、どんな内容であっても有難い側面もあります。「悪名は無名に勝る」「悪口は無関心よりマシ」などともよく言われることです。実際、まったく関心を持たれないのが、私たちの立場では最も悲しいことかもしれません。
「有る事」と「無い事」の境界線
“有る事”はもちろん、読んで字のごとく実際に存在すること。政策への賛否や、活動に対する評価・批評は自由ですし、むしろ賛否両論あるからこそ議論が活性化し、議論が建設的なものであれば結果として内容が磨かれ、良い結果に繋がり得ると思っています。私はあえて賛否を呼ぶような攻めた手法をとることもあります。それはその方が効率が良いと思えるようなケースもありますし、政策実現のために必要だと考えるからに他なりません。
問題は“無い事”、存在しない出来事を作り上げ、事実のように広める行為。
本当は存在しないストーリーを”創作”して、さも見てきたか聞いてきたことであるかように流布されることは、これはやはり気持ちの良いものではありません。たとえば「◯◯は特定の業者と癒着しているらしい」「××の会合に出入りしていた」といった話が、事実確認もないまま広がってしまうと…本人にとっても市民にとっても不幸なことです。虚偽情報の拡散は名誉毀損にもなり得る、悪質な行為であることを忘れてはなりません。
誤解を防ぐには
こうした状況に対応するためにも、私はできる限り「情報公開」と「直接の対話」に努めています。当ブログやSNSでの発信もその一環ですし、声を聞く機会の確保や皆さまの元に直接出向くことも、誤解や虚偽を減らすための試みだと言えるかもしれません。
ただ、それさえも適当な作り話にされることがありますけどね!
一回も会ったことがない方に…会いにきて挨拶をして帰ったなどと言われるようなことが今までにもありました。
政治に携わる人間には透明性と説明責任が求められます。
事実に基づいた批判であれば大歓迎で、むしろ自らの改善の糧にできます。しかし、根拠のない噂や無責任なデマに対しては、毅然とした態度で「それは事実ではありません」と伝えることが、市民に対する責務だと思っています。
今日、こんな話を書いたのは…短い期間に、来るべき津山市長選挙(来年2月26日任期満了)に関して明らかなデマが届いたから。
私の知る限り、現職の谷口圭三市長を含め、まだ誰も出馬予定とも言っていないと思いますが…そんな何もまだ正式には表に出てきていないような状況であるにもかかわらず、複数の、しかも内容が大きく異なる「こんな話を聞いたんだけど、これは本当か?」という声が届いたからです。いずれも笑ってしまうような内容でしたが、そのうちの一つは某首長(津山市長じゃないぜ!)から直接言われたもので、さすがに辟易としてしまったというところなのです。
最後に
政治関係に限らず、情報社会の中で世界に溢れる情報には嘘が溢れています。
また実際のところ、事実は一つであっても、その人の置かれた立場によって良い悪いの判断が分かれることがあるのは当然です。論じているのはそうした良い悪いの話ではないのです。
私がこうして日々発信している一つの理由は、「有る事」と「無い事」を整理し、正しい情報を共有するためでもあります。噂に振り回されるのではなく、事実を基に対話できる環境を整えていかねば社会がより良くなることはないことを、全世界が影響を受けたコロナ禍を経て、私たちは身をもって体験してきたはずです。歴史から学ばねばならないはず…その思いは今後も変わりません。
議員としての“有名税”は覚悟の上。
皆さまからのご意見やご批判はしっかり受け止めながら、誤解なきように発信に努め…活動を続けていきます。
本日はこんなところで。それでは、また明日!