人生を旅する父親が息子の太陽に心のコートを剥ぎ取られた話。議会より圧倒的に開かれている幼稚園の物語。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

このところ、確かに小難しい話を連発していた印象が自分自身の中でもありますので…っってわけで(?)今日は久しぶりのプライベート回です。アイキャッチ画像の通り…息子の幼稚園の「クリスマスお祝い会」を観てきました。

結論、超良かった。

はい、感想は一言で言えばそれに尽きます。

久しぶりに親バカっぷり全開エントリーでお届けしようかなと思いますので、ご容赦ください。むしろ一緒に沼に落ちていただければと思います。ハッキリ言って、最近の息子の可愛さに触れていただければ…誰もが”沼っちゃう”だろうなという自信があります。ちなみに”沼る”というのは、沼にハマるように抜け出せなくなるくらい、どっぷりと夢中になってしまうという意味で用いられる、最近の言葉ですな。

超可愛いってこと。

写真と動画を出せないもどかしさ

本当はね、写真とか動画とか、ドーンと貼って「見て!見て!可愛いでしょ!」ってやりたくなっちゃうんですよ。世の親という親が、年末に…とか別に関係ないか…特に小さな子がいると発症してしまいがちな“我が子推し活モード”とも言える症状ですな。

でも今回は、園から「個人情報保護等の観点からSNS等での公開は控えてください」という案内もありましたので、もちろん遵守。別に”みうらひらくブログ対策”ではないと思いますが…曲がりなりにも公職に就かせていただいている立場ですので、胸を張れないような真似はできませんからね!

ただ…この時代、こうした危機管理能力は本当に大事だとは思います。子どもたちの“今”は、本人が大人になってからの“人生”にも繋がるわけですし…今日の現場でも楽しませていただきつつ、様々な意味で、それぞれの保護者の姿勢と言うか、考え方の違いも鮮明に現れるなと感じていた次第です。

共有できないことは残念ではありますが、逆に言えば、”限られた人だけが味わえる、尊い時間”ってことでもありました。それでも今どきらしく…YouTubeでのリアルタイム配信などにも取り組まれており、常時数十人が接続して視聴されているようでした。

津山市議会より、よっぽど開かれていますし…強いニーズもあるわけで。

プライベートネタと言いつつも…ついつい昨日の記事で触れた、津山市議会の姿勢を引き合いに出してしまいますが…今日のクリスマスお祝い会は、ママパパをはじめ、祖父祖母親戚などの関係者が皆さま…「直接は行けなくても子供の晴れ舞台を観たい!」という強い思いを持っておられるわけで、そうした気持ちに対して、園側もできる限り応える姿勢を打ち出しているわけです。

まずは傍聴に来いなんて言わないわけですよ!

それに例えば、現在はインフルエンザなども流行していますから、欠席している子どもたちも各クラスにいるようでした。そうした参加したくても直接参加が叶わない子たちへの情報保障としても機能し得るオンラインでのこうした選択肢は、公共に近ければ近いほど、当然に用意すべきものだと感じるのは私だけでしょうか?

まぁ良いや…今日のところはこの話は置いておこうか…。

息子が嬉しそうだった…それだけで100点満点!

今日最も嬉しかったことは、妻と私だけじゃなく、周りの皆さんからもたくさん声を掛けていただいて、息子自身が本当に嬉しそうにしていたことです。

あの笑顔を見たら、もうね、親の心なんて簡単に溶けるわけです。北風なんか吹かなくても、常にお寒い私の心に何重にも羽織っているコートは勝手に脱げていくわけます。

あ、息子のクラスは皆さまご存知の”北風と太陽”をモチーフに、演じたり踊ったり歌ったりしました。

最高の笑顔の前には財布の紐もどうしても緩くなってしまうわけで…ご褒美の大好きな恐竜のおもちゃを握りしめて、満足そうに眠っている横で、私はブログ記事を書いています。

これは今年の4月に撮影した写真を元にした画像ですが、成長著しいです…愛らしさはさらにパワーアップ!

家の中には別の大きな恐竜がいるような気配も感じていますが…その話にも、それこそ危機管理の観点からも触れない方が良さそうです…。

演目の”北風と太陽”…これがまた最高に沁みたぜよって話

ビュンビュン吹き荒れる北風になりきって元気いっぱいに体を動かす子たち、あったか〜い太陽みたいにポカポカと優しく笑顔を振りまく子たち、そして旅人として、北風と太陽それぞれの“良さ”を受け止めて場と物語をつくっていく子たちの姿を目を逸らすことなく(同時にスマホで動画撮りつつ)観ながら思ったんですよね。

これはただの劇じゃない…”社会の縮図”そのものだな、と。

それぞれの役割を全力で楽しみながら、全身で表現している子どもたちが作り上げる舞台全体から伝わってきたのは、”勝負に勝とうが負けようが、一番でなかろうが、みんな違ってみんないいんだ!”という、空気感です。

幼稚園児が全力で体現してくる”多様性”の説得力は、あまりにも強過ぎる。

どれだけ会議しようとも、議論を重ねようとも…練習しても訓練を積んでも絶対に出せない透明感があるんですよね。

毎度ながらウルッとしてました。

全クラス、全員がMVPですマジで。どのクラスも本当に素晴らしかった。中には、先生方もウルッときてるのでは…?と感じられる場面もあったりしました。先生方は日々の積み重ねを知っている分、保護者とは別の視点でみまもてくださっているはずで、刺さるものもまた違うはずです。

一人の観客、保護者としては、ただただ全方位に感謝を覚えざるを得ない一日でした。

ここに至るまでの”先生方の労力”は、間違いなく想像以上

子どもたちが頑張ってくれた賜物であることは間違いないですし、私も本人がもう良いわって思うくらいに誉めたつもりです、まだ誉め足りませんが…。

ただそれと同じくらい…いや、それきっとそれ以上に、先生方や関係者の皆さまの労力は計り知れないものですよね。

一人だけでも大変なことも多い、可愛いチビっ子モンスターたちを…十数人まとめて相手をして、
練習して、衣装を整えて、導線をつくって、気持ちを整えて、事故なく当日を終えるわけです。

超絶に凄いこと。

改めて書いて思ったけど、大人のイベント運営でも難しいことを、日常業務の合間にやってくださっているわけですから。

言うまでもなく、子どもは機械じゃありません。

その日の気分も、体調も、テンションも、全部違うわけです。

それでも一人ひとりの良さを引き出して、みんなで一つの舞台に仕上げる…ってコレ、信じられないくらいの“高度技能”です。職人芸ですよね本当…感謝しかありません。

子どもの成長を実感する瞬間は、突然やってくる

観ていて思ったのは、子どもの成長が毎日ちょっとずつの積み重ねであることは頭で理解していますが…実際には、突然「え?こんなことまで出来るようになってるの?」って形で現れるということ。寝返りの応援をしていた頃が懐かしいです。

昨日まで「おいおい大丈夫か」と思ってたのに…本番ではちゃんと立って、歩いて、歌って、踊って、友だちと一緒に一つの演目を演じきる中で、何なら客席の私たちを見つけて手を振る余裕まであるわけです。

泣くでしょこんなの。

だから今日は、ただ「ありがとう」の一日でした。

先生方をはじめ、関係各位、本当に有難うございました!

そして子どもたち…最高のステージをありがとう。

日はまた昇り繰り返していくわけですが、私たちはときに、それすら忘れてしまうほどの艱難辛苦と向き合い、踏ん張りが必要な場面に遭遇します。人生良いことばかりではなく、息子は決して娘の代わりではありませんが…まさに太陽のようだった娘が突然にいなくなり、文字通り真っ暗になってしまった我が家に来てくれた息子が演じた太陽は、本当に最高に眩しかったです。

本日はこんなところで。それでは、また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。