未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日は二つの常任委員会…総務文教委員会と厚生委員会において、この3月議会で審査すべき議案等(メインは、骨格とは言え予算審議!)について議論が交わされました。明日は産業委員会と建設水道委員会が開かれる予定。四つの常任委員会のいずれかに必ず、津山市が所管するあらゆる事業が含まれているということになっています。それぞれの委員会の所管事項等は以下の通り(令和8年2月24日現在)。
・定数:7人
・委員長:広谷 桂子
・副委員長:河村 美典
・委員
市 真奈美
岡田 康弘
末永 弘之
津本 辰己
三浦 ひらく
・所管事務:企画財政部、総務部、税務部、地域振興部、出納室、教育委員会、選挙管理委員会、公平委員会及び監査委員の所管に属する事項、他の常任委員会の所管に属さない事項
厚生委員会
・定数:6人
・委員長:髙橋 寿治
・副委員長:ほかぞの 千晶
・委員
秋久 憲司
金田 稔久
白石 まこと
寺坂 典子
・所管事務:環境福祉部、こども保健部の所管に属する事項
・定数:6人
・委員長:森岡 和雄
・副委員長:政岡 大介
・委員
上山 はるうみ
原 行則
松本 義隆
丸尾 勝
・所管事務:産業経済部、観光文化部、農林部及び農業委員会の所管に属する事項
・定数:6人
・委員長:勝浦 正樹
・副委員長:田口 浩二
・委員
河本 英敏
近藤 吉一郎
中島 完一
吉田 耕造
・所管事務:都市建設部及び水道局の所管に属する事項
私が所属している総務文教委員会は名前の通り、総務も文教もまとめて扱う委員会ですので…所管事務がとても幅広く、今回は政策判断を必要とする新規施策や補助金等については、原則として当初予算への計上を見送り、6月補正予算での対応とするという骨格編成となっている予算案の審査にもかかわらず、予算以外にも条例改正、報告事項、計画の説明など諸々ありまして、なかなかのボリューム感でした。
委員会審査の現場って、本会議での質問戦のやり取りに比べると「難しそう」「ややこしそう」と思われがちな気もしますが…実は中身は案外シンプルです。議論をより深化させるべき場ではありますが、傍聴も可能ですし、会議録もやっと公開されるようになりましたし、もっと市民の皆さまに興味関心を持っていただきたいと願っている場でもあります。
そのお金、本当に必要?
その制度、ちゃんと機能する?
市民の皆さまに伝わる形になってる?
超簡単に言えば…そんな視点で事業内容などを見ているだけの話です。今日も幾つか具体的に確認させていただいたこともありますので、ザックリまとめておきます。
総務も文教も、結局は「ちゃんと伝わるか」がまず肝要
今回の委員会を通して改めて思ったのは、総務も文教も、テーマは違って見えても、突き詰めれば同じだということです。他の常任委員会においても同じことだと思っています。
何かを始める→予算をつける→制度を動かす。ここまでも大事であることは当然ですが、でも、本当に大切なのはその先だということです。
ちゃんと現場で生きるのか?
必要な人に届くのか?
市民の皆さまにもわかる仕組みになっているか?
今日は、そんなところを中心に見ていきました。
公平委員会のあり方、この形のままで良いのだろうか
まず総務分野で確認させていただいたのは、公平委員会のあり方です。詳しくはリンク先の津山市公式サイトなどでご確認いただければと思いますが、法の上でも必要なものですし、大切な役割を担う機関だと思っています。ただ、実際にはほとんどニーズがあると判断できない、機能していないと言って良いであろうような状況がある中、そして今の津山市の厳しい財政状況を考えた際に、「必要だから即この形で続行!」で良いのかどうかは、やっぱり考えるべきでしょう。
近隣にも県の人事委員会などに役割を委ねている自治体もあります。
津山市にとって、今の形が本当にベストなのか…他にもっと合理的なやり方はないのか。つい「今までそうしてきたから」で流れがちなんですけど…こういう視点って、これからの時代に必須だと考えています。見直せるものは見直す、その視点は持っておきたいところです。
せっかく作っているなら、財務4表はもっと早く見せて
今までにも何年にもわたり、何回も質問内でも取り上げてきていることですが…財務4表についても、改めて触れました。超ザックリ言うと…財務4表とは、自治体の財政状況を4つの書類で整理したものです。単なる収支だけでなく、資産、負債、行政サービスのコスト、現金の流れまで含めて見える化できるのが特徴です。以下に本日示された概要版をシェアしておきます。
これは”民間企業の決算書類の自治体版のようなもの”と言えるかなと思います。市の経営状態をより立体的に把握するための資料です。超が付くレベルで不親切な気がする自治体の決算書だけでは見えにくい市のお金の流れ、資産や負債の状況などの概要を把握する上で、財務4表はかなりわかりやすいと言えるでしょう。自治体がどんな資産を持っていて、どれくらい負担を抱えていて、どう動いているのかを見る材料になるからです。
だからこそ、せっかく作っているのなら…もっと早く見せてほしいというリクエストを改めてさせていただきました。もちろん、一般会計だけじゃなく特別会計や関係団体まで含めて整理するのは大変だという事情は理解しています。ただ、もっと早く公開している自治体はそれこそ、枚挙にいとまがないレベルではないかとも思うところですし…議会としてもしっかり検証して議論に役立てていくためにも、やっぱりオマケ同然にこんな段階で軽く示すのではなく…できる限り早めに出していただけると有難いわけです。せっかく作っていただいた資料を寝かせておくのはシンプルにもったいないですからね。担当課の事情、この時期に公開している理由なども含めて伺いましたが、改善を期待しています。
財産区会計も、ちゃんと詳しく説明してほしい
財産区会計では、”撫育費”について確認しました。字面だけ見ると「何それ?」ってなる方も多いと思いますが…これもザックリ表現すれば、森林や周辺環境をちゃんと維持していくための経費です。木を切ったら終わりではなく、その後の草刈りや新たな植樹による環境維持、看板の管理なんかも含めて、手を入れていく必要があるわけです。
で…今回気になったのは、前年度比で増えていたこと。
もちろん必要な支出なら問題ありません。でも厳しい財政状況下で必要だと言われるのであれば、何に使うのかをちゃんと説明してほしいのです。とゆーか、納得できるように説明する必要があると思います。
税金の使い道ですからね!
財産区会計って、市民の皆さまからするとかなり見えにくい分野です。むしろそれゆえに「何となく増えてる」ように見えてしまうことは良くないように思います。
見えにくい予算ほど、丁寧な説明が必要です。
紙を貼るだけでは、なかなか伝わらない時代
条例改正の案件では、行政手続に関する公示の方法について確認しました。
市役所入り口付近にある掲示場、いったいどれだけの方がチェックしたことがあるでしょうか?
これまでの掲示場への掲示に加えて、インターネットでも公表していくという方向の条例改正です。これは、率直に言ってとても良い方向だと思っています。庁舎の掲示板に紙を貼る。もちろんこれも無駄だと言うつもりはありませんが……正直、これでどれだけの人に届いているのかという話です。「出しました」「貼りました」で終わるのではなく、ちゃんと伝わるかどうかを重視していかないと、開かれた市政にはならないのです。
紙をなくせと言いたいわけではないけれど…紙だけで済む時代でもない。そういう意味で、時代に合った見直しだと感じました。
計画は作って終わりじゃない、生涯学習も連携が大事
この度、新たに発表された第5次津山市生涯学習推進計画については、教育委員会や学校現場との連携について確認させていただいた上で意見も述べさせていただきました。計画の類って、立派な冊子を作って終わり…になりがちなんですが、もちろんそれでは意味がないどころか税金の無駄です。
現場で生きてこそ意味があります。
学校現場の声はどう反映されているのか?
図書館との連携はどうか?
学校図書館との繋がりはどうか?
社会教育と学校教育がちゃんと接続される仕組みなのか?
…例えば、こういうところが大事だと思っています。
市長部局、教育委員会、学校現場、それぞれが別々に頑張るのではなく…関係部局と現場の思い、子どもたちの願いがちゃんと噛み合ってこそ、計画は生きたものになるのではないでしょうか。
ペーパーレス、ちょっとずつじゃなく本気で進めたい
ペーパーレス化についても少し意見を述べました。気づかれた市民の方はほぼ皆無だと思いますが…この3月議会から市長をはじめとした執行部側の皆さまも、ついにタブレット端末を議場に持ち込むことができるようになっているのです。本日の委員会審査の現場でもタブレット端末を活用している方も見受けられましたし、少しずつ動きはあります。ただ、他の自治体を見ていると、「やる時はやる!」という意気込みで本当に一気に進めているまちもあります。まだまだ紙ベースで動いているなと感じました。
もちろん議会側の努力も必要です。
何しろ議会がタブレット端末を導入してから、もう5年。
執行部も含めて「いつまでに、どんな姿を目指すのか」というイメージを共有して進めていかないと、いつまでも”ちょっとずつ”のままです。
紙を減らすこと自体が目的ではないと思っています。しかしながらめっきり聞かなくなったDXという観点…事務の効率化、情報共有のスピードアップ、コスト削減といった複数の面でもたらされると期待されるポジティブな効果を考えれば、これは避けて通れない話でしょう。総務部長からも前向きな答弁がいただけたことは良かったと思っています。
学校の安全確保を考えると、防犯カメラの充実が4校だけで終わっていいわけがない
ここからは文教分野、教育委員会とのやり取りについて…今回は総務パートに比べるとかなりボリュームは少なめでした。
まず確認したのは、学校の安全対策です。補正予算の中で、中学校4校(津山東中学校、北陵中学校、津山西中学校、久米中学校)への防犯カメラ設置工事が計上されていました。
残念で情けないことでもありますが、学校への不審者乱入事件は日本中で繰り返されています。ご存じのように、子どもたちの命が奪われるような取り返しがつかない理不尽な悲劇も起こっているのが現実です。学校での安全確保の充実は誰よりも強く本会議においても訴えてきたつもりですし、防犯カメラ充実については昨年6月にも充実を訴えたばかりですので、必要かつ歓迎すべき取り組みだと思っています。今の社会状況を考えてみても、学校現場の安心安全を高める方向に異論があるはずもありません。
ただ、だからこそ確認したかったのです。
どういう形で付けるのか?
どう運用するのか?
そして、なぜ今回4校のみなのか?
答弁では、映像を職員室などで確認できるようにする考えが示されました。方向性としては理解できますし、現実的な対応だと思います。でも、大事なのはこの先です…4校やりました、ハイ終わりでは困るわけです。学校の安全確保は、特定の学校だけの課題ではありません。
どの学校にも起こり得るリスクにどう備えるのか?
他校の要望はどうなのか?
今後どこまで広げるのか?
やってる感だけで終わらせず、市全体で底上げしていく視点が必要です。
学びの多様化学校、始まるだけで満足してはいけない
もう一つ確認したのが、これまでにも大きな論点になってきている学びの多様化学校についてです。
4月からの入級予定者は14名とのことでした。これまで「各学年10名程度」という想定も聞いていました。具体的な人数が見えてくる段階まで話が進んできていることも含め、関係各位が頑張ってきてくださっていることに敬意を覚えているところです。また、総務文教委員会のメンバーを中心に、市議会議員に前もって現地視察の機会も設けてくださっているとのことで、その点も非常に有難く感じているところです。
ただし、これまた、始まること自体がゴールではありません。
実際には、体験入級を経てなお悩んでいるご家庭もあるとのことでした。それは当然の話だと思います。新しい場に踏み出すのは、本人にとっても保護者にとっても非常に大きな決断ですからね。だからこそ、「順調ですね」で済ませてはいけないと思うわけです。本当に必要としている子どもや家庭に、ちゃんと届く仕組みになっているのかを見ていく必要があります。
私からは、市外からの希望やリクエストへの対応についても確認しました。
答弁内容はまず今の枠組みの中で進め、その成果や課題を見ながら考えていくという趣旨でした。慎重な姿勢として理解はできる一方で、こうした学びの場を必要としている子どもたちは、津山市内だけに限られるわけではないことにも留意が必要だと思っています。
一気に広げればいいという単純な話ではありませんが、必要とされる場であるなら、より柔軟に、より多くの子どもたちに届く可能性は探っていくべきでしょう。
子どもたちのための仕組みになっているのか
不登校や長期欠席という言葉で一括りにされがちですが、実際の子どもたちの状況は本当にそれぞれ全く異なることを、当事者支援に当たり続けている身として、私は知っています。
今の学校の枠組みの中では、しんどさを抱えてしまう子。
教室の中、皆の前では力を発揮しにくい子。
それでも学ぶ意欲そのものを失っているわけではない子どもたち。
こうした子たちに対して、自治体としてどう学びを保障していくのか?
これは極めて重要なテーマだと思っています。
何度も書きますが…あらゆる取り組みに言えることとして、始めればそれでOKという話ではないのです。
本当に狙い通りに機能するのか?
必要とされている人に届いているのか?
その取り組みは未来に繋がるものなのか?
難しい話のようで、結局シンプルな視点で見ているのです。
必要なら、必要だとわかるように示す。
見直せるものは、前例にとらわれず見直す。
そして市民の皆さまに、できるだけわかりやすく伝える。
行政にも議会にも求められるのは、そういうことだと思っています。
数字だけではなく、中身と意味を問いながら、必要なチェックと提言を続けていきます!
今日は全ての審査が終わった後、控室にいたところ…お偉い方が覗いてくださって、何と言うことはない話だけど雑談できたことが嬉しかったです。本音で向き合える時間って大切だと思います。
結局、人と人ですからね!
本日はこんなところで。それでは、また明日!




