未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日8月15日は「終戦の日」ですね…戦没者の皆さまに、あらためて哀悼の思いを捧げます。そしてかけがえのない命を含めた先人のあらゆる積み重ねの上に成り立っている、私たち自身の生活…そして日本という国が享受してきた平和と繁栄の意味を、今一度噛みしめたいと思います。
8月6日、8月9日と、被曝から80年の節目でもありました。私自身も当ブログでも平和への思いを綴ってきていますし…昭和100年にも当たる今年は、様々なシーンで政治に携わる方々の平和に関するメッセージなどを見聞きする機会があります。本日だけでも、多くの政治家のSNSなどでの発信に触れたところです。まずは最初に、その中で最も印象深かった、リスペクトする政治家の一人である福岡県古賀市の市長、田辺一城さんのメッセージを紹介させていただきます。
動画をご覧になれる環境にない方は、田辺市長のブログ記事で全文をお読みいただくことができます。
古賀市長も言われているように、政治の究極の目標は世界平和だと自分も考えていますし、当ブログでもずっと主張してきています。戦争はこれ以上ない究極の人権侵害であり、被爆国である日本に生きる私たちが、核兵器の非人道性を忘れたり軽んじたりすることがあってはならないという点についても完全に同意です。表現の自由を守る活動に力を入れている私ですから…主義主張はもちろん自由だとは思っていますが、核兵器の使用を示唆する政治家が国内においても注目を集める昨今の社会情勢は、私も好ましいものだとは考えていないのが正直なところです。
1978年生まれの私はもちろん、戦争を直接は知らない世代ですが、私の世代には祖父母世代に戦争体験を尋ねてみようなどという、現在であれば物議を醸しかねないような宿題が当たり前にあったことを強烈に記憶しています。電話越しの祖父母や曽祖母の声を通じて学んだ「戦争が日常から何を奪うか」についての悲惨なエピソードは、40年近く経った今でも忘れられるものではありません。
もはや戦争を知る方々も少なくなってきたわけで…今を生きる私たちはやがて、戦争を知る世代から直接話を聞くことで、戦争を追体験してきた「最後の世代」になるわけです。戦争体験者が急速に、確実に少なくなっていく今、平和の尊さをどう伝えるのかは、私たち現役世代の責任だという点にも大いに賛同します。

分断や排除を煽るような政治は好ましいとは思えません。
むしろ政治が本当に進めるべき方向性は、地味で目立たないかもしれなくても…「やさしさを実現するための仕組みづくり」であることを、日々の活動の中で痛感しています。日常を守り育てることこそが、戦争を遠ざけ平和を築く道であるはずです。
とは言え…「世界平和」と言うとテーマが壮大すぎて、正直ピンとこない人もいるのではないでしょうか。しかし津山というローカルな地域であっても、平和に直結する取り組みはいくらでも出来るんです。例えば…学校での平和学習や多様性を尊重する教育などは言うに及ばず、災害時に市民を守るインフラ整備や、子どもや高齢者が孤立しない地域福祉の仕組みの実現など…一見すると「平和」とは関係ないように見えるかもしれないような施策の推進そのものが、実は平和の実現や維持に役立っているんです。
だって考えてもみてください。日常の安心が奪われることで社会は不安定になり対立を生み…戦争へと近づいてしまうわけですから。
つまり、ローカルの安心を積み上げることこそが、グローバルな平和の礎となるのです。

津山からできること…個人で取り組めることは小さく思えるかもしれません。ただやっぱり…その積み重ねだけが結局、確かな世界平和に繋がるのだと信じています。
選挙にも似ていますね…自分自身の一票では何も変わらないと思われるかもしれませんが、実はそうではない。一票は確かに一票に過ぎないが、一票の積み重ねだけが結果を変えられるのです。
小さなチカラの積み重ねだけが、大きなチカラを生み出せるのです。
勇ましさではなく、やさしさを。派手な言葉より、地道な仕組みを。
議員として、政治家として、そして一人の人間として…究極の目標は、やはり「世界平和」であることを再認識した日でした。
夜は市長になろうとしている男とのデートでした。

本日はこんなところで。それでは、また明日!