未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
議会が開会し、いよいよ質問戦の準備が本格化している印象です。また概要を当ブログでまとめてお伝えしようと思っていますが、登壇して行う当初質問の原稿案は当局側にすでに提出しています。
今日も朝は7時から夜は23時過ぎまで…かなり詰め込まれたスケジュールで、色々な方とお話をさせていただく日々が続いています。昨日もちょうどそんなタイムスケジュールでしたが、今日は昨日以上に多くの方の声を直接聞かせていただく一日になりました。良い話もあれば悪い話もあったし、残念だけど少し楽しみになるような受け止めが難しい話もありました。
心が軽くなる瞬間もあれば、重くなる瞬間もある。
でも、そういう揺れ幅があるからこそ「政治は人間がやっているものなんだ」とも改めて感じます。
誠実さは伝わる
青臭いことを言うようですが…人と向き合うときに一番大切なのは、結局のところは「誠実さ」だと信じているのです。例えば議会質問の件で話をする際、職員の皆さまと議員の間には見えない壁のようなものが存在するのは、ある意味で仕方がないことかもしれません。ただ、立場や肩書きなどの様々な属性を超えて、人と人としてどう接するかは、やはりとても大切なことだと考えています。
最初は「何を言ってるんだろう?」と感じるようなやり取りになることもありますが、最後まで向き合ってみると「なるほど、そういう思いだったのか」と理解できることは少なくありませんし…恐らくは同じように感じていただけていることもあったはずです。
実は今日もそんな場面がありました。
何度も我慢強く突き詰めて話し合ってくださったことで、最初は平行線に見えていた議論が良い感じに収束していったというケースがありました。最終的にはお互いに笑顔で終われた(?)はず。これはやっぱり誠実に真摯に向き合ってくださったからこそだと感じています。
議会質問は「目的」じゃなく「手段」
議会の質問戦というのは、市政の課題を浮き彫りにし、改善を促す大切な機会です。つまり当然ながら「質問をすること自体」はゴールではないわけです。今日も調整の中で、質問するまでもなく改善を確約していただけたことがありました。そうなれば、わざわざ議場で質問する必要はなくなります。
これはむしろ大変に歓迎すべきこと。
質問はあくまで「津山市をより良くするための手段」だからです。質問などしなくても、変えるべき現状の改善が生まれるなら、その方が良いに決まっています。限られた時間の有効活用にも繋がりますしね!議会での発言は議員の大切な責任を果たす場ではありますが、あくまでも現在の状況をより良くするための手段、過程の一つに過ぎないのです。
独りよがりにならないために
ただ…今日、こんなことを言われました。
「三浦議員って、自分が一番正しいと思っていますよね?」
グサっと刺さりました。
確かに、自分の中で「これは譲れない」と思っている部分はあります。ただし、議員としての判断が独りよがりで独善的になってしまったら本末転倒。私たちは100パーセントの個人として議場に立っているわけではなく、あくまでも市民の代表者の一人として議員を務めさせていただいているだけの話であることを忘れてはならないと、常々思っているからです。議員が「自分の正しさ」を証明するために質問するようになったら、それは市民のためではなく、自分のためになってしまいますからね。
もちろん、考えを曲げてはいけない時もあります。信念を持って「ここは絶対に必要だ」と伝え、貫き通すべき場面もある。でも同時に「この質問は何のために、誰のためにやろうとしているのか」と自分自身に問い直す姿勢を失ってはいけないと思っているのです。今日頂戴した一言は、そのことを再確認させてくれる大切な指摘でした。こうして言ってくださる相手がいるうちが花ですから!
何を目指して、誰のために
津山市をより良くするためにと大上段に構えても、できることには限りがあるのは確かです。それでも、その中で全力を尽くすしかないわけです。質問も、提言も、全ては「市民の皆さまの暮らしを少しでも良くするための手段」であるべきで…自己満足のためや、自己アピールの場として議会質問を使うようになっては議員は終わりだと思っています。
そして同じように、言うべきを言わないのもまた、職責放棄にならないでしょうか?
今日一日のやり取りを通じて、改めて強く思いました。
政治は信頼があってこそ成り立ちます。
市民の皆さまも同じではありますが…特に職員の皆さまに対しては、誠実に、真摯に向き合って…時にはぶつかり合いながらも、最後には「津山のためになったよね」と言い合えるような関係を築いていきたいものです。質問戦を前にした今こそ、こうした姿勢を忘れず取り組んでいきます。
議場での質問戦は来週が本番です!
準備はまだ続きますが、目的を見失わずに挑んでいきます。
本日はこんなところで。それでは、また明日!