政岡あきひろ議員に感謝を込めて綴る。津山市議会の先輩を失った悲しみと、受け継ぐべき議会改革への思い。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

津山市議会の同僚議員の一人、政岡あきひろ議員が亡くなられました。

すでに新聞等でも報じられていますが、亡くなられたのは14日。ご病気で、5月の臨時会以降は議会にも出て来られていませんでしたし、全議員に向けての発信に用いているLINE WORKSというアプリで、このところ既読がつかないことから、病状が思わしくないことは察していたのですが…亡くなられた日、連絡をいただいた際には、やっぱり信じたくはなかったです。

あきひろ議員は総務文教委員会の委員だったため、実は昨日の記事で書いた委員会の委員会審査の際に、座られるはずだったはずの席には花が生けてありました。冒頭には、委員会の全参加者で黙祷を行っています。

本日は通夜があり、参列させていただきました。もちろん市議会の同僚議員や市の職員の皆さまとも何人も会いましたし…荒天だったにもかかわらず、本当に多くの方々が集まっておられました。同級生の皆さまが中心となってサポートしてくださったと、喪主である息子さんがご挨拶の中でも触れられており…議会人としても人を大切にされていた、あきひろ議員の人柄が偲ばれました。まちづくりはひとづくり…常々そう言われていた姿を思い出しています。

あきひろ議員には、色々と気に掛けていただきました。

津山市議会議員にならせていただいて一番最初に「三浦くん、ちょっとええか?」と声を掛けていただいて、何回も、何時間も二人で話をした最初の相手が、政岡あきひろ議員でした。議会での議員としての心構えやあるべき姿など、ご指導くださいました。そして聞いたそばから反論したり、否定したりすることもある、お子さんに近いほど年齢差もあるクソ生意気な私のような者のことも、尊重してくださっていたと思います。

時には喧嘩めいた議論を交わしたり、理解していただけなかったり、反対に理解できないようなことも多々ありましたし、正直なところ賛同できない部分が少なくないからこそ、会派をご一緒させていただくことにはならなかったわけですが…それでも、最初の2年間は無会派でほぼ一人で活動していた私を、会派視察に混ぜてくださったり…色々とお気づかいくださいました。

議会をより良くしていこう、津山市のために役立つ場所にしていかねばならないという方向性は、広い意味で共有できている気がしていました。あきひろ議員が議会運営委員会の委員長を務められていた令和5年5月〜令和7年5月までの間、同副委員長を務めさせていただいた2年間は、私にとっては貴重な経験になっているとも感じています。

責任感の強い方で、正義感も、頑固過ぎるほどに揺るぎない矜持もお持ちの先輩でした。

だからこそ残念ですし、任期途中でこうなってしまったことは、ご本人が一番悔しいだろうと思います。あきひろ議員の代わりを務められるとは全く思っていませんし、遺志を継ぐだのと言えるような立場でもありません。無論そんなつもりではないわけですが…あきひろ議員が議会運営委員会委員長を務められていた際に設置することができなかった予算決算の特別委員会だけは、絶対に設置したいと考えています。勝手にそれを約束するつもりで、長い間の闘病、本当にお疲れ様でしたと本日はお伝えしました。

津山市議会では明日、急遽ですが本会議を開きます。あきひろ議員への弔意を議会として示すことが、本日の議会運営委員会で決定しました。私個人はその後、葬儀の場にも赴かせていただくつもりです。今日、明日にも色々と予定を組んでいましたが、本件を最優先事項とさせていただきます。明日は委員会審査予備日だったため、それを当てに予定を組ませていただいていた関係各位にはご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが、ご何卒ご理解ください。

何歳の誰であれ、身近な誰かがこの世界からいなくなるのはつらく、苦しいことです。

津山市議会においても、現職議員が亡くなることは今までにもありました。大事な誰かが元気でいてくれることは当たり前ではないこと…自分自身を含めて、いつ誰に何が起こるかわからないことを、改めて、この世界に残された私たちは胸に刻んで、毎日を大切に生きていかねばなりません。この世界から先にいなくなってしまった大切な誰かのためにも、胸を張って生きているよと言えるような、そんな毎日を送らねばならないなと強く思っています。

議運の正副委員長を一緒にさせていただいていた際の2ショット写真もあるのですが…闘病中の写真を使うことはご本人が好まれない気がします。アイキャッチ画像はお元気だった頃…会派未来の視察に別会派の田口、無会派の三浦を混ぜてくださった際(2019年の10月)の一枚で、左から4番目が、政岡あきひろ議員です。

あきひろさん、大変お世話になり…本当に有難うございました!

本日はこんなところで。また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。