津山市教育委員会9月定例会傍聴で心の声ダダ漏れ?老若男女問わず聞いてほしい性教育講演会の案内も有り!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は午前中…9時から実はずっと市役所にいたのですが…本記事内では午後1時30分から開催された津山市教育委員会の9月定例会の中身を“軽妙かつガチで詳しい感じ”でお届けしようと思います。市教委では定例会の要旨を公開しています。ただこれは会議録などと呼べるシロモノではないと個人的には思っており…公開姿勢そのものは評価していますが、ぶっちゃけ読んでも全く何を議論していたのかわからないとの声が、保護者のみならず同僚議員からも聞こえてきていますので、この記事も少しは喜んでもらえる人がいるんじゃないかなと思って…ま、私のフィルターを通して見た所感等も交えながら書いていきます。

議会モードの皆さまはもちろん、保護者の皆さまも、先生方も子どもたちも…そして「最近の学校のことなんて、よくわからんわい…」というアナタも、コーヒーでも片手に是非どうぞ!

今日は教育委員のメンバー同士での闊達な論戦(?)も見られるなど、少し面白かったです。まぁ何だソレと感じるようなコメントもありましたけどね。

ざっくり、結論的要点をまとめておきます。

・学びの多様化学級は“市独自方式”で走らせる決断。在籍校に籍を残す校内教育支援センター型としてスタートさせ、国の認可も見据えて引き続き取り組んでいく。
・体育館の空調は、恒久設置の現実性とコストをにらみつつ、移動式大型冷風機など“現実的な対応策”も検討実施していく。
・部活動の地域移行はリスト拡充&周知強化で加速。先生の兼業(専門性発揮)の仕組みづくりにも踏み込んだ発言もアリ。
・朝食調査(まぁ私自身も食べませんが…)から見えるのは“睡眠×生活リズム”の課題。学校だけでなく家庭や地域との連携がポイント。

冒頭の教育長挨拶の中では観光育成塾での小中学生の発表が素晴らしかったとの報告がありました。小中学生が課題発見→調査→解決→発表のフルコースをやり切り、「津山城の秘密」を堂々プレゼンしたとのことです。私は直接拝見していませんが…“気づく力・調べる力・考える力・伝える力”…これらはまさに、今の学校教育で求められる四天王とも言うべき能力であり、年々レベルアップしていることを現場を回ってると体感するという趣旨の話もありましたので、こういう学びの成果が教科横断で効いてくることを、そして引いては津山市全体をより良くしていくことに寄与すると期待したいところ。

参加者が増えると良いですね!

先の質問戦での教育関連質問についても報告がありました。浮き彫りになった教育への懸念等を整理するために、質問戦の内容を簡単に振り返るくだりが毎回あるのですが…今回は極めて残念な振り返り方だったことを記しておきます。さすがに突っ込まざるを得ないポイントがありましたので、これについてはさすがに令和6年度の決算質疑の中で触れるわけにはいかないので…12月定例会で質していきたいと考えています。それこそ何じゃソレとしか言いようがなかったけど、まぁここに書くことは控えておこうと思います。

色々と心の声がダダ漏れしていたようで…会議後に「何ブツブツ言ってたのよ!」的なツッコミを入れてくださった方もおられましたが…もう少しボリュームを上げて独り言を言うべきだったかもしれません。傍聴マナーとしては褒められたものではありませんけどね、わかってはいますけどね…。

来年の津山市二十歳を祝う会についての情報共有や、アイキャッチ画像に取り上げた性教育講演会(11月29日開催at図書館視聴覚室)について案内がありました。特に性教育については、議員にならせていただいて1年目の質問中に盛り込もうとした際に、その内容の過激さ(?)から…まだ津山市では早過ぎるとのことで削除した経緯があります。やっと少しずつ変化してきているのだなと実感しています。興味深い取り組みになると思われますので、都合がつく方は是非ご参加ください。鳥越先生には以前にも津山市でお世話になっています。

性教育は老若男女問わず、すべての皆さまに考えていただきたいテーマです。

別に性教育に限った話ではありませんが…物凄い速度で時代が変化していっている中で、古いままの制度の壁に突っ込む勇気+目の前の子どもたちへの対応に間に合わせる臨機応変な現実解、この両輪を回していくことが教育行政の現場には必要不可欠です。校園長会議の話なども聞いていて(何だかなぁ…)と思ってしまうことは決して少なくありません。

仕組みを走らせながら改善していく姿勢が求められているということです。当然ながら教育制度も”作ったら終わり”ではなく、“回して育てる”ことが大切な公共システムであるはずです。

議会での検証、そして提案を続けていきます!

あと鶴山塾主催の教育講演会も、とても良い内容だったっぽいので…こうした取り組みをオンラインで配信するくらいの姿勢をしっかりと持っていただきたいと願います。

それでは本日はこんなところで。また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。