未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
津山から宮崎県都城市→熊本県熊本市→佐賀県伊万里市と移動してきた視察行程もいよいよ最終盤。都城市では松永将吾先生、熊本市では遠藤洋路教育長、伊万里市では木寺智子議員と、個人的なネットワークも駆使して、皆さまのご協力を賜り…内容を充実させるように努めてきた感がある今回の会派ツヤマノチカラの視察。
その最終目的地は福岡県古賀市でした!
本日の記事では、その古賀市を訪問した際の報告をさせていただくわけです…が、最初に書いておくと今回の古賀市視察は、他の自治体視察とは少々趣が異なる印象です。もちろん、古賀市では素晴らしい取り組みを幾つも行われていて…興味深い施策の数々を学ぶという趣旨ももちろんあります。
ただ、実は私は過去に2度…昨年と一昨年に古賀市を訪れています。
しかも昨年は津山市議会の総務文教委員会メンバーでの常任委員会視察でした。総務部長と教育次長にもご一緒いただいており、同僚議員の先輩方にも「三浦君が激しくプッシュしていた理由がよくわかった!」とお墨付きをいただくほど…良い意味での衝撃を受けてくださったと理解しています。
それだけ、田辺一城市長のインパクトは物凄いものです。
「先進事例を学ばせていただきました!」で終わる視察ではありません。古賀市の施策よりもむしろ個人としての、”政治家・田辺一城に触れに行く”という色合いが極めて濃い時間でした。そして正直に本音の部分を書いておくと…今回古賀市を訪れた最大の目的は、私自身が学ぶこと以上に、会派の仲間である白石・田口の両名に”田辺市長を直接知ってもらうこと”だったのです。
古賀市の施策云々よりもまず…”田辺市長という政治家”に会わせたかった
古賀市は、チルドレンファースト、公民連携、働き方改革、DX…全国から注目される取り組みが並ぶ自治体です。
だからこそ委員会視察でも、私自身が提案した内容に総務文教委員会のメンバー皆さまが納得されてお邪魔したわけで…もちろん、制度・施策として学ぶべきものは山ほどあるわけです。ただ、私が今回、あえて委員会視察で訪れてから間もない今回の視察の訪問先として、会派のメンバーを連れてまで再訪したのには、古賀市の魅力がそれだけではない理由があるからです。
古賀市の改革がなぜ形になるのか…なぜ反発があっても前に進められるのか…なぜ市民や職員の皆さまを巻き込んでいけるのか?
その答えは制度の羅列などではなく、田辺市長が、どのように“政治判断”を言語化し、積み上げているかにあるのではないかと、私は感じているのです。
つまり、我々の会派が真に古賀市から学ぶべきは”施策の新規性”などよりもむしろ(もちろんそれはそれでメチャクチャ学ぶべき点が多いのですが…)、何を優先し何を後回しにするか、あるいは何をやらないと決めるのかといった取捨選択や、反発や不安をどう受け止め、どう説明してどう背負っていくのかといった“行政の正解”を、どのようにして“政治の決断”として言語化して示すのかなど…田辺市長の体現しておられる政治家としての姿勢と技術だと思っているのです。
そして、田辺市長はそれを特段にカッコつけることなく、逆に無駄に謙遜したり勿体ぶることもなく、その上で極めて明確に語ってくださる…ここが、私が強烈にリスペクトしているところです。そんな市長とは、古賀市に前日入りすることで視察前夜に待ち合わせ&再会させていただきました。つまりこれは伊万里市の図書館を訪れた21日の夜にかけての話ですが、所は私のリクエストを聞き届けていただき…古賀駅から徒歩1分の酒屋さんの店内にある立ち飲みスペース…いわゆる”角打ち”でした。
待望のノミヤマ酒販の角打ちスペースでの乾杯&市民の皆さまと超身近な市長を目の前にしての感想
上に貼り付けたのは一昨年の夏の写真です。子どもの事故予防地方議員連盟の仲間等を中心に初めて古賀市にお邪魔した際、お店の前を通り過ぎていて、お話を伺っていたので…どうしても伺いたい旨をお伝えしていました。今回、待ち合わせ場所として市長が指定してくださっていたのです。
今回の古賀市訪問は、これまでの田辺一城市長との個人的なご縁を、図々しくもフル活用させていただいて実現した会でした。昨年から決まっていた話ではありますが…間違いなく超ご多忙な市長に対して、会派の仲間2人と「来年1月22日に古賀市へ伺いたい」と、日程ありきでお願いする時点で、こちらが相当厚かましいことは政治や議会の関係者でなくても想像がつくでしょう。その上さらに、視察申し込みが超多いので…基本的には会派視察対応は難しい場合が多いという古賀市の実情も伺っていました。これは市長ではなく各事業の担当各課のお話で、いかに各課の取り組みに興味関心を持っている自治体や議会が多いかの証左でもあります。
…にもかかわらず、市長ご自身が前夜からご対応くださるという神対応!
3名しかいない小さな会派に対して時間を取ってくださり、お酒を交えつつ語り合う時間までご用意いただきました。公務がご多忙な中で、これはもう“超が付くほどの特別待遇”だったことは明白です。政治家としてのあり方だけでなく、人としての懐の深さまで学ばせていただきました。諸々のお気づかいに心から感謝いたしております。
田辺市長、本当に有難うございました!
そして、市民の皆さまとの距離感の縮め方とか、情報交換の仕方とか、その一つひとつがメチャクチャ勉強になるわけです。かくいう私自身も、それなりにその種のアプローチを得意分野にしている自信がありますが…首長である田辺市長が地元のお店で発揮されるそれは、もはや格が違うわけで…楽しみつつも、早速に学ばせていただいた姿勢に、白石・田口も衝撃を覚えてくれたはずです。

白隠正宗きもとぶれんど…静岡は沼津のお酒みたいです。
2軒目は市長みずからオススメの居酒屋を予約してくださっていました。その上、炭水化物を欲していた田口議員へのリクエストに応える形で、3軒目として〆のラーメンにもお付き合いくださいました!
初対面の二人とも懇親を深めてくださり、本番の視察は翌日の朝だというのに、超ざっくばらんに様々な質問等にも答えていただきました。二人との距離が縮まり…この段階でもう優勝と言うか…冒頭に書いた私自身の今回の視察目的は半分以上達成したと言って良いくらいのインパクトを、白石、田口の両名が受けてくれたのではないかと感じています。こんな人に津山市長になってもらいたい、とまで私が言っていた理由をわかったくれたはず。
県議時代の話、市長になられてからの話、選挙のことや政治家としての姿勢、矜持…私が初めてお会いした際に感じた衝撃と似たような思いを、もちろん感じ方、考え方やその程度には差はあれど、二人ともそれぞれの感じ方で抱いてくれたと思っています。
前回視察時との比較:「施策の追加」より「政治判断の言語化」を深めてくださっていた印象
さて、そうは言ってもメインの視察は翌朝…市役所にお邪魔して伺った、市長みずからのプレゼンでした。当然ここが今回、私が最も書きたいポイントなのですが…前回、総務文教委員会の視察で古賀市を訪れた際も、田辺市長の話は圧倒的でした。
働き方改革、DX、共創、チルドレンファースト…どれもインパクトがあり、施策としても“新しい”ものであり、どれか1項目だけでも視察内容として十分に成立するレベルの取り組みです。詳細については前回訪問記事をお読みいただくだけでサクッと理解いいただけると思いますので、あえて同じことを書くことはしませんが…今回、改めてプレゼンを伺って感じたアップデートは、「なぜそれをやるのか」「なぜそれを優先するのか」という“政治判断の言語化”が、さらに研ぎ澄まされていたという点にあります。
これは恐らく事前の私とのやり取り、そして前夜のを経て、私たちの会派視察に必要な内容を考えてくださった上での対応のはず…改めてご配慮に感謝です。
施策は、言ってしまえば“手段”です。
同じ手段でも、状況や反発や制約が違えば、運用も結果も変わるわけです。だからこそ本当は、「何をやるか」以上に「なぜやるか」が問われるはずです。今回のプレゼンは、その“なぜ”に軸を置いてくださっていたように感じました。
行政だけで地域課題は解けないからこそ、共創は理念じゃなく、構造として作る必要があるということ…子どもを真ん中に置くということは綺麗ごとじゃなく、予算も人も時間も有限である中での優先順位そのものであるという話…DXはデジタル化の話ではなく人を幸せにするための変革であり、目的と手段を混同すると失敗するってことや…働き方改革は「職員が楽になる話」ではなく、最終的に住民利益を上げるための“行政の生産性設計”なのだというような諸々の論点を、単なるスローガンで終わらせず、日々の意思決定と実務に落とし込んで回していく…その“接続”の詳細’(根拠、プロセスなど)についても、前回よりもさらに濃く語ってくださった印象でした。
つまり、今回触れさせていただいたのは、私たちに見えている「古賀市の先進施策」よりも、さらに深い部分…政治家・田辺一城市長が、どう決め、どう言葉にし、どう背負っているかでした。
田辺市長の“政治の骨格”だったと思っています。
「共創」は“良い話”ではなく、“痛みを引き受ける覚悟”の別名
共創という言葉は、聞こえが良いものですが実際には、「みんなで仲良くやりましょう」と同義ではありません。様々な理解関係が複雑に絡み合うわけで…ま、要は簡単ではないのです。
誰が担うのか。
誰が責任を負うのか。
行政が何を手放し、何を守るのか。
民間にどこまで委ね、どこで線を引くのか。
市民の声をどう受け止め、どう合意形成していくのか。
痛みと摩擦を伴う話です。
だからこそ、真の意味で共創を進めるためには、仕組みや制度以上に、まずトップが「何を大事にするか」を言い切り、説明し、背負い続ける必要があると考えています。田辺市長の話を伺っていく中で…共創とは決して綺麗ごとではなく、政治の現場で矛盾や対立を抱えたまま前に進む技術なのだと痛感しました。
会派の仲間に体感してほしかったのは、「スゴい施策」ではなく「政治の背骨」
今回、会派の2人と一緒に田辺市長の話を伺えたことには、津山の未来にとって本当に大きな意味があるはずだと考えています。そうしていくことができる仲間だと思っているからこそ、共に活動しています。
繰り返しますが、私が仲間に触れてもらいたかったのは、「古賀市のスゴい施策」そのもの以上に、何を優先するかを言葉にできる政治家であり、行政運営を“政治判断の連続”として示せる政治家であり、手段(施策)ではなく目的(住民の幸せ)から逆算して語れる政治家です。
そういう「政治の背骨」を持つ首長のあり方を、首長選挙が間近に迫った津山市の仲間に感じてほしかったのです。
津山でも今後、選択と決断を迫られる場面が確実に増えていくわけです。人口減少、財源制約、インフラ老朽化、職員確保、教育・福祉・防災…言ってしまえば全部がトレードオフの世界。そのときに必要となるのは、施策のカタログではなく、優先順位を決め、説明し、背負う政治…責任を持って実行できる政治です。今回の古賀市訪問は、その本質を改めて突きつけられる時間でした。
田辺市長、そして古賀市役所の皆さま…本当に有難うございました!
市長にもよろしくお伝えくださいと言ってくださったので、どなたが市長になられたとしても、しっかりとお伝えしたいと考えています。ツヤマノミライのため…個人的なご縁も大切に、糧としていきたいと思っています。
古賀市役所での視察を終えたことで、濃密過ぎる三泊四日の視察の全行程が終了し…津山へ戻りました。いや、全行程と言うならばお家に帰るまでが視察か。
ただ実は一箇所、書き切れていなかった訪問先がありまして…最後に軽く触れておきます。
それが福岡城!
三日目の夕刻にかけて、古賀市入りする直前…伊万里市からの移動の途中で、訪れました。言うまでもなく津山市のシンボルとも言える、鶴山公園・津山城跡の活用などを念頭に訪問したものです。
田口議員は石垣の積み方などにも興味津々の様子でしたが、城跡整備、特にVRを用いての城跡エリアの回遊促進などに極めて早い時期から取り組んできた先進地として、福岡城には学ぶべきポイントが多々あると思っています。まだ白石議員の加入前…安東伸昭さんがおられた頃から、TOPPANさんのストリートミュージアムなど、様々な手段を津山市にも紹介、提案し続けている会派ツヤマノチカラとしては、少しでも立ち寄っておきたい場所の一つでした。
滞在時間は数十分と決して長くは取れませんでしたが、ストリートミュージアムのアプリ画面と現在の様子のギャップなども楽しみながら、足早に歩いて回らせていただきました。寒空の下でしたが、私たち以外にも同じように巡っている方々をお見かけしました。こうした選択肢も手段の一つとして持っておくことで可能性を広げていきながら、歴史や伝統文化を守り繋いでいくという役割も、行政や議会は果たしていかねばならないと…天守跡から近代的な建物群を見ながら感じたところです。
津山への帰途にはで空き時間に北九州市マンガミュージアムに寄ろうとしたけど、急に体調が悪くなって私だけ入れませんでした…その点だけは津山市議会随一のマンガ大好き議員として心残り。
本日はこんなところで。それでは、また明日!























