現場最優先は当然だけど、会議室でも未来を育てている!教育委員会3月定例会傍聴。一人を支えきるために!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は、津山市教育委員会の3月定例会を傍聴してきました。教育長不在の中(新しい教育長の任期は4月1日から)で、4名の教育委員の中から選ばれている”教育長職務代理者”の進行によって行われた会は、年度末らしく一年を振り返る話もあれば、新年度に向けた具体的な準備の話もあり、大きなトピックはありませんでしたが、少しは教育行政の今と次が見えてくる会議だったとは感じています。

議会閉会直後でもあると同時に、卒業式シーズンの余韻が残る中での定例会でもあり、子どもたちの成長を支えてきた現場の積み重ねを改めて意識する場でもありました。一方で、部活動改革や不登校支援、計画づくりと情報発信など、課題が山積している現実も見えてきました。教育委員会関係者は卒業式などに参列することも多いわけです。感動に浸るだけなら簡単ですが、教育行政に求められるのはやはり、そうした感動も含めて”次年度の改善”に繋げることでしょう。そんな空気も感じられたのは良かったと思います。

主な議題の一つは、昨年末の部活動の地域連携・地域展開に関するエントリーでも特に触れましたが…吹奏楽部の方向性でした。スポーツ系の部活以上に、吹奏楽には独自の難しさがあることが改めて確認されていました。例えば楽器の購入や管理、運搬、活動場所、指導者の確保、保護者負担、そして地域イベントなどへの出演の絡みといった大きな課題が山積しているのです。来年度は試行的な取り組みを行いながら、地域クラブ的な形や、市民音楽団体等との連携も含めて検証していく方向が示されました。活動自体を回しつつ、諸々の課題を今後整理していく模様。

部活動改革は「国がそう言っているから進めます」で済む話ではありません。

現場には子どもがいて、指導者がいて、場所が要る。保護者や地域の事情も考慮せねばなりません。吹奏楽に限らず、現実は重いからこそ、拙速に進めても良い結果には繋がらないし、実効性が問われるテーマだと改めて感じました。

また、3月定例市議会での教育関係一般質問への答弁内容も”一応は”報告されていました。新市長の掲げられる、すべての子どもたちに学びの機会を保障し、それぞれが望む進路をかなえられる環境が整った、教育において魅力ある津山をつくり…”津山で子どもを育てたいと思える未来を目指す”という方向性が、改めて端的に示されていたように思います。あとは、その理想をどのように現場の制度や人員配置、予算措置に落とし込んでいくのか…教育行政においては特に、きれいな言葉が用いられる傾向が強いと感じていますので、新教育長体制での教育委員会の実行力が試されることになると思っています。

しっかりと注視させていただき、言うべきことは言っていきますがもちろん…気持ちとしては今まで以上に応援し、期待もしているところです!

学びの多様化学級についての話もありました。

改めて経緯というか事業概要を書いておくと…文部科学省認可の学びの多様化学校設置に向けて動いていたものの、認可されなかったため…津山市独自の試みとして、学校になじめない子どもたちや不登校傾向のある子どもたちへの新たな学びの場を鶴山中学校内に設置するという趣旨です。

総務文教委員会の中でも話がありましたが、入級審査会を実施し、新規希望者の審査が行われたことが報告されました。体験利用や、4月以降の利用を検討している家庭も複数あるとのことで、年度途中でも申請に応じて、柔軟に受け入れを検討していく考えが示されたところです。また、この場については、少人数で過度に隔離するのではなく、他者との関わりも少しずつ持ちながら無理なく学べる場にしていくという方向性が感じられる説明があったことには触れておきたいところ。

居場所をつくるだけでなく、学びの場所としてどう成立させるのか?

委員会メンバーを中心に議会での現地視察も予定されていますし、今後もしっかりと進捗を見守っていきます。必要としている子どもたち、家庭にきちんと情報が届き、しっかりと支えられる体制を整えていくことが肝要です。

策定されたばかりの第4期津山市教育振興基本計画や教育委員会通信、給食だより等についての説明もありました。これらはとても大事なことですが…ただし、「ちゃんと作りました」「ちゃんと配りました」で安心してはいけないわけです。本当に大切なことは、それが届いたか、伝わったか、現場で生きているかということです。教育分野だけに限ったとができないからこそ、議場でも委員会審査の場でも当ブログでも永遠に言い続けていますが…教育では特に、この視点を忘れてはいけないと思っています。

今回の教育委員会定例会は冒頭にも少し書いたように、派手な会議ではありませんでしたが、卒業式の先にある教育の総括、部活動改革、不登校支援、議会対応、計画策定、情報発信と、実は教育行政の根幹に関わるテーマが並んでいました。会派内で役割分担して、白石議員と私はこちらに参加しましたが、田口議員には美作大学で同時刻に開催されていた重層的支援体制整備事業を考えるシンポジウムに参加していただいており、興味深い話が色々と伺えたことを夕刻の会派ミーティングで資料も含めて共有いただきました。こちらにも行きたかったんですけどね!

「一人を支えきる」…これは教育にも求められる姿勢です。

実際に誰が、どこで、どう動くのかまで詰めていかなければ意味がない…と言うよりは、実効性が伴いません。子どもたちのための教育を本気で考えるなら、目立つ話題だけでなく、こうした地道な会議の中身こそ丁寧に見ていく必要があると、改めて感じたところです。

教育は、今日明日で結果が出るものではありません。

一つひとつの議論の積み重ねが、未来の津山の子どもたちの姿に繋がっていくはずです。引き続き、教育関係の課題は私が議員として取り組ませていただく課題の中でも最も大事なテーマとして、しっかりと向き合っていくつもりです。

子どもたちだけでなく、大人にもね!

本日はこんなところで。それでは、また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。