加藤財務大臣も参加!暑い美作大学の体育館で西苫田地区の防災訓練。避難所運営で災害のリアルを疑似体験?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は朝9時から地域での防災訓練が実施されました。

なお会場は昨日、公立化調査特別委員会についての記事を書かせていただいたばかりの美作大学。委員会の傍聴に入ってくださっていた大学関係者の皆さまや、学長らともお会いしたので、防災訓練とは関係ない話も少しさせていただきましたが…ナイショにしておいてください。こうした偶然の機会をしっかりと生かすことも、大切だと思っています。

今年7月1日現在のデータとして5,128世帯、10,319名が生活している連合町内会西苫田支部は、44ある津山市連合町内会の支部の中でも最も人口が多いエリアであり、現職の財務大臣である加藤勝信衆議院議員が参加してくださいました。公務の都合で中座されたものの、挨拶だけではなく実際の避難所設営などにも携わっていただき感謝しております。

加藤財務大臣、谷口津山市長、秋久津山市議会副議長、東岡山県美作県民局長に続き…県議会議員の皆さまらと共に、私自身も来賓同様の扱いで紹介いただきましたが、消防団の末端に名を連ねさせていただいている身ですし、そもそも動き回る方が性に合っていますので、今日はスーツなどではなく消防団の出動服で参加させていただきました。

ただ、やっぱり体育館内は超暑い!

真夏に比べると涼しくなってきているのは間違いありませんが…良い天気だったこともあり、かなり汗をかきました。美作大学の体育館にも、市内の小中学校体育館と同じように空調整備がないのです。涼しい時、暖かい時を選んで災害が発生するわけではないことは言うまでもありません。議会で私自身も何年にもわたり何度も取り上げ続けていますし…超絶に暑かったこの夏を経験しての9月議会では複数の同僚議員からも質問が出ていましたが、避難所となることが想定される体育館への空調整備は、どう考えても喫緊の課題の一つであることは間違いありません。

ゲリラ豪雨により昭和池が決壊、宮川が氾濫、土砂崩れも発生している中で地域住民に一斉避難が発令されたとの想定のもとで、様々な訓練が実施されました。美作大学の皆さまと危機管理室をはじめとした職員の皆さまによって作成されたハザードマップによると…まぁ美作大学自体が浸水してしまっているので、実際にこんな事態になると本当に大変です。ちなみにウチのアパートも沈むことになりますし…現時点で指定避難場所とされている場所の中にも、こうした有事の際に被害が想定されることの問題点は、防災士の先輩などからも指摘されているところです。

今回は事前にあまりしっかりと担当や分担を決めることなく…悪い言い方をすれば行き当たりばったりな、良い言い方をすると臨機応変な対応を、訪れない方が良いに決まっている本番の有事の際さながらに経験することを目的に、ザックリとしたプログラムで訓練実施された印象です。実際のところ、あまりスムーズに設営が出来なかったり、多くの場面でトラブルもあったようですが、ある意味でそれこそが発災時のリアルであり、そうした課題を炙り出して改善していくことこそが真に目指すべきところだと言えるはずです。議会質問においても、予告なしでの避難訓練の重要性などに言及させていただいている身として、この訓練に参加させていただくのは何度目かになりますが、個人的には今までの中でも最も有意義な訓練になったように感じています。

避難所設営のあり方を考える取り組みなどは、グループごとに積極的に意見が出し合われ、世代や性別など属性に応じたニーズが提起され、私の立場では話を伺っているだけでも大いに勉強になったと感じています。結果の共有タイムや発表の時間等があればさらに良かったとは思いますが、限られた時間の中でまとめられた成果は、改めて見てみても色々と感じることがあります。

設置に臨み、私自身も横にならせていただいた段ボールベッドは、本当に段ボールの箱を組み立てて並べて紙テープで言い訳程度に強化して繋げただけのシロモノでしたが…意外にしっかりしていました。無理やりに大柄な市の部長を引っ張ってきて横なっていただいたところ、さすがに足がはみ出ましたが…寝心地だの何だのを追求するような状況ではないことに留意すべきでしょう。冗談かと思われるかもしれませんが…恐らく本気のテンションで枕はどうするんだと言われていた方には、どうしても必要だと思われるのであれば、ご自身で非常時に忘れずに持ち出してくださいとお願いさせていただきました。

一部では自分たちの班の組立用キットの部品が紛失し、他の班が使っているのではないかとの疑念の声なども聞こえてきたので、仲良くやりましょう的なお話をさせていただくなどして、空気を柔らかくすることにも努めましたが…実際に被災された方々の声としても伺ったことがある、疑心暗鬼や被災者同士のピリピリした感情が大きなトラブルを生むことがあるという事実の、その一端に訓練の中で触れられたのは、経験として非常に有意義だったと思います。

関係各位、有難うございました!

アイキャッチ画像にもありますように、市民の皆さまとも色々と有意義な意見交換をさせていただいたり…そもそもこの写真を撮ってくださった方がそうなのですが、市議会議員選挙に出られるであろう方や、市長選挙に出られる予定の方ともお話させていただくなど、防災関連以外でも実り多い時間になりました。午後からも興味深いイベントを覗かせていただくなど忙しい一日になりましたが、長くなるので…その話はまた改めて。

本日はこんなところで。それでは、また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。