未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
昨日&一昨日のエントリーと同じ8月25日の夜の話ですが、ローカル・マニフェスト推進連盟(通称LM)の運営委員会に参加しました。
アイキャッチ画像は、もはやお馴染み…zoomを使用して開催した会の閉会時に撮影した一枚。役員を務めさせていただいている関係もあって、終わりの挨拶を急遽私からさせていただきましたが…当ブログでも何度も書いてきているように、この連盟には私など比べ物にならないレベルで凄いなぁと感じるような議員仲間が大勢おられることを改めて記しておきます。
勇退されましたが会派ツヤマノチカラを立ち上げた際のメンバーである安東さん、そして今でも会派の仲間として共に活動している田口さんという津山市議会の先輩二人に、まだ会派など立ち上げる以前の段階で「参加した方が良い、勉強になるぞ!」と誘われたのが連盟を知った最初だったと思います。その後、運営に携わらせていただくことになった流れは、今では東京・小金井市の市長を務められている白井亨さんが市議会議員だった頃にお声掛けいただいたのが直接のキッカケでした。

「マニフェスト」という言葉は、どうしても選挙時の公約集のようなイメージが強いかもしれません。
ただ実際のところ…この団体は、地方議会の議員同士が学び合い、政治の現場でのより良い取り組みを競い合うようにして進めていく(善政競争)ためのネットワークの要となっています。当ブログでも何度も紹介させていただいてきましたが…全国地方議会サミットやマニフェスト大賞という全国規模の取り組みを、継続的に行ってきています。
ただ、これまでマニフェスト大賞の事務局機能を担ってきた早稲田大学マニフェスト研究所が、2025年3月末をもってその役割を終了したことに伴い、マニフェスト大賞事務局も新体制にて再出発することとなりました。現在、新たなアワードの在り方を検討しているため、2025年のマニフェスト大賞は休止させていただくことになっています。
昨年のマニフェスト大賞の記念冊子の編集後記を今、改めて読むと…何だか色々と示唆深い感じで書いているなと自分でも感じてしまいますが…。

マニフェスト大賞においては現在も、昨年務めさせていただいた事務局長の任を継続させていただいているところなので、この過渡期に組織の中枢で活動させていただけることは、大変ではありますが貴重な経験になるとも思っています。
ただ地方議会サミットは、今年もやりますよ!
今年、津山市とは歴史友好都市縁組30周年になる岐阜県可児市議会の川上議長の開会挨拶でスタートした本日。マニフェスト大賞やサミットの話題も出ましたが…まず話題になったのはお金の話。内々の生々しい話を、しかも何ら確定していない段階で詳細を外に向けて発信するのは適当ではないと思いますので、現段階で詳しいことをここに書くのは控えますが…一般論として、どこの世界においても組織運営には資金が必要であることは言うまでもない話。
これまで早稲田大学の研究所にお世話になっていた部分が大きかったのですが、そこが解散することになり、かなり突然に自力でやれ状態になった印象がありました。この連盟の活動そのものがほぼ唯一無二の大切なネットワークであり、今後も持続的に活動できることが望ましいのだと参加メンバーの皆が確信しており、各方面からも様々な形で協力いただけるとの申し出などを頂戴している中で、どのように組織を運営していくべきか。皆で意見を出し合っている段階です。
かつては六本木ヒルズ、昨年は虎ノ門ヒルズと、華々しく開催されていたマニフェスト大賞についても、「今年も応募したかったので開催してほしい!」という声を何人もの方からすでにいただいています。「もう一度やろうじゃないか!」という声が、組織の中からも聞こえてきます。復活させるとしたら、持続可能なやり方を考えることはもちろん必要ですが…開催自体が目的ではないわけですから、参加者の募り方や審査方法など、様々な点のブラッシュアップも必要でしょう。ただ頼もしいことに、まだ何も決まっていないこの日の段階でも、興味深い提案が幾つもなされました。
皆さま、さすがなのです。

やる気があるメンバーしかいません。
足の引っ張り合いに終始しているような、非生産的な議会とは根本的に異なるわけです。ただ、全くもって仲良し集団ではないわけです。ときにはバチバチに議論を戦わせながらも、本来は同じ目的達成に向けて取り組んでいる同志であるという意識を持って、年齢も当選回数も性別もイデオロギーも所属議会での立場などもほぼ関係なく、それぞれを尊重し合いながら活動しているのだと、少なくとも自分は信じています。
「こんな面白いことやってる議員がいるんだ!」「この議会の取り組みは最高だな!うちの議会でも少しは真似できるかも!」…こんな風に”善政競争”の輪を広げていくための情報共有の場、最先端の取り組みの発信地、そして頑張っている議会や議員を顕彰する機会として、しっかりと制度設計していけば、規模が縮小されたとしても、やはり存在意義は大きいだろうなと、マニフェスト大賞の可能性を改めて感じました。

中心メンバーに関東地方の議員が多いことは否定できませんが…運営にも全国各地から、多くの地方議員に参加いただいています。そして、各種イベントには津山市議会や周辺自治体を含め、岡山からも多くの議員、そして職員の皆さまなどにも参加いただいているところです。今日も地方でも勉強会をやりたい、やってほしいという声も強くありました。津山でも過去に開催を検討したことがありましたので、実現できるように努めていきます。そこにオンラインも組み合わせれば、さらに参加しやすくなるはずですしね。
冒頭にも触れましたが、会の最後に閉会挨拶をさせていただきました。そこで強調したのは「オンラインを最大限に活用して、全国の仲間と繋がろう!」ということと、「大変なときだからこそ、皆さまの知見を集めて集合知で立ち向かっていこう!」という話でした。
オンラインであれば交通費ゼロ、移動時間ゼロ、宿泊費ゼロで参加できる場合もあります。政務活動費がないところも少なくない町村議会の皆さまや、私たちのような地方部の議員でも参加しやすくなります。しかもコロナ禍で定着したオンラインという手法は、利益率を高める切り札にもなり得るのです。
取り組みを継続していくためにも、緊張感を持ちつつ、一人ひとりの知恵と経験を持ち寄りながら、場を守っていきたいです。今回の運営委員会は、課題も山積している現実を直視しつつも、「面白いことやっていこう!」「もっと広げていこう!」という前向きな空気に包まれていたような印象を持っています。

そして閉会後には、連盟の事務総長である武蔵野市議会議員の川名さんから、まさかの無茶振りが。
超絶忙しい9月議会の最中、次回のLM定例会で…くーちゃんの話をすることになりそうです!
医療者や一般の方々を対象に移植医療の啓発活動を行ってきた私ですが…議員仲間を前に話すのは初めての試み。
是非多くの皆さまに聞いていただきたいので、決まり次第告知しますね!
本日はこんなところで。それでは、また明日!