未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日、津山市議会9月定例会閉会日に決算質疑をブチかましました!
昨年も持ち時間を2秒だけ残し、答弁時間を含めると100分を超える記録的な長さの質疑をさせていただいたなぁと、懐かしく思い出しています。
果たして今回も、同じように100分超…持ち時間は1秒だけ残すという時間の使い方で、津山市政の広範囲にわたる質疑をさせていただきました。
津山市議会では、決算議案に対しては通常の議案質疑・一般質問とは異なり、そもそも積極的に質疑をする議員は多くないのが実情です。変な慣習と言うか…決算なんて終わったことをグダグダ言っても仕方ないだろみたいな風潮があるのは間違いありません。今回登壇した5人の同僚議員もそれぞれに的を絞り、やや遠慮がちな質疑をされた印象がある中において…一人際立って、とんでもない長さの、しかも物議を醸す内容を展開した今回の質疑でのやり取りは、それでも自分の中では非常に大切な仕事ではあったので…その理由を改めて書いておきます。

これだけのボリュームの質疑を準備するのは正直大変でしたが…もっと大変なのは答弁を準備される職員の皆さまであることは理解しています。だからこそ、事前の協議段階で多くの時間を割いていただき、お世話になった各部局の担当職員の皆さまはもちろん…議会事務局の皆さま、そして議場でお付き合いいただいた市長をはじめとした執行部の皆さまには感謝しています。
”また長いな早く終われプレッシャー”はありましたが…同僚議員の面々にも一応は感謝していますし…田口議員から「長かったけど良い質疑があった、長かったけどな!」と言われたのはシンプルに嬉しかったし、何人かの職員の方から温かい労いの言葉を頂戴したことも非常に有難かったです。
決算質疑は、指摘や提言を次年度以降の予算編成に活用していただくための、大変に重要な場です。
議員にならせていただいたばかりの頃には、発言機会を無駄にするわけにはいかないという思いで、私自身の市政への理解がまだまだ全く足りていない中(もちろん今時点でも十分だなどとは微塵も考えていませんが…)決算質疑にも何となく形だけ、思いだけが先行しながら立たせていただいていたような印象も、今振り返れば正直あります。

ただ、先を見据えた現状改善のために、ここは絶対に手を抜けないところだということを、津山市の現実や議会の仕組みを知るほどに痛感しています。
市民の皆さまの願い、そして皆さまの代表として議場に立たせていただいている私たち議会の声を、津山市がどのように予算組みに反映させ、そして決算においてどのような成果が出ているのか…姿勢を明らかにして、取り組みを丁寧に検証して、次年度以降に繋げていくというサイクルを正しく機能させていかないと…津山市がより良くなることなど決して有り得ないという思いで取り組んでいることです。
昨年度の津山市議会では、決算審査の効果の最大化を目的に、議会運営委員会において決算特別委員会の設置が検討されたことがありました。色々なことがありましたが…残念ながら結果として見送られることになったという経緯があります。現在のやり方には法的にも問題があることも重々承知しているのですが…津山市議会では決算議案を分割し、4つの常任委員会にそれぞれ付託する手法で審査しています。それゆえ、私たち議員にも、決算議案に関して所属委員会の所管事務以外の内容を、議事録に残る正式な形で直接尋ねるチャンスは、この9月定例会閉会日に行われる決算質疑の場しかないのが現状なのです。
今日の議場での質疑の場では、いつまでグダグダやってるんだコイツはという空気が漂いまくっていましたし…まぁ動画からは伝わらないでしょうが色々な声も聞こえてはきていましたが…それでも、私にとって今回の質疑は絶対にしなくてはならないことであり、ある意味ではこの定例会のメインイベントと言えることでしたので、一般質問以上に気合いを入れて臨みました。

ついつい余計なひと言をコメントしたり、議場でわざわざ尋ねなくても良い箇所もあったし、範囲を広げ過ぎたことで触れたかったところをカバーしきれなかったり…反省点は多々あります。しかしながら、質疑した内容自体に胸を張れないところはありません。
どんな形であれ、住民福祉の向上のための議論を進めてこその議会であり議員です。
次年度予算への反映を意識した内容であることはもちろんですが、中長期的な視点での改善を目的とした視点も持ちつつ質した内容です。
冒頭に貼り付けた動画を、是非ご確認ください!
質疑と答弁のキャッチボールをテンポ良くご確認いただける再質疑以降のやり取りが、市の姿勢や実情を把握していただくためにはわかりやすいかと思いますので、圧倒的にオススメです。全ての質疑と答弁内容をご視聴いただけたら最高ですが、1時間45分は長過ぎるとも思いますので…YouTubeのコメント欄に本人登場し、再質疑するタイミングで項目ごとにタイムスタンプを入れたコメントをしてありますので、ご確認ください。
興味関心があるテーマのところだけでも、チェックしていただけると幸甚です。

質疑内容
①広報・広聴、情報受発信
公式サイトやAIチャットbotについてなど、フリップパネル使用あり
②不登校・長期欠席対策
状況確認、鶴山塾での対応など
③いじめ対策
認知件数確認、取り組み詳細など
④児童虐待
通告・判定の現状や内訳、要保護児童、要支援児童の実数、こども性暴力防止法対応など
⑤不納欠損・収入未済
発生理由や件数、金額、背景なども含めた確認、市の姿勢など
⑥スマートシティ関連
キャッシュレス決済、マイナンバーカード、学校オンライン対応、AI活用、 電子書籍など
⑦不用額
市長部局と教育委員会それぞれの実情や取り組み確認など
⑧地方債
市債の種別借入残高、臨時財政対策債発行累計額、交付税措置される見込み額等の確認など
⑨個人対象補助金
金額と執行率、周知方法な度を参考に、気になった事業についての個別確認など
⑩予算流用
市長部局と教育委員会を分けて、流用状況の件数や金額確認など

⑪行財政改革
活性型行革日本一を目指すと謳う市長の見解、企業版ふるさと納税など
⑫指標改善の要因分析
決算全体の受け止め方としての市長の思いなど
⑬人件費
特に会計年度任用職員の雇用状況確認に主眼を置いた確認と問題提起など
⑭基金
分類、区分ごとの役割確認、特に減災基金積立の状況分析など
⑮団体への公金支出の正当性
地域商社曲辰、公益社団法人津山市観光協会を例にとった公金支出のあり方への質疑など
⑯決算関係資料
施策の成果を示す書類の添付要望など、フリップパネル使用あり
⑰財務4表
他の自治体でできていることが津山市でできてない現状への違和感など
⑱津山市公金管理方針
公金運用ルールそのものである方針を公開していない現状について、会計管理者、監査委員、市長に対する質疑など
今後も、執行部の皆さまと議会とが車の両輪として高めあいながら、津山の未来をより良くするために取り組んでいけるように…仕組みや制度そのものを変えることも含め、尽力していくつもりです。残された任期の間、議員としての職責を全うすべく、さらに精進していきます。
ご意見、ご感想等もお気軽にお寄せください!

本日はこんなところで。また明日!