未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
さて、本日の津山市はスッキリしない天気でしたね。朝予定されていた地区の消防団のポンプ点検は雷が鳴っていたこともあって中止となりましたし…夕刻からも一日地域ではメチャクチャな大雨が降って、車で移動中でしたがワイパーを最高速度にしなくてはならないような状況になりました。ひと仕事終えてから、買い物に出たのですが…そこでも急な豪雨に見舞われたりと、よく濡れた一日でした。とても残念で悲しい訃報が届いた日でもあったので、雨にも色々と思うところもありました。
そんな日でしたが、平沼正二郎衆議院議員と津山市議会議員有志との懇談会に参加させていただきました。自民党員である皆さまや、自民党の友党である公明党の皆さまらに加えて…無所属を良いことに好き勝手言いまくるし、こうやってブログにも書き散らかすイロモノ議員にまで、こうした機会にお声掛けくださるのは、個人的には大変有難いことだと思っています。
かつて同僚議員の一人であり、しかも一時は無会派議員仲間として、同じ控室を共有したこともある大先輩が現在は秘書を務めておられ、会を進行してくださいましたし、まぁよく知っている顔ばかりです。かなり急な話でもあったので、10人ほどが集まったのみでしたが、その分…濃密な時間を、和やかでリラックスした雰囲気の中で過ごすことができた印象です。以前も書きましたが…正二郎さんのお人柄もあり、非常にざっくばらんな意見交換ができたと感じました。

テーマは幅広く…直近の参院選の総括から、迫る自民党総裁選の行方、さらには外交・安全保障まで多岐にわたりました。国の最前線の政治のリアルを聞ける貴重な機会となったことは言うまでもなく…国政の最前線ネタがてんこ盛りで、それこそ普通に考えたら「めちゃくちゃ重たい話題」ばかりなのに、不思議と雑談みたいに盛り上がることができるのも、こうした政治談義の面白いところです。
岡山では「自民党は強い」と言われ続けてきていますし、事実そうだよなと思っています。
そうした都道府県が少なくないからこそ、自民党政治が続いてきているわけですが…今回の参院選で賛成党が約24%を獲得されたことを非常に重く受け止めていると言われていました。
過日、私も自分なりに参院選の結果を分析、まとめさせていただいています。多くの方がご存知のように…全国的にも政党支持率は分散傾向にあります。正二郎さんからも「全く楽観できない」という率直な言葉がありました。次の総裁選が「党の信頼回復のチャンス」であるとは言われていましたが、それが国民の多くの思いと合致しているかどうかには、大きな疑問が残ります。

若手が動ける余地はあるのか?
自民党青年局代理を務められていて、きっと局長になられるであろう正二郎さんには、私からは、政治には本来ダイナミズムがあるはずだが、今の自民党には“決まった以上は従う”という空気感ばかりが漂っているように見える…というような趣旨の内容を、率直に申し上げました。そうした圧迫感をブチ壊していっていただきたいと切に願います。
守るべきものは守りつつ、変えるべきものは変えていかねば!
言うまでもなく…これは国政だけの話ではありません。津山市議会を含め、地方政治でも「決まったことに異を唱えにくい」構造は同じです。だからこそ若手が声を上げ、組織を活性化させる必要があると思っています。若ければ良いってものじゃないことも当然ですが、人間どうしても年齢と共に考え方も年老いていく傾向にあることは、誰にも否定できないと思っています。これはもちろん、私自身も例外ではありません。

だからこそ、時間を大切に動いていかねば!
発言そのまま録音しているわけではないので、あくまでも私の受けた印象ですが…正二郎さんも”確かに今は流れに従う人が多く、大胆に変えようとする人が減った。だからこそ地方議会や若手からの声が重要”といった趣旨の言葉で応じてくださいました。
議論は自然と、その流れで選挙制度改革にも及びました。正二郎さんは小選挙区と比例代表の並立を見直すべきだと訴えておられ、これには自分も大いに賛同できる部分があり、現行制度のままでは民意を十分に反映できず、次世代につながる政治の仕組みになっていないという点において、問題意識を共有しているつもりです。
選挙制度を見直さなければ政治のダイナミズムは生まれず…若者や地方の声が届く仕組みにしなければ、望むような国にはならない。
これは地方自治においても同じことが言えると思っています。選挙や制度の話はどうしても難しく聞こえますが…要は「今のルールのままでは若い人の声が届かない」という現実を変えなければならないということなのです。

政治を変えるのは誰か?
沢山の質問や意見が出され、あっという間に予定されていた時間が終わってしまった印象です。外交や安全保障、昨今トピックになりがちな農政の話題もありました。台湾との防災協力やアメリカをはじめとした諸外国との連携など、大きなスケールの政策課題に触れる中で、国政は地方には関係ないとは言えないことを痛感した次第です。同僚議員の発言を聞いていて…むしろ地方だからこそ、市民生活の実感を踏まえた発言ができるのだなと改めて実感しました。
政治を変える力=ダイナミズムをつくり出すのは、国会議員だけではなく、私たち地方議員も含めた一人ひとりの覚悟と発信、行動であると、そう思いました。そして何より重要なのは、その議員を選ぶのは有権者である私たち一人ひとりの意思であるということです。
私たちの思いだけが、直接、政治を変えられるのです。

「決まったことに従う」だけでは政治は前に進んではいかないことがあるのです。そうした理不尽な現実を、私は議員にならせていただいてから、何度も地方自治の最前線で見てきました。市民の皆さまの声を国政も含め、政治の現場へとしっかり効果的に届けることが肝要です。そのためにも、私自身が議会の現場で問いかけ続け、本当に意味がある施策にこそ税金が費やされていくように、仕組みそのものを問い直していく責任を、議会活動の中ではなく日々の活動の中でこそ感じています。
もちろん決まったことは尊重せねばなりませんが…「決まったから従え」で終わっちゃダメなんです。その先に生まれる変化を否定しては進化もあり得ません。変わっていくダイナミズムこそが政治の魅力だとも言えるでしょう。
本当の市民ニーズを政治に反映させる一番の近道は何か?
まずは考えるだけでも良い。その考えを実現するには…と、徐々にステップアップすれば良いんです。津山からでもできることはあります。「どうせ変わらない」と諦めるのはまだ早い!

津山市から確実に…変化の一歩を踏み出していきましょう!
本日はこんなところで。それでは、また明日!