不完全な僕らがつくる、ちょうど良い政治。地域おこし協力隊・坂口慎太郎さんとの長い対話、詳細は番組で!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日の記事は、津山市に来てくださっている地域おこし協力隊の一人、坂口慎太郎さんとお会いして、お話させていただいた内容をベースに、みうらひらくブログ風に味付けして再構成したものでして…味の濃さは当社比120%の内容です。

坂口さんとは同い年!

広報津山2025年4月号より

津山市内、基本的には全戸に配布されているはずの広報津山においても活動が紹介されていましたし…一方的に存じ上げてはいた方ではあるのですが、共通の友人を介してご縁をいただき…今回、初めてお会いすることになりました。夕刻から待ち合わせたエフエムつやまのスタジオの場所が、久しぶり過ぎてどこだかわからなくなってしまい、遅刻してしまうという大粗相からスタートした面会でしたが…メチャクチャ会話が弾み、後に詰まった予定がなかったこともあり、気が付けば3時間を軽くオーバーする…とても楽しく有意義な”対話”の時間を過ごさせていただきました。

”政治”という…極めてフワッとした切り口からスタートし、非常に多岐にわたるテーマについて話し合いました。様々なバックグラウンドをお持ちであること、豊富な知識や経験に裏打ちされた確固たるご自身の考えが言葉の端々から感じられ…とても刺激的な時間になりました。議員になられたら良いのになと思うような方でしたが、それは一旦置いておいて…思い出せるものの中から、公開に適しているなと思える対話の中で、自分自身が発した内容を幾つか、私自身への備忘録的な意味でも書き留めておこうと思います。

みんな不完全。だからこそ“寛容”というインフラを。

人間、誰も完璧じゃないわけです。先生と呼ばれるような職業の皆さまも、議員や公務員も、もちろんあなたも私も同じです。やらかしたら厳正な対処が必要なのは当然だけど、きちんと償った人がもう一度やり直せる社会じゃないと、息が詰まるような気がします。再チャレンジできる街・津山…良くないですかね?まちには寛容さが必要だって話などをさせていただきました。無関心ではいられても、無関係ではいられないという…当ブログでは何度も書いてきた、政治は全員の生活に直結するのだって大前提も忘れてはなりません。

多数決“だけ”では足りない。少数意見のケアが肝要。

民主主義では多数決は原則。でも多数決だけで押し切ると、たいていあとでツケが来るって話を、実体験も含めて説明させていただきました。熟議と説明責任で、納得できる着地点を探すのが政治の役割です。時間は有限だってことも、誰もがわかっているはずなんだけど、あってはならないことのはずだけど…政治の最前線では実は目を逸らしがちな印象があるってことなどにも言及させていただきました。

情報受発信できる体制は基本中の基本。議会も行政も“見える化”せねば。

フェイクや思い込みが増殖しやすい時代に政治を志した私自身の背景を紹介させていただく中で、情報発信&受信の重要性と、情報の真贋を見極めるリテラシー能力の向上の大切さを改めて述べました。「何やってるのかよくわからない議会」にならないよう、論点・資料・結果・少数意見までわかりやすく公開していくことは、引き続き私の宿題でもあり、得意分野だと自認していますので、やっていきます。

ぜーんぶ維持は無理な時代。優先順位を“公開”して決めよう。

人口減・少子高齢化は進み続けます。今までの行政サービス全てを維持していくことは不可能なわけです。だからこそ、評価軸を示して、どれを伸ばし、どれを縮め、何をやめるのかを市民と一緒に決めることに、今まさにあらゆる分野で取り組んでいかねばなりません。ネガティブな影響を受ける人たちには緩衝策もセットで求められるでしょう。そのあたりも説明させていただきました。

マイノリティに寄り添うことの意義。

いじめ・不登校・虐待などの相談…たくさん届き続けています。私への相談件数は増加傾向にあると感じています。24時間、365日…いつでも夜中でも連絡OKにしているのは、そういうSOS、しかも深刻なケースは夜遅くに来がちだからというのが最大の理由です。

「少数派」を押しつぶす政治は、政治の名に値しません。

声が小さくても…あるいは、声が上げられないような方々の思いも届くような制度設計や仕組みの構築を模索し、これからも実現に向けて動き続けます。

“見え方”は人それぞれ。ユニバーサルデザインの考え方を当たり前に。

当ブログ読者の熱心な読者の皆さまにはご案内ですが…私には色覚異常という特性があります。

色覚異常は色覚異能!当事者市議が訴えるバリアフリー。公金が費やされるデザインには配慮があって当然!

2023-12-01

これ、社会の設計に意外と影響します。フォントなどもそうですが…あらゆる表示やマーク、資料の色づかい…誰にとっても読みやすい設計が“標準”になっていくと良いですよね。違いがあるからこそ工夫できる。そういうまちにしていく姿勢こそ、誰にとっても優しい、暮らしやすい、誰一人取り残さないまちへの第一歩だと考えています。

その他にもプライベートな話も含めて、話し上手なだけでなく聞き上手な坂口さんの策略にハマり(?)裸の三浦ひらくを見せるような様々な赤裸々トークもさせていただきました。そのたっぷりボリュームの対話の内容を、坂口さんが編集してまとめてくださった上で、三浦ひらくおすすめの楽曲紹介なども盛り込みながら(?)電波に乗せてくれる計画を進めてくださるようです。

いつの日の公開になるのかは全くわかりません。詳細が決定次第、こちらでも案内させていただきますね!

ヤバい話をし過ぎた気がするが…ま、きっと大丈夫でしょう!

貴重な機会をくださった坂口さんと、紹介してくれた友人に感謝です。そしてラジオ番組としてどう成立させるのか…興味津々。私も楽しみにしています。

本日はこんなところで。それでは、また明日!

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。