未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
昨日も、かなり盛り沢山だった一日の内容をまとめた記事が大作になりましたが…今日も長くなっちゃいそうな予感を隠しきれない、前日に負けないほど濃い一日でした。
まず、日曜日ということもありましたので…昨日は置いてけぼりでブチ切れていた我が家のドンへの配慮も含めて(?)妻子同伴で…希望ヶ丘ホスピタルで開催された初の病院祭「ドリーム★フェス in 希望ヶ丘」に参加してきました。
希望丘ホスピタルは、地域医療の中でも非常に重要な役割を担う…こころに不調をきたした際の代表的な病院。
当ブログ読者の方の中にもお世話になっている方もおられるでしょうし、入院されている方から直接連絡をいただくようなことも何度もありました。 病院に直接お邪魔して、お話を伺うこともあります。
案内チラシにもある、『地域とともに未来へ紡ぐ』というフレーズが、企画運営にあたられた皆さまの思いを象徴していると思います。これまでも病院と地域の皆さんが交流する機会はゼロではなかったとのことですが、コロナ禍もあって、どうしても距離が生まれてしまっていた中で「病院の側から積極的に繋がりにいくんだ」というメッセージを込めて企画されたのが、今回のドリーム★フェスだったわけです。
受診したことがある・なしに関わらず、地域の皆様に楽しんでいただけるような催し物を準備して…」という公式サイトの案内文通り、実際に会場には小さなお子さん連れのご家族からご高齢の方まで、本当に幅広い世代の皆さまが足を運んでおられ、交流の場になっていました。
病院の敷地内が「治療の場」から「まちの交流拠点」に変身!
普段はどうしても「体調を崩したときに行く場所」というイメージが強い病院ですが、この日は良い意味でそのイメージがひっくり返される一日でした。ステージでは子どもたちをはじめ、地域団体等の皆さまによる華やかなパフォーマンスが続き、医療・福祉の紹介や、相談コーナーに加え、子ども向けの遊びコーナーや体験企画などなど…まさに”病院らしさ”と“お祭りらしさ”がミックスされた空間になっていて、「病院に来るのがちょっと怖い」「できれば縁がない方がいい」と感じているような人にも、ふっと身近に感じてもらえるような工夫が随所にありました。
心の健康は、体の健康と同じように…メチャクチャ大事なことです。
体の調子が悪い際には薬を飲んだり、病院に行くことに抵抗がない人の中にも…精神衛生上のサポートを受けることに抵抗がある人が少なくないように感じています。そうした意味がないどころか、むしろ害悪と言える謎なこだわり、偏見のようなものを廃していくためにも、有意義な取り組みだったと感じています。
光井さんの熱心さには頭が下がる思いで、会場内を回られる様子も拝見していましたが…私自身も、スタッフの皆さまをはじめとした関係者の方々、会場におられる方々らと、色々なお話をさせていただきました。友人・知人とも何人も会わせていただきましたし…医療・看護・リハビリ等、誰がいつどのような形で当事者になるかわからない分野の最前線で働いておられる方々の声を、現場で直接伺える機会は、議員としても非常に貴重なものです。
コロナ禍を経て…”繋がり直す”ことの意味はとても大きいと思います。
公式の案内文にもあったように、コロナ禍の数年間は、病院と地域との距離がどうしても広がってしまった時期でした。面会制限や各種イベントの中止・縮小、そして”医療機関や医療従事者にはなるべく近づかない方が良いのでは”という空気感すら漂った時期もあったはずです。
そうした積み重ねが、「病院=特別な場所」「近づきにくい場所」という意識を強めてしまった側面もあったのではないかと思います。また、それには従来より存在していた精神科を受診することへの抵抗感、後ろめたさのようなものを感じる傾向を強くする効果もあったのではないでしょうか。
だからこそ、今回のように病院の側から「ぜひ気軽に来てください」と扉を開いてくれる試みには、とても大きな意味があるのです。子どもたちも多く訪れていて、入院患者さんの中にも窓から顔を覗かせておられる方も見受けられ、多くの皆さまにとって貴重な、意義深い時間になったのではないかと感じています。
医療や福祉の世界は、普段の生活の中ではどうしても「見えにくい」領域でもありますが、実際には誰の人生にも深く関わってくるテーマです。元気なときから、病院やそこで働く人たちの顔が見える関係をつくっておくことは、将来の不安軽減にも繋がるとも言えるでしょう。
私たちが住む津山市を「安心して暮らせるまち」として保ち続けていくためには、地域の医療と福祉は必要不可欠で、行政だけでは当然ながら完結しません。病院や介護の現場などはもちろんのこと、地域住民・ボランティアの皆さま…各人がそれぞれの立場を尊重して支え合うことで、ようやく成り立つものです。今回のドリーム★フェスは、まさにそのことを目に見える形で示してくれたイベントでした。初めての病院祭の開催ということで、準備・当日の運営ともに、相当なご苦労があったことだと思います。会場のあちこちで楽しそうな笑顔が溢れ、多くの人々が参集していたのは、スタッフの皆さまの思いと工夫の賜物であることは明白です。
関係各位、本当にお疲れさまでした&温かく迎えてくださり、有難うございました!
希望ヶ丘ホスピタルが、これからも地域とともに未来を紡いでいく拠点として、ますます愛される場所になっていくことを願いつつ…私自身も議員として、一人の市民として、引き続き応援していきます。
アイキャッチ画像は酩酊体験中…普段から酔っ払っているような男が息子に「何やってるの?」と突っ込まれるシーン。
午後からもイベントがあり長い一日でしたが…長くなると読んでもらえないので、本日はこんなところで。それでは、また明日!









