未来拓く、みうらひらくです。
いす-1レーサー、みうらひらくです。
君は覚えているか?世の中に5月病が蔓延している頃、俺は事務いすに乗っていた。鏡野町でいす-1グランプリをやろうと思っていると書いた。
そう、密かに動いていたのだ。協力してくださるという団体や企業の方々も、少なからずおられた。しかしコストが結構掛かる。公式サイトに書いてあるように100万円ほど必要だとか。
このご時世、さすがに100万円ポンっとくださるような方はいない。しかも事務いすレースに使うだと?それなら馬や自転車や船のレースに使った方がまだマシだという声も聞こえてくる。
しかも日本事務いすレース協会へのライセンス料とやらで…何もしなくても相当な金額が消える。俺が勤務する観光協会には、そこまでの潤沢な予算などない。
予算がなければ引っ張ってくれば良い。安直にそう考えていた。方法はいくらでもある。引っ張ってくる候補先もないわけではない。こう見えても営業トークには自信がある。みうらひらく、口がひらくの異名は伊達じゃない。

しかし、ちょっと待て!
なぜ俺は、いす-1にこだわるのか。それは自分が過去に出場し…不甲斐ない結果に終わったからに他ならない。超頑張ったのに…あんなに遅いなんて!
開催はとりあえず置いておこう。また出場したら良いだけの話だ。いす-1開催は手段であり、目的ではない。俺の目的は鏡野町を盛り上げることなのだ。しかもコスパが良くないと意味がない。継続できないようではお話にならない。
ライセンス料など無視して、自分たちで全く同じやり方をパクり、いす-1という名称を使わなければ…それはそれでアリかもしれない。めっちゃ叩かれそうだが、法律的には多分問題ない…よね?
駄菓子菓子、そんなセコい真似をする気はないYO!今ここに鏡野町の頼れる兄貴分たちとの雑談の中で誕生した、いす-1に代わる面白レースの骨子を発表しよう。
それは三輪車レースだッ!
三輪車を英語で言うとtricycle、トライシクルだ。三輪車とは素晴らしい乗り物であって、小さなお子様から大きなオヤジまで楽しめるのだ。これは多分…アホらしいイベントになる。しかし、それが良いのである。
誰が見てもアホらしいとわかる競技いす-1は台湾にも進出し、多くのファンを獲得した。同様に三輪車レースは全国各地で行われている。
別に良いじゃんか…何か問題ある?同じことやったって良いでしょ?
重要なのは盛り上がるか否か。手段が唯一無二のものである必要などどこにもない。独自性や、ならでは感…それらは大切なアイデンティティーかもしれないが、時に足かせになり得る。
とりあえずトライしようぜ、トライシクルに。
誰かいらない三輪車持ってる人いませんか?試走用にご提供いただきたい…宜しくお願いいたします。その動画を撮って公開しようと思う。きっと面白い…だろう…はず!

本日はこんなところで。また明日!