未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日、津山市議会6月定例会における質問戦がスタートしました。
アイキャッチ画像は本日登壇された4人の同僚議員。一般論として、このやり取りライブは議会の花形とも言えるかもしれません。定例会ごとの恒例となっている“真剣勝負”の場…のハズです。まぁ別に勝ち負けがあるわけではないし…本当は議場にいる皆が同じ目的達成に向けて切磋琢磨する同志でもあるはずなのです。
ただ先日も、そうした前提どころか二元代表制の意義すらなくなるやん的なチョイチョイ見聞きする話が報じられていました。津山市議会ではこうしたことはないのだと思いたいところではありますが…私が他の議員の質問作成の過程を知ることはできませんし、ウチの議会の場合は何度も書いてきているようにライブでやり取りする意味が曖昧になってしまうほどに、事前協議をガチガチに固める傾向があるので、セレモニー議会だとか、猿芝居だとか揶揄されることがあるのは事実です。

質問”戦”とは表現したものの…双方で喧嘩をしようとわけではないのは当たり前の話で、あくまで建設的な議論によって市政をより良くしていくための大切な場でなければいけないはずです。議員が何を問い、執行部がどう答えるのか…そこから見えてくるものには、自治体の未来の片鱗が見えると思っていますし、だからこそ注目していただきたいとも考えています。
今回の6月定例会では、津山市議会議員25名中16名の議員が質問に立つ予定です。ちなみに津山市議会には”議長・副議長・議選監査委員は質問に立たない”という不文律があります。この無駄で無益に思われる縛りも、緩和あるいは廃していきたいと思っているのが私の正直な気持ちですが…実質的に質問に立てるのは、現在22名ということです。その中での16名という数字は、一般的にはかなり活発な方だと言えるかもしれませんが、昨今の津山市議会としては少ない方なのです。
私はこのところ大抵4日間で行われる日程のどこかで、その日のトップバッターとして登壇することが多かったのですが、今回は3日目のラストの登場になりますので、恐らく登壇は午後からになると思われます。前に登壇する同僚議員3人の質問次第ではありますが、もしかすると午前中で皆が終わってしまうかもしれないので…まぁ午後イチくらいから注目いただけると幸いってところですかね!

傍聴大歓迎!
ただ…平日の日中に市議会議会棟に来てくれと言うのは、特に現役世代には難しいことは重々承知しています。リアルタイムでの傍聴はもちろん…オンラインでの中継をご覧いただくことも難しい方が大半だと思いますが、どなたさまも心配は要りません。本日16日から19日まで行われる質問戦では毎日、中継録画が動画で公開されていく予定です。
当ブログでもしっかり公開していきますので、是非チェックしてみてください!
それでは本日も早速、初日に登壇された同僚議員の質問動画と概要をご紹介していきます。
髙橋 寿治議員
1.市長の施政方針から
①観光について
②AIデマンド・公共交通について
③市民の文化活動について
④公園整備について
⑤映画館について
2.教育関係から
①GIGAスクール構想第2期及び教育DXについて
②学びの多様化学校について
③支援教育について
④小中学校将来構想について
吉田 耕造議員
1.行財政改革について
2.人事異動と行政の継続性について
ほかぞの千晶議員
1.森本慶三記念館と城下スクエアの利活用促進について
①森本慶三記念館の飲食利用
②城下スクエアと、つやま自然のふしぎ館も含めた地域振興への展望
2.市民生活の安全・快適環境の整備について
①津山市の地球温暖化対策
②津山市の熱中症対策
3.津山市における野良猫対策について
①定住自立圏での取り組み
②岡山県動物愛護センターの役割
③令和6年度請願第3号の採択に対して
勝浦 正樹議員
1.学校統廃合とコミュニティ・スクールについて
①説明会の状況
②校区代表者会議の状況
③学校運営協議会の状況
④委員の立場と権限
2.地域防災について
①土砂災害への対応
②消防団活動
③自主防災組織の取り組み状況
④個別避難計画
3.スポーツ施設整備について
①財源についての考え方
②集約化や廃止の見通しは
③駐車場不足への対応
…といった具合で、初日から多岐にわたるテーマが論じられました。
もちろん、私に対しても皆さま同じように色々と思われることがあると思いますし、これは今日に限った話ではありませんが…それぞれの質問に対して(もっとこう尋ねたら良いのにな)と感じることもあります。(なぜこのタイミングでこのテーマなのか?)と首を傾げるような内容だなと思うようなことも…正直なところ、チョイチョイあることです。ただ、自分にはない視点や考え方、感じ方、そして答弁せざるを得ない方向に持っていく進め方など…参考になることも当然、多々あります。
何を問うかは、各議員の自由。

そしてその背景には、必ず何かしらの問題意識や現場の声があるはずなのです。
私は常々、当ブログをはじめ様々な場所で「質問することが目的化してしまっては意味がない」と言い続けてきています。議会で議員が問いかけるという行為は、現状の改善や未来に資する政策提言に繋がらなければ、むしろ時間と労力、そして公金の無駄遣いになりかねないからです。
この人は誰のために何を変えたいのか?
執行部の皆さまの答弁とあわせて、そういった観点からも質問をご覧いただければ、また違った楽しみ方ができるはずですし…気づきが得られるかもしれません。
それでは本日はこんなところで。また明日!