ああ、げに素晴らしき不条理の向こう側。混沌とする日本社会の縮図を描き出す展覧会への闖入記♪

未来拓く、みうらひらくです。

新成人の皆さん、本日はおめでとうございます。
例によってテンションを上げ過ぎて、度を越して暴れてしまった若人たちもいるみたいですな。
まぁ私は人のことを言えないので、お互いに気を付けましょうと申し上げるにとどめておきますけど。

皆さんの未来が明るいものとなることを…。
でもそれ、祈っていてもそうはなりません。
自分たちの手で明るいものにしていきたいですね。

みずからの手で未来を切り拓いていこうとする…その心意気と覚悟こそが、本当の意味での大人への第一歩に繋がるのではないかと考える37歳のオジさんでありました。

私、気持ちは若いの。

さてと…話変わりますよ☆
昨夜予告編(?)を上げておいた、あるアーティストの展覧会へと行ってきましたよって話。

昨日も書いたけど、絵画やらマンガやらが好きなのです。
最近は読んでいませんけどね、読めていないというか。
音楽ですら聴けていないのよ…元ミュージシャンとか言ってるのに。
ま、それはいいや。

蛭子さんですよ、えびすさん。
東京渋谷のPARCO MUSEUMにて今月18日まで開催中の、新春えびすリアリズム。
スケジュール超ハードだったけど、無理矢理ねじ込んで覗いてきました!!

展覧会告知チラシには奇才アーティスト・蛭子能収とあります。
まぁ変わった方ですわな…もちろん褒め言葉のつもりですけど。

DSC_0855テレビでしか蛭子さん知らないって人もいるんだろうけど…本職は漫画家だよね、多分。

結論から書いちゃうけど、500円払って行く価値はありまくりでしたよ ☆

大昔にVOWって本があったんだけど…知ってる人どれくらいいるんだろう。
中学生くらいの頃、それで蛭子さんのマンガ読んでた記憶があります。

くだらなさが面白い的な本なので、読んでどーこーとかって向きには不向き。

今どうなってんのかなと思ったら、まだあるみたい。
VOWについて(wikipediaが開きます)
街のヘンなモノ VOWウェブサイト

誤解を恐れず書くと芸術を語ること自体、個人的にはあまり興味がないというか、ほとんど無意味だと考えています。
アレコレ考えるより、直感的なことの方が大切ではないかということです。
評論家を否定するつもりはありませんが、そもそも根幹を成すのは主観だと考えているので、余分な情報は後付けで十分だと思っているのです。

そんな芸術の中でも比較的現代的で先鋭的なもの、キュビスムとかシュルレアリスムとかって分野は、わかりにくいって点が逆にわかりやすいとも言えるのではないでしょうか。

価値観の多様化がこれだけ進んだ世の中です。
食物や睡眠のとり方、性的嗜好といったいわゆる三大欲求ですら、個々人の好みの違いが顕在化している世界で、絶対的な価値を芸術に求めること自体がナンセンスであるとも言えます。

子供の落書きのように見える作品に数十億円もの値段がつくのは、その価値があると判断する人にとってだけの話であって、おそらく大多数の人にとってそれだけの価値はないものでしょう。
少なくとも自分にとっては数十億円もの価値がある絵など、きっと存在しないだろうと思っています。

ピカソのゲルニカとか…本物を見てみたい作品はいくつもありますが、自分にとっての億なんてお金は、絵画に費やす金額ではない。
他にもっと優先的に費やすべき選択肢が、数多くあるからです。

ただ忘れてはいけないのは、その何十億円もする絵画に優先的にお金を費やす人がいるということ。
ある意味ではそういう人たちのおかげで美術館で良い絵を見られるわけだし、個人の価値観を否定するのはそのまま、価値観の押し付けに繋がるわけで…好ましいことではないと考えます。

考えるな、感じろ。

えびすリアリズム…シュルレアリスムというよりプログレでした、完全に。
実際に行ってみたい人は写真はスルーしたほうがイイかもよ。

つっても、自分が撮ったこんな小さな写真たちからは、全然伝わらないです。
数も膨大、単行本や生原稿等の作品を実際に読めるしね。
行ける人は行ってみるとイイぜよ。

ほなチョイとご紹介。

いきなりの卑屈感。

いきなりの卑屈感。

 

綱渡りだよ、人生は。

綱渡りだよ、人生は。

 

おおお。

おおお。

 

デビュー作からして夢が創作の原点。

デビュー作からして夢が創作の原点。

 

ヌコ。

ヌコ。

 

巨大なご本人ご登場。

巨大なご本人ご登場。

 

後ろから見ても巨大。 大きいことはイイことだ。

後ろから見ても巨大。
大きいことはイイことだ。

 

田中の冒険はまだまだ続く。

田中の冒険はまだまだ続く。

 

上を見るな。

上を見るな。

 

一杯のかけそばを超えている発想。

一杯のかけそばを超えている発想。

 

これはやるしかない。

これはやるしかない。

 

当然のごとく大吉。 やはり今年はついている!!

当然のごとく大吉。
やはり今年はついている!!

 

魅惑的過ぎるこの向こう側だけは撮影禁止。

魅惑的過ぎるこの向こう側だけは撮影禁止。

 

大作の前でマンガが読める贅沢空間。

大作の前でマンガが読める贅沢空間。

18歳未満立入禁止エリアは見たこともないようなお宝の山で、私の表現力ではとてもその官能的でいて退廃的な世界を伝えきれません。

言葉にした時点でアウト。

いろんな意味でな。

何はともあれ、楽しめました。
ご本人のキャラも含め…不条理という言葉と作品群が絶妙にマッチしている印象を受けました。

不条理、不合理、理不尽。
世の中は思った通りに、願った通りにいくものではない。
目隠ししたくなるような状況すらも描き出す。
臭いものに被せた蓋をあえて外してみる。

それは決して大げさでなく、私たちが生きている現実世界の奥にあるカオスを切り取った表現でした。
作品を見て、全然笑えないって人も少なくないでしょう。
いや、自分は結構笑ったけど。

評価ってそういうもの。
理解ってそういうもの。
価値ってそういうもの。
自分で決めるものじゃないけど、自分で決めるもの。

ご本人がどこまで意図されているかはさておき、私としては面白かっただけじゃなく勉強にもなりました。
いろいろと再確認できたことがあったしな。

ま、難しいことはさておき…素直に感じればいいのだと思います。
時には流れに身を任せ、委ねてみることも悪くないのかもしれません。

気忙しい中で、不思議とゆったりと過ごせた気分にさせてくれたのは蛭子マジックですかね!!

……帰る前に、誘われるがまま踊ってみた♪♪♪

女の子からの誘いを断るわけには…。

女の子からの誘いを断るわけには…。

二十歳の頃の気持ちも忘れることなく、頑張ってこっと。

毎度困るのですが、こーゆー刺激を受けるとすぐにクリエイティブ系の欲求が目をさますというか絵を描いたりしたくなっちゃうという…。
いっそ、その流れにも身を任せてみてもイイかなぁとも思う今夜。

手を広げすぎてもいけませんが、面白いことには挑戦したいタチですので、楽しいアイデアをお持ちの方はいつでもお声掛けください!!

今日もありがとうございました。

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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