カミングアウトはどうすべき?事実を隠すのも伝えるのも、自由。

未来拓く、みうらひらくです。
ここだけの話…を基本信用しない、みうらひらくです。

秘密保持は難しい。しかし明らかにできないことは確かに存在する。

誰だって人に言えない秘密の一つや二つはあるものだ。

昨日の続きを書こう。本日は講演会の核の部分であったカミングアウトについて。

素直が一番、これでいいのだ!感じ方も、周りと違っても大丈夫。

2018-05-07

竹内さんの講演会に参加してくださった方も、興味があったけど参加できなかった方も…最も気になったことはおそらく、カミングアウトについてだろう。

カミングアウトとは公表すること。特に性的マイノリティーに限定された話ではないが、社会的に誤解や偏見に晒されている立場の当事者であることを公にする行為のことだ。

男性同性愛者(ゲイ)である竹内さんが、その事実を公表するまでに抱えてきた苦悩や葛藤は想像に難くない。

だがそれは、本人以外には100%を理解することはできない。しかしそれは、会場で自分のような者に声を掛けてくれた多くのLGBT当事者の方々であろうとも、周囲に当事者がいる人たちであろうとも、あるいは全く別の問題を抱えているマイノリティーの方たちであろうとも、誰だって同じことだ。あなたもそうなのだ。

誰だって、マイノリティーになりうる。

これは俺が会場でも訴えさせていただいたこと。これは決して他人事じゃない。だからこそ…苦しい時期を乗り越えた竹内さんのお話を聞くために、多くの皆さまが集まってくださったのだろう。

竹内さんの初めてのカミングアウトは大学時代の親友に対してだったという。気心の知れた友人に対してでも、やはり大変難しく…10時間掛かったそうだ。その相手の方は「どうしたいの?」と尋ねられたそうだ。そして竹内さんは他の皆にも理解してもらいたいと答えた。友人はその後周囲にカミングアウトしていくサポートをされたそうだ。

竹内さんには素晴らしい友人がいて恵まれているね…と話してくれた参加者がいた。

しかし、俺はそうとは思えなかった。

だって友人だぜ?全力でサポートするのが当然じゃね?

カミングアウトは無理やりするようなものじゃないが…どういった形であれ、困っているなら力になりたいと思うのが友人じゃないか?

俺の周りの友人にもし、こうした思いに悩んでいる人がいるなら…俺はできる限りの力になることを宣言しておきますYO!そして。

特に困難を極めたのが両親へのカミングアウトだったと、竹内さんは話してくださった。

お父さんは激怒。

お母さんは号泣。

26歳の時に伝えた事実をご両親が受け容れてくださるまでには、実に13年の歳月が掛かったそうだ。


ただ事実を伝える。

それだけの行為なのに…こんなにも大変な思いをしなくてはならない理由には間違いなく、偏見や差別が存在することが関係している。

だからこそ、客観的な根拠が欠如したそうした歪んだ負の感情はなるべくなくしていく方が良いと思うのです!

考え方は人それぞれ。

誰かや何かを気持ち悪い、好きじゃない、排除したいと思うことも含めて…本当は自由だと、俺は思っております。しかしその自由が誰かの自由を不当に侵害することがあってはならないし、差別を肯定したら…それはやっぱり良いことにはならないと考えているのです。

様々な差別は実際にはなくならないだろうし、差別と区別は違うなんて言ってみても言葉遊びでしかないかもしれませんが…それが正直なところ。

ともかく、事実を知ることが第一歩ってこと!

事実を覆い隠し続けられる時代じゃないし、隠そうとするから情報が歪んでいくという事実を、差別している側もされている側も、マジョリティーもマイノリティーも忘れてはならないのではないでしょうか。

それでは本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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