選挙管理委員会は60歳以上のみ!若者の投票率向上は無理ゲー。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて、昨日のブログは読んでくれたかな?

動くひらくのスペシャル版とも言えるマンガ・アニメ・ゲームなどエンタメ全てのジャンルで消費者の利益・権利を守る団体、エンターテイメント表現の自由の会(AFEE)さん主催によるエアコミケ街宣での動画を紹介しているエントリー、必見ですので是非ご覧ください!

エアコミケ街宣、西日本代表。表現の自由を守るためヘアヌード?

2020-12-21

そして本日は打って変わって…津山市議会一色の1日となりました。

先日から東京出張に出掛けたり、エアコミケに参加したりはしていますが…何しろ今は12月定例会中です。その上、今日は本会議最終日でした。

議員にとって非常に大切な役割の一つである、議案への賛否を表明する場…つまり採決がある重要な1日でしたが…今回はそれ以上に議論の的になったのが、選挙管理委員会委員を決めるための選挙

慣例では選挙管理委員会から推挙されてきた方々を、語弊を恐れず言えば…ほぼ形だけの審査プロセスを経て、承認していたという流れだったようです。

毎度のようにそこに疑問を抱いたのですが…今回は私以外にも(意図は全く別だったようですが)、複数の議員が違和感を覚えたようで…すんなりとはコトが運ばないような状況になりました。

まぁ書きたいことは実は沢山あります。

ただ…書けないこともあるし、書くべきでないことも沢山あります。

目的はあくまでも現状を改善すること。

この選挙管理委員会委員を選出する件について言えば…私は、圧倒的に高齢層に偏っている現状を是正する必要が大いにあると感じています。

今回選出された選挙管理委員4名および補充員(もしもの際の穴埋め役)4名は全員が60歳オーバー。

このような状態で、例えば私が12月議会で訴えたような若者をターゲットにした投票所での投票率向上のための工夫など、強い問題意識を持って取り組むことができるとは到底思えません。また、失礼ながら若年層のニーズに対する知識も不足しているでしょう。

地方自治法には”選挙権を有する者で、人格が高潔で、政治及び選挙に関し公正な識見を有するもののうちから、普通地方公共団体の議会においてこれを選挙する。”という規定があります(182条)。

”選挙に関し公正な識見を有するもの”って?

ちなみに委員は男性2名・女性2名の選出で、補充員は全員男性でした。

とかく女性比率が低くなりがちなこの種の役割において女性委員が半数なのは良いとして…4名の選挙管理委員のうち、全員が60オーバーで、それで若者にアプローチしていこうなんて話し合ったところで、的外れな方向性に向かうことは目に見えています。

だって今までそうだったじゃん?

だからこそ、変えていかねばなりません。

政治家・議員の役割は文句を言うことでもなければブログを書くことでも、YouTubeで動画配信することでもないでしょう。

実際に、暮らしをより良く変えていくことです。

そのためには今回、私の準備は全く足りていませんでした…準備だけではありません。

端的に言えば、力が足りませんでした。

申し訳なく、情けなく感じるところではありますが…事実を受け止めねばなりません。そして次回以降に生かしていかねばなりません。

次回って?

選挙管理委員会委員の任期は4年です。この事実すら、多くの先輩議員の皆さまはご存知ありませんでした。

つまり、その程度の認識だった。

議員である以上…自分たちの選挙にも当然に関わってくる委員の選出ですし、関係ないはずがありません。それでも今まで誰も気にしてこなかった。

今まで問題視されてこなかった部分が、少しだけですが問題提起されたという意味では、今回の結果は前向きに捉えられる部分もある(ただし結果は全く私の希望に寄るものではありませんでしたが)のは事実です。

ものすごくゆっくりではありますが…津山市議会も変わりつつあるのかもしれません。

いや!

何としてでも我々が変えていかねばなりません。決意と覚悟は動画で語った通りです。

理想に燃えて討ち死に覚悟で反対だ反対だと叫び続けるのは気持ちが良いことで…かっこ良く映るかもしれません。

ただ、政治家や議員に求めることって…そういう上っ面じゃないですよね? 

政治に大切なのは、結果を出すこと。私はカッコ付けて100点を取りに行くつもりは一切ありません。まぁ…そもそも100点なんて取れませんからね。

少し頭デッカチになっていたなということも痛感した1日でした。若手の面々とのコミュニケーションの中で、最終的には、とても前向きに議会での時間を終えることは出来た1日でしたので、必ず先に生かしていきます!

変化は急激なものであってはならないって言葉があります。私は正直、好きではないのですが…急激な変化を起こすためには、とてつもない力が必要だということです。わかってはいたことですが、今日は改めて実感しました。

動画でも最後に語っていますが…実は。

4年も待てるかボケェ!

…ってことで、昼休みにちょっと画策してみたのです。まぁ…多くは語りませんが、無駄な足掻きでした。その前段階で結果に繋げられる準備をできなかった私の負けです。

とてつもない力がクリスマスプレゼントとして降ってくるとは思っていませんので…着実に、不恰好でも少しずつ、積み重ねていきます。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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