総務文教委員会の決算審議。現年度予算が執行され半年を迎える段階で終わったことを議論する意義。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日の津山市議会では四つある常任委員会の一つ、総務文教委員会において、所管する事項の令和4年度決算についての審議が一日中行われ、市役所に朝から晩まで缶詰状態でした。審議が終わって市役所を出てからも駐車場で急ぎの電話やメール対応をせざるを得ない流れになり、12時間近く市役所にいたことになります。さすがに少し疲れたので帰宅してニンニクをモリモリ食べたところ。明日も色々とあることはあまり考えていないわけですが…牛乳飲んで寝たら大丈夫やろ。

あ…そう言えばニンニクを食べた後に牛乳飲んでもダメで食べる前に飲まないと効果ないって話を聞いたことがあるけど、ミスターエビデンスとの異名をとった(?)私ですがエビデンスの確認をしたことはないので、詳しい人や調べる時間がある人は是非教えてください!

津山市議会においては9月定例会で前年度の決算議案が上程され、質疑と委員会審議を経て12月議会で認定されるという流れになっています。多少の違いはあれ、決算審議の時期自体は多くの自治体が津山市と同時期に行なっており、言うまでもなく法に則った処理ではある上に様々な事情があることはあるのですが、決算のあり方自体、特に民間でバリバリ活躍しているような方々からは疑問を呈する声をよく見聞するところです。私としても、すでに現年度予算が執行中で半年が経とうという段階で前年度の予算を審議するというタイムスケジュールには確かに問題があるとも考えていますし、資料などには大いに改善点があると感じています。

本日の審議の中でも少し改善についてのお願いをさせていただきましたが、議会の中ですら(既に終わったことなんだから今さら良いじゃないか)という空気があり、時間を割いて質疑を行うことに疑問を呈するような声も聞こえてきます。しかしながら決算議会は事業の成果を確認し、予算執行が適切になされたのか、行政活動が住民のためになったのか、効果検証を正確に行うことで、次年度以降の予算編成などの一助としていくための、極めて重要な時間であることは間違いないことです。

今回の本会議での発言は近年の津山市議会では類を見ない、1時間30分超という長時間にわたる質疑になりましたが、今私が議場で質しておくべきだと厳選した案件に的を絞った内容ですので、是非とも動画でご確認ください。

そして本日は本会議を経て、委員会に付託された案件、つまり冒頭で触れた総務文教委員会の所管する案件についてさらなる深掘りをするための委員会審議でした。別に例えば誰かが「そのための時間だよ〜!みんな集まれ〜!」って号令を掛けたわけではありませんが、言うまでもなく本会議で触れられなかったことやさらなる深掘りを必要としないのであれば、そもそもこうした審議を委員会で行うこと自体が時間の無駄、もっと言えば税金の無駄ですから。

にもかかわらず。

本会議の間もしかして寝てましたかと思うような既に誰かがした質問や、今までの話の流れを聞いていましたかと感じるような質問、あるいはいやいやソレどう考えても今ここで尋ねる話じゃないでしょと思われるような問いかけが、あったようななかったような気もしますが…きっと気のせいでしょう。

議員間での討議ももっと活発にできるようになれば良いのですが、行政側、理事者側の皆さまがズラリと何十人も揃った委員会審議の場でやることではないのは当然です。実は明日13日の津山市議会も、議会活性化調査特別委員会、全員協議会、そして議員会議というものが予定された盛り沢山の一日でして、議員会議はおよそ半年ぶりの開催となりますが、この議員会議の場が唯一、議員間での討議を行う場として設けられているものですので、期待していますし自分自身もしっかりとその場を活用させていただくつもりです。

さて、本題の本日の総務文教委員会ですが、総務に関することとして企画財政部、総務部、税務部、地域振興部、出納室、選挙管理委員会、公平委員会及び監査委員の所管に属する事項がまず審議され、その後に文教についてということで、教育委員会所管の事項を審議しました。

ただ議事録すら現在は公開されていません。

市民の皆さまが委員会審議の内容を知りたいと思われても、目的達成まで極めてハードルが高い。以前から何度も当ブログにも書いてきておりますように、議事録を公開していく姿勢は開かれた市議会などと謳うのであれば絶対に外せないと考えております。これだけは本当に何としてでも近いうちに必ず、公開を実現すべく動いているところです。

本日お願いしたこと、取り上げたことの要旨を以下にまとめておきます。正直言えばもっと沢山発言したいことがありましたが、限られた時間の中で諸々考慮、精査した上で選んで発言した内容です。ご興味がある項目があればお知らせください。できる範囲で対応させていただきます。

総務所管

・事故繰越案件について
・電算委託料などデジタル関係の支出が適切になされているか(ベンダーロックイン状態の有無)
・新型コロナ対策として入ってきた交付金の使途と効果(様々な事業に使用されていることの確認)
・決算そのもののあり方の変革要望、行政評価シートや財務4表などの添付希望
・執行部側のタブレット端末導入
・決算剰余金の取り扱いについて

文教所管

・決算審議に関する資料配布時期を早めることなどの要望
・地域学校共同本部事業とコミュニティスクールの関係と事業効果
・報償費としての謝礼金の使途
・いじめ件数などのデータ公開(本会議で委員会での開示を求めたが提供されなかった)
・Googleアカウント流出事件への具体的対策の提言
・Googleアカウントの運用実態(小学校から中学校に上がる段階でアカウントが変更されることの確認)

中には12月議会でも継続して取り上げないとならない課題もあります。姿勢を正していただき、修正していただくべきと感じられる点も見受けられましたが、私自身は基本的には令和4年度決算にかかる議案には全て賛成しています。

それでは本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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