未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
本日は事務作業が中心の一日となり、自宅で過ごした時間が多い日になりました。昼前に久しぶりに、終始ほぼ聞き役でしたがパブラボの運営メンバーとオンラインミーティングの時間を持って刺激をいただけたので…少しだけリフレッシュできたものの、座っている時間が長過ぎて…またしても少々腰が痛くなってしまったくらいです。別にそれが理由ではありませんが…午後から予定していた教育委員会の定例会の傍聴にも行けずじまい。
そんな中で津山市教育委員会から本日公表された情報と、同じく今日全国的に報じられていたニュースを関連づけて…少し書いていきたいと思います。
そもそも良い話ではありませんが…当ブログでも、そして議場でも何度も取り上げ続けてきている問題について。
いじめについてです。
今年の3月に中学2年生だった女子生徒が遺体で見つかった、北海道旭川市での痛ましい事件を覚えておられる方は少なくないでしょう。リンク先では詳しい記事をお読みいただけますが、読まれていない方には非常にショッキングな内容であることは予めお伝えしておきます。記事内容が真摯な取材に基づくものであるはずだという前提での話ですが…ハッキリ言って、逆の意味で「いじめ」という表現には納得できないレベルの内容が記してあります。
今までにも何度もTwitter等のSNS等で取り上げていた本件について…本日、新しい動きがありました。
やっとか…市長が代わって良かったって言いたいけど、そんなこと言えるわけない。ただ市長の個人的見解発信は立派。当たり前だと思うけど、時に当たり前を当たり前にできないような力が働くのが議会で…それが政治の現実。クソッタレなリアルを変えるには選挙で勝つしかない。https://t.co/1M6xTSMYQe
— みうら⋈ひらく (岡山県津山市議会議員) (@miurahiraku) October 28, 2021
今まで頑なに、7ヶ月にもわたっていじめの存在すら認めてこなかった旭川市において、市長(今津市長は9月末の選挙で当選されたばかり)が…あくまでも個人的な見解という形ではありますが「いじめがあった」とハッキリと認識を示されたのです。
これは…もちろん、ご遺族をはじめとした関係者の皆さまには良かったなどと第三者が言えることではないことは当然ですが、私は個人的には、Twitterに書いた通り…立派な対応であると感じました。
市長や教育長といったトップが思いを発信することは、とても重要だと考えています。
津山市においてはそれが足りていないという点について、今までに何度も何度も市長と教育長に対してはお願いもしてきているところですので、ここではこれ以上は言及いたしませんが…津山市においても、いじめは決して対岸の火事ではないことに関しては、触れざるを得ません。残念ながら当事者からの相談を何件も受けたこともある身としても…実感を伴って理解しているところです。
ただやはり人間、実際に被害者の話を聞くなどして被害者側の立場を想像することができないと…「いや、津山でいじめって…それ本当にある話なの?」という風に感じてしまう保護者の方が一定数おられることも、ある意味では仕方がないのかなとも思います(残念ではありますが)。ましてや子育てから距離がある生活をしておられる皆さまには、実感を伴って理解いただくのは難しい面も確かにあるとは認めるところです。
そんな皆さまにこそ見ていただきたいのが、以下の資料です。津山市での暴力行為、いじめ、長期欠席・不登校についてのデータです。
この数字を見ていただければ明らかです…何しろこれは、津山市教育委員会から出てきた公式のデータです。こう言っちゃ何ですが…こうした性格の数値を少なく計上したい思いが働くことはあっても(もちろん津山市教育委員会に限ってそんなことはないと信じていますが)、多く計上するなどということはないはずで、その上、こうして公式に発表している以上…計上されている件数を確認していること自体は間違いありません。
令和2年度…津山市のいじめ認知件数は小学校で93件、中学校で52件。
これが事実です。そして問題の性格上…どう考えても表に出てきている数字以上に苦しんでいるケースが多く存在すると考えて然るべきではないでしょうか。旭川の事例は極めて残酷な話で…同様の事件が津山で起こるなどとは、全く想像もできませんし、もちろん想像したくもないし、津山以外でもどこにおいても起こってはならないことで、起きてほしくもない話です。
しかし!
実際には…またあのような事件が起きても不思議ではないのが現実で、その火種とも言えるであろういじめ自体は、津山市そして市外にお住まいの皆さまのまちでも残念ながら確実に、現在進行形で起こっているのが事実なのです。
目を背けたくなる現実ですが、我々大人がそこから目を背け続けていると取り返しのつかない事態…児童生徒の命に関わるような事態が起こりかねません。
だからこそ、私たちはゼロにできないとわかっていても、いじめ問題をはじめとしたこの種の問題行動や不登校といった課題に、向き合い続けていかねばならないのです。
少なくとも私は、向き合い続けていきます!
ちなみに…誤解ないように書いておきますが、アイキャッチ画像はフリー素材サイトから引っ張ってきたものですので…津山市内の特定の学校を示すものではありません。
あらゆる学校での理不尽をなくしていきたいと願っています。
本日はこんなところで。また明日!