抄録大公開!ド素人議員は学会で何を話すのか?目的達成の助けとなるアドリブLIVE!

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

昨日書いたエントリーでは、娘が亡くなった際に臓器提供を行ったという事実を発表させていただきました。ブログはもちろんあらゆるシーンにおいて…今まで一度も、対外的には発信したことがなかった内容です。

臓器移植の現場に一石を投じる独白。44歳の誕生日に亡き娘の偉業を発表。

2022-05-18

非常に多くの皆さまから様々なご反応をいただいています。政治姿勢としても多様性の容認、選択肢の増加を常に訴え続けてきている私ですから…もちろん、様々な考え方や感じ方があることは承知の上で行った発信です。誰のどのような考え方も、誰かの法益や権利、自由を侵害しない限りは尊重されるべきで…無論私自身にも、誰にも何も強制しようなどという気はないことを改めて表明しておきます。

臓器移植が良いものなのだと押し付けるつもりはありません。

ただ、少なくとも私自身にとって…また私以上につらい気持ちを抱え続けている妻にとって、もはやどれだけ頑張ってみても、娘が私たちよりも先にこの世界からいなくなることが避けられないと告げられた後に苦しみながらくだした決断が、決して間違っていなかったと断言することはできるのです。

そしてそれは愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)を可愛がってくれた祖父母ら家族をはじめとした、くーちゃんの近くにいてくれた面々にとっても同じであると信じています。

この話は、当ブログでもまた改めて…何度も書いていかないとならない非常に大切なことで、臓器移植の現場が抱えている諸課題の解決あるいは軽減は私自身のライフワークとして取り組んでいくべき使命だと思っています。

私じゃないとできないことで、私がやらなければならないことの一つだと勝手に思っていますので!

昨日も少し触れたように、明日20日には中国・四国から錚々たる先生方がお集まりになる学会において…ド素人の私が、お話をさせていただく機会を頂戴していますので…その思いを正直に真っ直ぐに、飾ることなく誠実に、お話させていただこうと考えています。

抄録(しょうろく)と呼ばれる文章があります。先生方が発表される論文などから要点を抜き出して発表内容を予め参加者に共有するために用意するもので、今回の学会のプログラムにも掲載されているのですが…それに掲載していただいた内容を最後に紹介しておきます。

抄録になっていない気がしますけどもッ!

我が子を失うという、およそ考えうる人生最大の悲しみと向き合った遺族として、ドナーの遺族となるという選択をした数少ない者の一人として、世間一般的にも、また医療現場においても様々な考え方があることを承知の上で、個人的な思いを述べます。
医療のスペシャリストである皆さまの前で素人である私が話せることは限られていますが、移植に至るまでの経緯、移植後の思いなどを知っていただくことで、悲しい思いをする人が一人でも減る助けになれたらという願いを抱いています。
率直な思いを聞いていただき、こういう遺族がいるのだという事実を知っていただくことは、臓器提供を受けられなかったことで亡くなっている方がおられる現状、ドナーとなる決断をされる方が圧倒的に少ない現状を変える力になると確信しています。
ドナーにもレシピエントにも、なるもならないも自由であり、個人の尊厳として守られるべき判断ですが、ドナーとなる判断をする方が増えていくことが、結果的に世界をより良くすることに繋がるとも考えています。
我が子はインフルエンザ脳症で亡くなり、情けないことに私はこの病を知りませんでした。
かつてはインフルエンザ脳症で亡くなった方は臓器移植はできなかったとも聞き及んでいます。
世界には少しずつであっても変えるべきことがあり、皆さまはそれができる立場にある方々です。
そのためのキッカケになるような時間とすることができれば幸甚です。

例によって全く原稿を用意しておらず、15分間アドリブで話すつもりなんだけど…。

俺にマイク渡して大丈夫?

今回は専門的知識を持っている人たちばかりが相手ですので…背伸びしても仕方ないし、楽しむつもりで頑張ってきます。

いずれ開かれた形で、皆さまにも聞いていただきたい話です!

本日はこんなところで。また明日!

Pocket
LINEで送る

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

コメント