コドジコ勉強会!理屈や根拠も大事だが最優先は人の気持ち。事故が起きてから本気になるのでは遅すぎる。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

議員の世界には議員連盟、いわゆる議連というものがあります。津山市議会内にもありますし、地域単位などでもありますし…都道府県議会や国会においても、党内だったり超党派だったり…様々な形で存在するものですが、一言で表すなら、こんな感じ。

議員が何らかの目的を共有して任意に集う会、言わば同志の集まり。

私自身、幾つかの議連メンバーとして活動させていただいております。本日はその中でも最も学びが多く…また津山市の状況改善に役立てることができているものの一つである、全国組織である子どもの事故予防地方議員連盟(通称コドジコ)の勉強会が、zoomを使ったオンラインの形で開催されました。

子どもの事故予防と一口に言ってみても、子どもの事故には実に様々なものがあります。極めて残念ながら、ある意味では防ぎようのない理不尽により失われる命もある一方で…大人がしっかりと対策をしていれば、正しい知識を持っていれば、適切な距離で適切な見守りができていれば消えずに済んだ命の光が、世界には決して少なくないのが現実です。

そしてそれは、少ないからと言って看過して良いものではないはずです。

失われた命は決して戻ってこないことを、私は誰よりも理解しているつもりです。極めて不幸な大きな事故が起きてしまった後に、どれだけ反省しようが後悔しようが、事故が起こってしまってからでは取り返しがつかないのです。

コドジコでは”予防できる重大事故”から子どもたちを守るために…保育園・幼稚園等対策室、小中学校等・学童対策室、家庭対策室、水辺対策室、地域対策室の5つの室を設けてそれぞれの課題に特化して取り組んでいます。津山市議会でいうところの常任委員会(4つの委員会のいずれかに、津山市のあらゆる事務が所管されている)の、細かい版といったところでしょうか。

今回は水辺対策室の勉強会でした。

これからやってくる夏…悲しいことですが毎年のように繰り返される水の事故を防ぐための、悲劇を繰り返さないための勉強会でした。つい先日も千葉県で、小さな子が溜め池で溺れ、意識不明の重体になっているとの報道がありましたが、こうした危険は夏以外にも、実は案外すぐそばにあるのです。

子どもの溺れは一瞬にして起こること。プールはもちろん、海、川、池、湖、そしてお風呂…リスクは生活の中に潜んでいること。一旦溺れると自力での復帰は極めて困難であること。特に小さな子どもは静かに溺れることも多く、気づきにくいこと。溺れている子どもは浮いて待つことなど、まず不可能であること。大人がすぐに助けられる距離感を保つことの重要性など…コドジコメンバーとしてはわかっているつもりのこともありましたが、改めてショッキングな動画資料なども拝見しながらわかりやすく講義いただくことで、もし自分の子どもがとか…友人の子どもがとか…子どもの友人が…とか、様々な想像を働かせて”自分ごと”として考えることができたため、より強い危機感と説得力を伴った学びになったと思います。

かけがえのない命を守るために。

口先だけ、形だけの取り組みに予算を割いている場合ではないことを、決して取り返しがつかない…しっかり対策していれば起こらなかったかもしれない悲劇から学ばねばなりません。議場でも繰り返してきたことですが、我々議会人はどんなに悲しい出来事や辛い経験からも何かを学び取り、未来に生かしていかねばならないのです。

津山市でも本当に実効性の高い安全対策・事故予防策が講じられるように…引き続き精一杯尽力していきます。

勉強会の中で最も印象的だったのは”理屈や根拠も大切だけど、最も大切なのは人の気持ち”だというくだりでした。そもそもは悪口じみたイジりだったと思うんですが実は少し気に入っている…”ミスターエビデンス”なる異名を持つ私としても、完全に同意です。

あと、そのためにもこのサイトは議員はもちろん、一般の皆さまにも是非ご覧いただきたいので共有しておきます!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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