臓器移植の現場に一石を投じる独白。44歳の誕生日に亡き娘の偉業を発表。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて、実は5月18日は私の44歳の誕生日。

まぁ今日もお仕事詰め込み過ぎでハード過ぎて、誕生日何それ美味しいの的な一日だったのが正直なところです。11年に一回やってくる4回目のゾロ目の一年…今年は選挙もありますし、今まで以上にしっかり頑張っていきます。ちなみに前回のゾロ目…33歳の時に、15年住んだ東京から津山市に戻ってくる決断をしているのです。

早朝…というか18日になったばかりの深夜から、沢山の皆さまよりお祝いのメッセージを頂戴しています。これは大変に有難いこと。皆さまそれぞれに忙しい中であるにもかかわらず、私のためにリソースを割いていただけるのは嬉しいことですから。

もはや自分自身の誕生日を迎えること自体については、嬉しいなという感覚はほとんど持ち合わせていないのが事実ですが…それでも、自分自身が生まれた日を誰かが祝ってくれるという事実はとても有難いことで、それ自体が非常に喜ばしいことなのです。自分自身では感じられない喜びを与えていただけていることにとても感謝しています。

だからこそ、かつて私にとって5月18日以上に大切な日である娘の誕生日、4月17日に始め、現在も継続している誕生日おめでと運動は…祝い祝われることで世界を少し優しくすることができる素晴らしい運動であると…あまり普及しているとは言い難い現状ではありますが、手前味噌ながら思うところ。

目指すは優しい世界。大切な日に誕生日おめでと運動を始めます!

2021-04-17

ご存知ない方はチェックしていただき、誰にでも気軽に参加していただける企画ですので、是非ご参加いただき…世界を少し優しくしてみてください!誕生日プレゼントに何かいただけるとしたら…モノは何も要らないので、考えてほしいこと、知ってほしいことがあります。

それは日本中、世界中で、今この瞬間も必ずどこかで、誰かが何かに苦しんでいるということ。

こう表現すると、今はウクライナ問題を思い浮かべる方もおられるかもしれません。もちろん戦争を含めた大きな問題も決して看過できませんが…私が考えていただきたいのはもっと小さいようでいて、それでいて決して他人事ではない、一見パーソナルな、個人的な問題に見える諸問題についてなのです。

こうした小さな問題意識の積み重ねこそが、結局は大きな問題を回避すること…発生リスクの軽減にも繋がっていくと確信しているのです。

相変わらず前置きが長くなりましたが…特に考えていただきたいことがあります。以前、津山市議会でも取り上げたことがある内容。

臓器移植についてです。

私はこの問題の当事者です。平たく言えばドナー(臓器・骨髄提供者)の家族なのです。

娘が亡くなった際、臓器提供するという決断をしています

愛する人のために。インフルエンザ脳症で娘を失った父親の願い。

2020-02-13

これは非常にセンシティブなテーマであるため、極めて少数のごく一部の方々を除いて、今まで公式には一度も発信してきていないことでした。

しかし本心を言えば…葬儀の場でも、上記エントリーの中などでも、胸を張って、声を大にして叫びたかったことでもあります。つまり端的に言えば、愛娘・愛來(あいく・愛称くーちゃん)の”偉業”である(5歳の子が何人もの命を救うことが偉業でなくて何でしょう?)と思いつつも…様々な配慮の必要性から口を閉ざすという判断を重ねていたのです。

しかしながら、その経緯はあえて今回は詳しくは書きませんが…その配慮とやらが、実は非常に無意味なもので、あまりにも現状が改善されていかないことから、考え方、アプローチを変えていくことを決断した次第です。

色々と書いてあるけど、左上だけでも読んでやってください。

”臓器の提供が少なくて、毎週8人の命が失われているそうだよ。”

そんな状況を放置しておいて良いと思われる方は少ないでしょう…少しでも現状改善の助けとなるのであれば、あらゆる努力をすべきではないでしょうか。それこそ、一刻も早く。

明後日、20日には学会に登壇させていただきます。

医療現場の皆さまが頑張ってくださっていることは重々承知です。そして移植医療の推進により多くの人が救われる可能性が高まり、世界から悲しみを少しでも減らすことに繋がり、喜びを増やすことに直結するからこそ、医療現場に従事しているわけではない身でもできること、やるべきことがあると考えるのです。

誰もが当事者になりうる問題で、津山市民もちろん同じ…そしてかつて議会で述べたように、国勢調査に基づいて試算すると、津山市内にも移植希望者は当然におられるはず。

津山市議会令和3年12月定例会会議録より。

今日は、沢山の人にお祝いを言っていただいたけど…「倒れないでくださいね!」って言ってくださった方や「もっと自分を大事にしてください。」って気遣ってくださった方もおられて、有難いなと思っています。

まだまだ私には沢山のやらないといけないことがあるので…倒れている場合じゃありません。私じゃないとやれないこともあると自分では勝手に思っていますし、私がやらないといけないことをやっていくために必要なことを、44歳の一年間も積み重ねていくつもりです。

残されている時間は日に日に少なくなっていることは忘れずに!

そこから目を逸らしたくなる気持ちは痛いほどわかるけど、誰にとっても真理ですから…常に考えていたら身も心も持たないだろうけど、忘れちゃいけないことだと思うのです。

これからも自分らしく、飛んだり走ったりコースアウトしたり逆走したり、すっ転んだりしながら…それでも立って、歩いていきます。

世界一可愛い世界一優しい子の父親として…世界を少し優しくできるように努めていきます。

アイキャッチ画像はちょうど4年前の私の誕生日。幸せな時間がずっと続けば良いのですが…世の中には沢山の理不尽があり、それらは避けられず突然我が身に降りかかってくることもあるのです。

パパの頑張り、見ててね!

 
 
 
 
 
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本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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