未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
終戦の日でしたね。
6日は広島、9日には長崎に原子爆弾が落とされた日でしたし…夏のこの暑い季節は、大人も子どもも、我が国においては戦争について考える機会が一年で最も多い時期だと言えるのではないでしょうか。
平和の大切さに改めて言及するまでもなく、国家が戦争に突入するようなことは避けねばならないと、多くの日本人だけでなく世界中の人々が考えておられることだと思いますが、その最終的な判断や国の舵取りを行うのは…やっぱり政治なのです。
昨日、現在の内閣総理大臣である岸田文雄衆議院議員が、9月に行われる予定の自民党総裁選に出馬しないという意向を示されました。少なくとも現時点では自民党の総裁=内閣総理大臣、首相となる公算は極めて高いわけですから、国の政治のトップが近いうちに代わることが決まったわけです。
当然ながら様々なところで波紋が広がっているようですが…それでも津山市内では「え、そうなの?」って方…つまりその事実を把握していない大人にも今日は何人もお会いしましたし…ニュースや新聞等で報道に触れている方々であっても、別に…関係ないねって思っている人は決して少なくないのではないでしょうか。
政治に無関心でいられても、政治と無関係ではいられません。
首相が代わることは、どう考えても本当は全日本国民にとって少なからず関係があることなのですが…政治なんてどこか遠いところで行われている話で、自分たちには関係ないのだといった印象を、かつては私自身も少なからず持っていました。
しかしそれは誤りです。
政治は常に公金ベースで動いているからです。つまり私たちが収めた税金を基に動いているわけで、納税義務を果たした先…ご自身が払われた税金が何に使われても良いよ、別に関係ないもん、好きにしてくださいな…って言われるのであれば、無関心でも良いかもしれませんが、それでもやはり無関係だとは言えないでしょう。政治の最も大きな役割の一つが税の再分配ですが、国家や地方自治体がその機能をしっかりと果たしているか否かを監視していくのは私たち国民の役割でもありますし、議会や議員に期待される責務でもあるわけです。
首長などの政治家や議員あるいは行政職員に対しても、公金ベースの報酬を頂戴しているという意味では、ある程度厳しい目が向けられること自体は当然だと思っています。その最たる例が総理大臣でしょう。首相にあーだこーだ言いたい人は沢山いると思いますし、事実、明らかに日本中の人が岸田総理に対して色々と言っていますよね。これは岸田さんに限らず、歴代の総理大臣の皆さまが直面してきた重圧です。
恐らく日本中で最も文句を言われ、最も思い責任を背負わされるポジションが首相。
当然ながら誰にでもできるような役割でないことは明白です。頼まれても絶対にやりたくないという人がほとんどではないでしょうか。プライベートもクソもあったものではないことは明白と言って良いでしょう。それでも、岸田首相の後任として…今回も沢山の候補者の名前が上がっています。色々と水面下での綱引きやら何やらあって…そして最終的にどなたかに決まるわけです。
国政の舵取りのトップを決める戦いは、我が国の平和を維持していく観点からも非常に重要です。
だからこそ、まずは政治に興味を持ってもらうことが大切だと思っています。こうして終戦の日のブログ記事にこうした内容を書くこともキッカケづくりの一つの手段です。その上で個人的な見解を添えておくなら、戦争を繰り返さないためには平和を叫ぶだけでは足りないと考えていますし、全ての政治課題の解決・改善のためには絵に描いた餅では意味がなく、現実的に効果のある施策を打ち出し、そしてそれを実行して結果に結びつけることができなくては価値がないと思っています。政治=選挙では決してなく…政治に大切なのはむしろ選挙以外の時間です。
ただ、政治に取り組むためには選挙に勝たなくてはならないという”大義名分”を掲げることで、言い訳をつくっている政治家が少なからず存在するという事実は、議員にならせていただいてから、津山市議会に限らず都道府県議会や国会に対しても強く感じるところ。
国でも、都道府県でも、そして市区町村でも。
住民を置き去りにしない政治は、住民である私たち自身にしかつくれないのです!
この機会をキッカケに、考えていただけたら嬉しいです。
それでは本日はこんなところで。また明日!