狐と狸の化かし合い。これが津山市議会のコンクラーベ…根比べ?12時間超に及ぶ5月臨時会の結果を共有。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

議会は踊る?議長人事などが決まる臨時会開催は明日。ツヤマノチカラ立ち上げから4年が経つ今、思うこと。

2025-05-08

昨日も触れましたし…このところ何回も関連エントリーを書いてきておりますように本日、津山市議会では会期が1日のみの5月臨時会が招集されました。午前9時半からの議会運営委員会から始まり、終わったのは午後10時前です。

議長をはじめとした議会人事を決定するためです。

猿芝居だとか狐と狸の化かし合いだとか…まぁ色々と言われる方がおられるのも納得の、「有り得ないでしょ!」とか「何それ!」を連発してしまう一日になりました。余談ですが”ばかしあい”と打ったら”バカ試合”って出てきて…もうそっちでも良いけどねって感じたくらいに、バカらしい展開もあった気がします。

情けないなぁと感じたのが率直なところ。

ただまぁ…私自身もその情けない津山市議会の一員であることは厳然たる事実ですし、様々な考え方・感じ方を持った市民の皆さまの代表である”ハズ”の議員の集合体が議会です。私の考えだけが正しいのだとは考えていませんし、民主主義の原則は多数決だということは承知していますがそれでも、圧倒的に理不尽な納得がいかないような話もありましたし…怒りを通り越して笑いそうになることもありました。合議制の意味を理解されていますかねと首を傾げてしまうような印象すら覚えました。

初めて議員にならせていただいた頃と全く同じ。

こうした現状を6年経っても大きく変えられていないという事実は…私自身のチカラが未だあまりに足りていないということの証左でもあります。上に貼り付けた昨日のエントリーでも書いている通り、議会改革…つまりは議会をより良く変えていくことを第一に掲げている会派ツヤマノチカラを立ち上げた張本人であり、会派結成以来、会派代表者を務めさせていただいている身でもあります。選挙でも津山を良くしていくためには議会を変えることからと訴えてきているわけですから、情けない限りです。当然に申し訳ない気持ちも持っています。

無論コンクラーベと並べて論じるのはあまりにも乱暴であることは理解していますが、全ての役職が改選される今回…最も注目度が高かったのが議長ポストでしょう。

選挙の結果、岡田康弘議員が議長に就任されました。

岡田議員10票、吉田議員6票、津本議員5票、原議員3票という結果でした。岡田新議長は議員間の信頼関係を大切にして多様な意見を尊重し、新しい価値観にも対応していくと立候補の意思表明で言われていました。今の津山市議会は正直、全くもってそんな議会になっていないと思うので…この先の2年間、言われていたような議会となるようにリーダシップを発揮していただきたいと強く願っています。

副議長には全議員一致で、秋久憲司議員が選出されました。

秋久新副議長も皆で話し合ってスムーズな議決ができるような議会となるように、議長を補佐していくと全議員の前で抱負を述べられていました。議会が一つにまとまって本来期待される役割を果たせるように、尽力くださるものだと信じています。

議会において三役と言われるもう一つの役職である監査委員には、津本辰己議員が選ばれています。

そして実は、私自身も監査委員に名乗りをあげていました。

まさに、ナイナイナイナイとばかりに「まだ早い!」「職員から教わるような経験しかない中でやることではない!」「せめて4つの常任委委員会を全て経験してから!」「まだまだ全体を見られない!」「無理だって!」などと各方面から大否定されましたが…それでも、当たり前ですが思いつきで手を挙げたわけではありませんでした。自分自身がここで挑戦させていただくこと、議選監査委員を務めさせていただくことが将来的には津山市議会、津山市のためになるという判断のもとで、会派の仲間2人とも相談を重ねた上で希望したことでした。

議会から津山市をより良くすることに繋がると思っての判断ということです。

まぁ、全く相手にもされませんでしたがね…。

これ以上グダグダ書きませんが…いつもはやれ慣例だ申し合わせだと言われるにもかかわらず、今までの慣例を無視した選考プロセスには全く納得していません。ただ、監査委員は形としては当局側から議案として上がってくるものです。最終的な議場での市長の提案に対して私自身も反対していませんし、もう覆らないことは理解していますが、こうした選考プロセス一つとっても、遺恨が残るような進め方をしていては議会が一つになることなど遠い夢物語に過ぎないとも感じます。

それこそ、議会をより良くしていくためにも。

議長・副議長をはじめ、会派メンバー以外の同僚議員の皆さまとも、常日頃から密にコミュニケーションをとっていかねばならないと強く感じた一日でもありました。当たり前ですが、反省点は今度の活動に生かしていきます。

臨時会の冒頭には、欠席されていた議会運営委員会の政岡哲弘委員長の代わりに、副委員長の私から美作大学公立化調査特別委員会の設置について、提案理由の説明をさせていただいたところです。3月議会において触れた話の中で最も市民の皆さまの関心が高いと感じられたテーマであり、かつての久米のプール建設の話同様に悪い意味で政治問題化してしまいそうな状況になっている気もします。

最後の最後に決定した当該特別委員会の委員長職を、これまた予想外過ぎるイレギュラーにより、私自身が務めさせていただくことになりました。そして議運の委員長・副委員長をはじめ、常任委員会や特別委員会の委員長・副委員長、もちろん委員も全て改選しています。

とても全ては書き切れないし、書くべきでもないことだし、書きたいとも思いません。

非常に色々なことがあった一日でしたが…これらは全て議会内部の話で、直接的に市民の皆さまに関わってくる部分は多くはないように思われるかもしれません。実はそうでもないからこそ、色々と考えて動いたわけですが…。

内部のことはどうでも良いから、キッチリ仕事してくれ!

それでもやはり、端的に言えばこれだけが市民の皆さまの本当の願いだと思っていますので、結果を出せなかった内部のゴタゴタ話の共有はこれくらいにして、主な改選結果を貼り付けておきます。急遽の異動もあった、本日時点の会派構成一覧表も共有しておきます。

結果に思うところがないと言えば嘘になります…ただ、全ては決まったこと。これから先は上記の新体制のもとで、少しでも良い議会としていくのみです。ごめんなさいと書く結果ではなかったと思っていますし…公職に就かせていただいている身として、仕事への姿勢をしっかりと見ていただけるように発信することも重要ですが、政治は結果責任です。仕事の成果は結果で示していくしかないとも思っています。今後2年間も改めて、ツヤマノミライのために全力を尽くしていくことを約束させていただきます。

引き続き、津山市議会へとご注目ください!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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