委員会審議開始。市民が参画しやすい開かれた議会運営とは何か?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて、例によって日付はとっくに変わっちゃっていますが…明日13日から、津山市議会では委員会審議が始まります。

委員会の構成は何度も紹介してきていますが、下記のような感じになっておりまして…28名の市議会議員は各人が4つの常任委員会のいずれか一つに所属していて…津山市のあらゆる行政業務は、市議会議員7名が所属する各常任委員会の所管する事務のいずれかに必ず含まれているのです。

常任委員会 (令和3年5月11日より現在の構成)

委員会名 総務文教委員会
定数 7人
委員長 松本義隆
副委員長 金田稔久
委員
(50音順)
安東伸昭
勝浦正樹
河村美典
津本辰己
政岡大介
所管事務 企画財政部、総務部、税務部、地域振興部、出納室、教育委員会、選挙管理委員会、公平委員会及び監査委員の所管に属する事項、他の常任委員会の所管に属さない事項

 

委員会名 厚生委員会
定数 7人
委員長 近藤吉一郎
副委員長 美見みち子
委員
(50音順)
中島完一
西野修平
広谷桂子
三浦ひらく
村上祐二
所管事務 環境福祉部、こども保健部の所管に属する事項

 

委員会名 産業委員会
定数 7人
委員長 原行則
副委員長 髙橋寿治
委員
(50音順)
秋久憲司
河本英敏
竹内邦彦
森岡和雄
吉田耕造
所管事務 産業文化部、農林部及び農業委員会の所管に属する事項

 

委員会名 建設水道委員会
定数 7人
委員長 岡田康弘
副委員長 政岡哲弘
委員
(50音順)
岡安謙典
田口浩二
竹内靖人
中村聖二郎
村田隆男
所管事務 都市建設部及び水道局の所管に属する事項

基本的には部長級職員のみが各部を代表して出席する議場での本会議と異なり…それぞれの委員会には現場で担当者として課題に向き合っている多くの職員の皆さまが参加されるため、議案質疑・一般質問で掘り下げきれなかった内容や、より詳細な内容を詰めていくためには非常に重要な場なのです。

今この場でないと質問できない内容をぶつけたり、必要な発言をするつもりで準備しているところですが…委員会での審議と議場で行う本会議とが異なる最も大きなポイントは、事前協議をするかしないかという点です。

事前に答弁について協議を行う本会議と異なり、限りなくぶっつけ本番に近い委員会での審議の際の質問と答弁は、もちろん質問内容によってはその場ですぐ回答がもらえないものもあります(例えば〇〇について過去との比較でデータを示してくれなどと言ってもその場では当然ながら対応に限界がある)が…そこにはお互いに緊張感を持って審議することができるというメリットもあります。

ただ、本会議と異なりYouTube中継もありませんし、会議録をネット上で検索してもらうこともできません。それぞれ予算が必要だからということで後回しになっている改善ですが、この状態を放置することは津山市議会の志す基本理念、基本方針を定めた議会の最高規範として制定された津山市議会基本条例の以下の項目に反していると、私個人としては感じています。

第3条 議会は前条に定める基本理念にのっとり,次に掲げる基本方針に基づいた議会活動を行うものとする。
(1) 市民に対して積極的な議会活動の情報公開及び情報発信に努めること。
(2) 市民が参画しやすい開かれた議会運営を行うこと。

これが津山の政治のリアル…自浄作用を期待しても無駄だって話。

2019-03-26

津山市の議会基本条例は、制定時(議員になる前)にもこんなの制定しただけじゃ意味ないよってことで斬ったことがあります(上リンク記事参照)が…少しずつ進んでいるとは言え、やはり当時から大きな進展が見られないところ。

常任委員会の運営に関しては、同日同時刻に開催されることについても問題があり、改善すべきだと何度も意見し続けてきています。何とかできるように引き続き尽力していきます。

ココがダメだよ津山市議会。直すべきポイント&明日以降の見所。

2021-06-20

では…明日以降の準備もありますので、本日は簡潔ながらこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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