政治家の資質って何?有名人には価値がある…壮年無業者が参院選を前に、バレンタインデーと比例代表制度を考えてみる。

未来拓く、みうらひらくです。

ハッピーバレンタイン?
バレンタインデーで世間が浮かれていた本日。
日付変更直前までワクワクしていても期待したほどの果実を得られず…全てを太陽のせいにしようと心に決めております。

とはいえバレンタインデー反対デモをやってみても、なくならんだろうコレは。
面白いし、やるのは自由だけどね☆
海外からも注目されるというのは、スゴいことではある…平和やねとは思わざるを得ないけど。
よって結論としては、全部太陽のせい。

さて、元SPEEDの今井絵理子さん参院選出馬が現実のものとなり、私のような壮年無業者のところへも、この件についてウンチクを垂れ流すべく何やら好き勝手ぶつけてくる方がいないでもありませぬ。

ちなみに壮年無業者というのはニートに代わる35歳以上の無職の人間の呼称。
私の造語ということで登録商標化するかとデモ考えておりました…ググったら出てきたけど。
集合市という発想&ネーミングも、特許でも取っちゃおっかなと夢想していたところですので…邪魔しないでくださいYO!!

なんてね。
パクりたきゃどうぞ☆

実行力がある人がパクって結果に繋げてくれるのであれば、むしろ本望!!
しかし、自分でやらなきゃ気が済まないって人は、少なくとも集合市とかって発想の実現には向いていないと思うのです。

政治家あるいは政治家志望の人間には多いのですが、オレオレ詐欺ならぬアレオレ詐欺っぽい発言ばっかりするタイプ。
ま、興味がある方はリンク先の音喜多駿東京都議のブログをご参照ください。

仕事において結果を出すことは非常に重要です。
アレオレ詐欺とは政治という仕事は結果が見えにくいという現実を利用した、悪意ある主張の一つです。
結果が見えにくいこと自体、問題なわけですが…。

もちろん私は全ての自己主張を否定するわけではありませんし、実際に一個人の力で何かが成し遂げられたのなら、それはそれで素晴らしいことだと思います。
ですが現実には、人間一人の力で成し遂げられることなど、たかが知れています。

誇れるような仕事であればあるほど、その仕事が一人の力によってなされたものではない可能性は高くなると思われますし…そもそも政治家は仕事に取り組めていること自体、自分一人の力によるものではないことを忘れるべきではありません。

つまり。
政治家本人ただ一人の手によって成し遂げられる仕事など、存在するはずがないとすらいえるのです!!

そんな政治家ですが、いわゆるタレント候補が数多く立候補するのには、実はとてもわかりやすい制度上の理由があるのです。

注目すべき点は色々とあるのですが、今回は比例代表制という言葉に的を絞って書いてみます。

比例代表制という言葉を目や耳にしたことがある人は少なくないはずですが、しっかりと理解している人は意外に少ないのではないでしょうか。
正直に白状すると、私自身も自信を持って理解しているとは言い難いため、こうして書くことで確認しているところです。

現在日本の国会は衆議院と参議院による二院制が採用されており、そもそも衆議院議員選挙と参議院議員選挙では選挙制度自体に違いがあります。

説明ブッ飛ばして誤解を恐れずに一般論(?)でザックリ表現すると、衆議院議員選挙は小選挙区制ベースで選挙区が狭いため、いわゆる地元の名士や世襲議員などの地盤を持つ候補者が圧倒的に強い。

大選挙区制ベースの参議院議員選挙では選挙区が広いために、広範囲で知名度の高い候補者に有利で、タレント候補が擁立されるケースは参議院議員選挙がほとんどでしょう。

さて、比例代表制についてです。
衆議院、参議院ともに投票方法はそれだけではないのですが、今回はスルー。
そして超簡潔にそれぞれの比例代表制による投票法をまとめると以下のようになります。

・衆議院議員選挙 政党or政治団体名を記入し投票。

・参議院議員選挙 政党or政治団体名or候補者個人名を記入し投票。 

今夏予定されているのは参議院議員選挙。
任期は6年、3年ごとに半数が改選される仕組みです。

で、候補者個人名をわざわざ青字にしたところに、タレント候補乱立の理由があるのです。

再び超簡潔に…結論から書いてしまいましょう。

候補者名を書くことで、投票した一票にいわば二倍の価値を持たせることができるのです!!

どういうことか説明いたします。
参議院議員選挙の開票では、まずは政党or政治団体の得票数を確定させます。
ダイレクトに政党or政治団体名が書かれたものは当然として、所属している候補者個人の名前が書かれた投票用紙も、その政党or政治団体への一票として計数されるのです。

その後、改めて候補者名の書かれている投票用紙を計数し、確定した数字は先に計数した政党or政治団体の得票数と合計され、その総数によりそれぞれの政党or政治団体の得票数が確定し、その結果を踏まえて議席が配分されるという仕組みなのです。

つまり、候補者個人名を書いた投票用紙は二回数えられるということ。

よって参議院議員選挙においては、比例区においても個人名を書いた方がより政党or政治団体にとってのメリットに繋がるわけです。

ぶっちゃけ言ってしまうと、有名人の名前で多くの票が集まれば、他の所属候補がそのおこぼれで当選することが可能になり得るということです。

これがタレント候補に期待されるところでもあり、現行の選挙制度を変えない限りはどうしようもない事実です。
イメージアップや若者票の獲得のみならず、こういったメリットも生まれる可能性があるのであれば、タレント候補を使わない手はないと考える人間がいても全く不思議はありません。
ってか、勝つためには有力なオプションだと私でも思います。

何しろ参議院議員選挙の比例代表は全国区だしな。

タレント候補って何であんなに出るものなの?
…と思われていた方に少しでも参考になれば幸いです。

もっと細かいことを知りたい方は、ネットでもいくらでも調べられますので是非チェックしてみてください。
また、直接ご連絡いただければ、自分のお教えできる範囲であればいくらでもご案内いたします☆

参院選までには深掘りする機会を見つけて、改めて色々と当ブログでも書いてみたいと思います。
衆参の違いとかも自分の中で整理するためにも書いた方がいいかもな…わかりやすく書くのは難しいけど。

それでは今夜はこんなところで。
また明日!!

Pocket
LINEで送る

三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

コメント