お墓の上に木が倒れてきた状態で一年放置?ルールに基づいた対応は当然だけど、臨機応変も大切だって話。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

さて…標題の件は、先だって開催された津山市議会の12月定例会、総務文教委員会の中で報告があった内容に関してでして…いつか取り上げようと思いつつ、こんな時期になってしまいました。

まずは資料をご確認ください。

ザックリと説明させていただきます。

今年の1月…津山市では観測史上最大の積雪が観測され、大変な事態になったことは、年末になっても記憶している市民の方は多いと思います。その際に降り積もった雪の重みで折れてしまった巨木の枝が、お墓に直撃落下してしまい破損…修繕が必要となったという話です。4人の方が所有するお墓が、それぞれ上の資料の写真のような…極めてひどい状況になってしまったということです。

これが、そのまま放置されているとのこと。

極めて望ましくないことだと感じました。議会を通らないと対応できない…それは確かに正論ではありますが…もっと何とかできないものかと大いに違和感を覚えたところです。

市長の専決処分事項の指定について定められた津山市のルールに則り、損害賠償額が100万円を超える案件については議会の同意を必要とすることになっているとは言え…津山市からの持ち出しは一切必要なく、全額が保険で支払われることになる案件です。そして対象もお墓という、極めてセンシティブで、それぞれのご家族の思いが詰まった場所だからこそ、例えば仮にこの案件を市長が専決処分して対応を進めてしまったとしても、文句を言う議員などいないでしょうということを、委員会の場で言わせていただきました。

私たち議員は、そして当然に市長を筆頭に津山市行政職員の皆さまも…ルールをつくることができる立場にいるわけです。

新たなルールを作ることも、既存の決まりを変えることも可能です。

言うまでもなくルールに則って、明確な根拠のもとに公金の支出はなされるべきですが…この事例が端的に示しているように、ともすれば行政は画一的で応用のきかないルール運用をしがちで、まぁそれにはクソうるさい議会が文句を言うからという側面も大いに関係しているわけではありますが…本当の市民ニーズを考えた際に、どのようなルールを定めて運用していくことがよりベターであるかは、不断の見直しを行いながら常にその時点での最適解と思われる判断を積み重ねていくしかないと思っています。

どう思われますか?

津山市民の皆さまの暮らしが今よりも少しでも良くなるように。

引き続き、議員としてなすべき仕事をしていきます。

本日はこんなところで。また明日!

 

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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