国会議員を”おじちゃん”呼ばわりする大物にパワーをもらう。対話できない大人にはなりたくないねって話。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は、息子の定期的な診察のために岡山県南部の病院を訪れておりました。朝からバタバタと…診察やら手続きやらで思いのほか時間がかかり、予定外に午前中は完全に潰れてしまったので電話にもろくに出られず、ご迷惑をお掛けした方々もおられました。ご対応が遅くなってしまった皆さま、申し訳ありませんでした。

また息子の検査は定期的なもので…健康状態は全く問題ありませんので、ご心配なく。

そんな中…移動中の車内で、やや緊張感の走る一幕が。

どなたかしらと思って出た電話の相手は、まさかの、とある国会議員の大先生でして…運転しつつ車載スピーカーとマイクを通じて通話をしていたところ、後部座席でチャイルドシートに乗っていた3歳の息子が「電話だ!誰だ誰だ〜?」とテンションMAXになってしまったのです。これはヤバい流れ…と思いきや、その後の通話中は信じられないくらい良い子にしていてくれたので(偉いなぁ〜!)と思っていました。

ところが。

通話を終える直前、彼は得意げにこう言い放ったのです。

「電話、おじちゃんからだったね!」

(…お、おじちゃん?やめてくれマジで!)と思いつつ、ハゲしく震えながら(嘘)通話終了ボタンを押してしまいました。無礼者を自認するワタクシでも、さすがに国会議員に対して「おじちゃん」呼ばわりするほどの度胸はありませんからね…タイミングが絶妙過ぎたこともあり、一瞬、肝を冷やしましたが、最高に可愛すぎて、吹き出してしまったのが正直なところ。

子どもの率直さには、本当に学ぶところが多いと、しみじみ…。

忖度なし、肩書き無視で、誰にでも思ったことを、そのまま言う。もちろん、大人が同じことをしてしまうとそれでトラブルになったりもするけれど…裏表のない言葉って、やっぱり強いんですよね。自分自身の経験も含めて、現在行われている真っ最中の、参議院議員選挙についても思うところです。

ま、本来…内容が事実に基づいていることは大前提であるはずですけどね!

病院内で会ったお友達や、診察後に寄ったパン屋さんで出会ったお友達、それぞれ初対面でもう会うことがない子たちなのかもしれないけれど…あっという間に仲良くなっていく様子、コミュニケーションのあり方を見ていて、ふと思いました。

大人の社会でも、もっと素直で、もっとフラットで、もっとオープンに対話ができたなら…。

世界は今より間違いなく平和だろうし、きっと、もうちょっとだけうまく回っていくんじゃないかって、そう思うのです。もちろん、大人になれば知識も経験も積み重なっていくし、それは生きていく上で大きな武器にもなり得るものです。でも実際には同時に、しがらみとか、利害関係とか、忖度とか…本来不要な“おまけ”までたくさん抱えるようになって、真っ直ぐに物事を見られなくなっていくんですよね。これはもちろん、私自身にも言えることですけれどね。

そんなふうに、大人の判断が曇ってしまっていることに気づかせてくれるキッカケの一つが…何の打算もなく笑ってくれる、子どもの一言だったりするのかもしれません。だからこそ、総合計画策定に際してなど、ことあるごとに子どもたちの声を聞くべきと強く主張し続けているという部分もあります。

おじちゃん発言には驚かされましたが、息子から多くのパワーをもらえた一日でした。

子どもたちのためにも…自己主張ばかりで対話が出来ないような大人には、なりたくないですな!

本日はこんなところで。それでは、また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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