未来拓く、みうらひらくです。
後出しジャンケンは嫌い、みうらひらくです。
終わった後からグダグダ言っても始まりません。当然だよね、だって終わってるんだから。それこそ無効。勝負は土俵上ですべきです。場外乱闘は観ている分には面白いかもしれませんが、プロレスならともかく…現在の角界のようになるのは見苦しい話です。
当然それは選挙に関しても同じこと。結果が全ての選挙において、終わった後にナンダカンダ言っても後の祭りなのです。
ところが、そんな選挙が無効だとされる珍しい事例が発生しました。先日行われた千葉県市川市の市長選挙です。
法定得票というものが定められており、市長選挙では有効投票総数の4分の1以上を獲得した候補者がいなかった場合、その選挙は無効になるのです(公職選挙法95条)。
これ、何でだろうね?
ある程度の信任を得られなかった候補者がいない限りは選挙自体が無効、やり直すべきだという趣旨でしょうか?だとしたら、理屈としては理解できます。でも、大事なところが漏れているのです。
これ、投票率が考慮されてないじゃん。
市川市長選挙での投票率は約30%でした。これが10%だろうと…たとえ1パーセントだろうと選挙は成立するのです。あくまでも法定得票は有効投票総数の4分の1。投票率が低ければ低いほど、法定得票も少なくなるだけの話です。
これで本当に良いのか?
今回の市川市長選では、現在約40万人いる有権者の内、約3万票を集めれば当選していたということになります。
えっと、支持率7.5%なんだが…。
これで当選した候補者がいたとして(いなかったわけですが)、民意を背負って当選したと胸を張ることができるのでしょうか?望まれて市長になったと言い切れるのでしょうか?
俺なら恥ずかしくて言えんな。
しかし、それと同様に恥ずかしいのは…選挙に行くこともなく、投票することもなく文句を言うことではないでしょうか。
低い投票率は民意の表れでもあります。それが政治の責任であることは間違いない。ただ同時に私たち有権者側の責任であることもまた、間違いないのです。なぜなら使うべき権利を行使していないわけですから。
アナタがうっかり、あるいは面倒だからと選挙に行かないとどうなるでしょう?
ひょっとすると、とんでもない低投票率で、とんでもない人間が市長になったりして。
そう言えば我が津山市でも市長選挙は近い。
そんな未来は避けたいよね。でも大丈夫。解決手段は簡単さ!選挙に参加すれば良いだけ。ちょっとでもマシそうな候補を選べば良いだけ。
何なら自分が出てみたら?
それでは本日はこんなところで。また明日!