未来拓く、みうらひらくです。
先だっての森林公園編に引き続き…国指定の名勝、奥津渓に行ってまいりました。
鏡野町の中でも一際、存在感を放つ観光スポットです。
秋にはもみじまつりという一大イベントで賑わう、岡山県下はもちろん、西日本有数の紅葉スポットです。
◯◯有数の◯◯って…言った者勝ち感はあるけども。

今回もかがみのツーリズム研究会さん主催のツアー(の予行演習??)に潜入。
通常入れないエリアにも特別に案内してもらえるというプレミアムプラン、体験前からドキドキだわッ!!
甌穴(おうけつ)という耳慣れない言葉を覚えておいてくださいな。
何でも奥津渓は東洋一の甌穴群が見られるという触れ込みで売り出しているという話。
甌穴って何?って大多数の人は下の写真をクリック!!

て、天然記念物…だと?? って思ったら岡山県指定。

たまに泳いでいる人もいるらしいけど…超注意してくださいよ!!

国指定の名勝は岡山県内に12箇所(特別名勝後楽園含む)。津山市では衆楽園だけ。
名勝指定を受けるのは簡単ではないそうです…そりゃそうだろうけど。
でも名勝って勝手に名乗ること自体は、国指定って言わなければ自由だし…ややこしいなぁと。
単に景色のイイところって意味でも使われる言葉ですからね。
ま、それは置いておこう。

奥の二つが甌穴。手前の穴もそれっぽく見えるけど違うそうです。

足元の大きな凹みも甌穴。この大きさになると50万年ほど掛かって形成されるとか。

これが自然にできるってのは確かにスゴい。
でも正直、甌穴にはそんなに心魅かれず…。
おやまぁ、綺麗な穴だこと…とは思ったけど…。

ま、とりあえず行こっか。

名勝指定を受けている以上…文化財保護法の関係で、おいそれと木を切ったりできません。

綺麗な場所や撮影ポイント多数。

おや…ここは??

どこかで見たことが…。
昨年…道路工事を装って(?)極秘裏に撮影されたとかいう噂のCM。
ご覧になった方も多いことでしょう。
何事もなく市原悦子さんが洗濯していたポジションを通過。

桃気分でな。

ひらくマさんは出ないってよ。

整備されていますが、滑りやすい花崗岩の上に落ち葉などが積もる箇所もあるので要注意。

遊歩道後半は入口とは打って変わって静か。

遊歩道を抜けるとそこは温泉。ランチバイキングの幟を発見!!
お腹空いた気がするけど、ダイエット中であることを思い出し、気のせいだと自分に言い聞かせる。
バイキングって響きに、何歳になっても弱いのですよ。

駐車場から見える山は早春、コブシの花で真っ白に染まるらしい。

大釣温泉前にある奥津八景の一つ、女窟の断崖。

名前の由来はセクハラになるから言えない…そうです。

歩くセクハラ…そんな異名もあったな。

危険なため、ところどころ補強されております。

女窟横の絶壁をクライミングするツアーを提案した旅行会社もあるとか…超面白そう!!

険しい道なので、チビッ子やお年寄りには厳しい。

次の八景は…って、全く見えんじゃないか!!

しかし、このツアーはプレミアム。

見事な竹林も見られちゃう。

温泉客以外は通常立ち入れない私有地、般若寺エリアだって散策可能。

何かスゲェぞ。

屋根の手入れが超大変っぽい。

歴史を感じられるエピソードを、ガイドさんが教えてくれます。

おぉ、立派だ。

露天風呂!!しかしコレ、丸見えじゃないのかしら…。

コッチは内湯。日帰り入浴1,000円/人だそうです。

とても素晴らしい雰囲気。

やっぱ向こうから見えちゃうのでは…。

さきほど見えなかった、鮎返しの滝を上から眺められる贅沢スポットもある。

良いトコです。

のどか。

晴れていて良かった。

ピンボケキノコ、略してピノコな。

般若寺を抜けると…お次は紅葉のトンネル!!

公園っぽいスポット。

紅葉の季節じゃなくても普通に綺麗。

色覚異常者のワイでも、綺麗とわかるレベルだYO!!

上ばっか見てたら、段差でこけちゃうから気を付けてね。

八景またも発見…ここからあまり見えないけど。

公園じゃなくて私有地だった…中国銀行さま、有難うございます!!

八景を求めて、苔いっぱいの階段を下る。

…ちょっと期待ハズレだった。

ツアー終点、大釣橋からの眺め。

色々とウンチク聞きながら回れるの、イイね!!

著名と著明…ねぇ。
総括。
素敵スポットであることは事実だが、盛り過ぎ感は否めない。
東洋一って、アジア一ってことだよねぇ…。
日本一でも世界一でもないのか…って思って、世界一優秀な、歴史上最も大量の知識をストックしている先生に直接訪ねてみた。
その結果…とても残念なお知らせ。

日本一の甌穴も、世界一の甌穴群も、日本国内の別の場所に存在することが明らかになりました。
実際どうだか知りませんが、やはり言った者勝ちだな。
そもそもココは、甌穴で勝負する必要はないと思う。
今回見て回った中に、甌穴以上のインパクトを感じる箇所はいくつもありました。
何より、観光資源に関して発信される情報は、正確なものであるべきです。
それを頼りに、わざわざ遠方から来てくださる人もいるわけですから。

政界同様、詐称や粉飾は許されるべきではありません!!
アイドルの世界とは違うからね。
アイドル同様にイメージが大切なのは事実ですが、現状にそぐわない内容で瞬間的に人を集めることは結果としてマイナスになります。
魅せ方を工夫することと、虚言は全然違うってこと。
色々と勉強になる一日でした。
本日はこんなところで。
また明日!!
奥津渓
苫田郡鏡野町奥津川西
お問い合わせ
鏡野町産業観光課 0868−54−2987
鏡野町観光協会 0868−52−0711
かがみのツーリズム研究会 0868−54−7655
かがみの里山旅マルシェ http://satoyama.holiday/plans/experience/