未来拓く、みうらひらくです。
都知事選は、今のところ参院選よりは盛り上がっていると言えそうですね。
わかりやすいしな。
しかし選挙制度自体、今の時代にはそぐわないという声も見聞きします。
政治の専門化、複雑化が進む中で、政治争点どころか、候補者の資質を一般人が短期間で評価する、選挙という制度自体がそもそも意思決定の仕組みとして無理があるわけで、有権者はクリーンさとか好感度とかイメージで選ぶことになり、例えば洗剤のマーケティングとあまり変わらなくなっている
— 瀧本哲史bot (@ttakimoto) June 15, 2016
こういう主張にも、一理あるとは思う。
現状、それはそれで仕方ないけど…本来の目的を達成するための理想の姿ではない気がするのも正直なところ。
現在論じられている様々な選挙制度には、国外でも一度たりとも実現されたことがないものも含め、一長一短あります。
誰にとってもこの制度がベスト…なんていうシステムは、決して生まれないかもしれません。
それでもベストを目指して、ベターなものを採用するべきだということ。
疑問を抱かず盲目的に信じられるほどに現行制度が完璧でないことは、少なくとも確かだと思うから。
参院選の折りにも、それは痛いほど感じました。
結局は制度を変えたいなら、変える立場の人間になるか…変えようとしている人を国会に送り込むかしか、現実的な方法はないのです。
《参考記事》
獲得29万票超でも落選し、1.8万票でも当選する仕組み。制度を変えるためのたった一つの方法。
その方法自体も、無理ゲー感が漂う現実的には非常に厳しいものであるわけだが。
当ブログでは何度も書いてきていますが…選挙制度そのものを抜本的に変革すべきだというのが本音です。
公職選挙法も、思いっきり変えちゃうべき。
だからといって、制度改革を待っていたのでは、何年先になるのかわかりません!!
選挙制度に限ったことではありませんが、制度の変革に膨大な時間が費やされることは明らかです。
そりゃ確かに、超速で拙速ってのも困るわけですけども。
武力革命を起こそうって腹積もりでもない限り、私たちにできることは選挙に出馬している人間という選択肢の中から、最もマシに思える者を選び取るだけなのです!!
規制緩和を進めることは肝要ではありますが、その方向性は検討すべきです。
例えば、供託金が高過ぎるという意見があります。
しかし、そもそも供託金とは一定数の得票があれば、選挙に負けても帰ってくる性格のものです。
裏を返せば、供託金が没収されるような候補は実際に結果として…いわゆる”泡沫候補”に過ぎなかったということが明白に示されたということ。
出馬に至る思いや、政策には各人様々なものがあると思いますが、政治は結果を出してナンボの世界。
選挙という言わば、その世界に入るための試験においてある程度の数字を取れない以上…求められていないという判断がされたと受け止めるしかありません。
落選した奴が言える話じゃないけどなッ!!
しかし、そうした観点から…私はそもそも供託金が没収されるような戦いしかできないことが最初から明らかであるような場合、選挙に挑戦する意味はほとんどないと考えます。
例えば今回の都知事選。
特定の個人を云々という積もりは一切ありませんが、何のために出馬するのか疑問符が付くような方は少なくありません。
先入観を持つことは避けたいところです。
しかし、そうした第一印象を受けた方々の政策の類をチェックしても…結論はそれほど変わるものではありませんでした。
選挙or政治家選出の方法について、斬新なアイデアや率直なご意見をいただけると幸いです。
それでは本日はこんなところで…。
また明日!!