未来拓く、みうらひらくです。
超高齢化社会となることが確実な近い未来、これまで以上に”健康”というキーワードは存在感を増していくでしょう。
勤務先がある鏡野町でも、自治体として”健康の町かがみの”というプロモーションを行っていく方向性のようです。
確かに全ての世代、全ての人にとって…健康でありたいという気持ちは共通するものだと言えます。
誰だって、みずから進んで不健康にはなりたくないでしょう。
タバコ吸ったり、酒飲んだり、ドラッグに手を出したり…誘惑に負けて不健康への道を進んでしまうのもまた、人間の姿だったりするわけですが。
今月半ば頃に書いたエントリーで、雇用の流動化について触れました。
ブラック企業の話題は、残念ながら社会人には身近なものだと言えるでしょうし、この記事を書いてから様々なお声をいただきました。
特に多かった声は…ブラック企業なんかやめちゃえばって言われても、そう簡単にやめられないのが現実だってこと。
そりゃそうだ。
だからこそ、ブラック企業なんて言葉がある。
簡単にやめられるような世界であれば、きっとブラック企業なんて言葉は生まれなかった。
上記エントリーを書いた日にタイミング良く、政府内に解雇規制を緩和することで雇用の流動化を狙う動きがあるという内容の記事が日経に出ていたのですが、その詳細な提言内容がこのたび報道されました。
健康ゴールド免許など、小泉進次郎氏ら社会保障の歳出抑制を提言「痛みを伴う改革」
幾つかの報道を見た限り、ニュースバリューは圧倒的に解雇規制緩和の話とは別のところにあるという判断のようでした。
ま、健康ゴールド免許の制度は簡単に言っちゃうと…健康でいると得しますよ!!って話にして、皆が健康管理に努める動機を作り、医療や介護に掛かる費用を抑える効果を狙うって目的のようです。
ちょっと考えただけでも…どこで線を引くのか、障がい者の方への配慮はどうするのかなど難しいと思われる点は無数にある。
健康であることは間違いなく財産であり、誰もがそうあり続けたい。
しかし、望んでも本人には如何ともしがたい理由により、そういられない人がいることも事実。
既に先日ちょっとした騒ぎになった、長谷川豊氏の例の切り口と同じじゃないか的な批判も出ているようです。
ぶっちゃけ私は未だに不勉強な分野でして、社会保障に関しては軽々なことを書けないところでもあるのですが…当然この先、避けては通れない問題。
しっかりと自分の考えを整理しておかねばと思った次第です。
健康でいることにインセンティブを与えるという方向性は、集団全体の体力を維持するためにも必要なものだとは思う。
でも、それって国がどうこうするようなことかな??
ちょっとだけ違和感があったのは事実。
放っておいてもインセンティブ発生していると思うのよね、健康な人には。
この制度により…さらに健康になってやろうって人はそんなにいないのではってこと。
って言うか、現時点でも健康であろう、そうした人たちにとってはメリット薄いんじゃね??
数字として効果がそれほど上がらないんじゃないの??って単純に思うんだけど、そうでもないのかなぁ…。
超優秀な皆さま方が検討に検討を重ねた提言ですから…無論そんなこと織り込み済みなんだろうけど、意外にエリートさんたちの考えってズレてたりするものだしね。
おっと…偏見はいけませんな。
一般人の感覚というか、庶民が感じたことを発信するのも無意味ではないと思う今日この頃であります。
それでは本日はこんなところで。
また明日!!