未来拓く、みうらひらくです。
権力は腐敗する、絶対的権力は絶対に腐敗する。
−ジョン・アクトン−
ここのところ、人間の持つ本性について書いてまいりました。
大袈裟&哲学者風ですが…所詮はオイラの独り言。
しかし、誰もが潜在的に持っている(であろう)ドM気質が…悪い方に出ちゃうのはマズいですYO!!
最近、各方面で話題になっている舛添東京都知事の問題を引くまでもなく…ともすると人間、自分自身には甘くなりがちです。
それ自体を否定してみても始まりません。
税金で贅沢三昧された日には、ただでさえルサンチマンを抱えている有権者から不満や文句が出るのは当然の流れ。
ですが実際のところ、多くの権力者は残念ながらこんなものではないでしょうか。
多くの人に影響を与えるような立場になると、理屈の上ではそれまで以上に慎重な言動が求められ、むしろ自己を律していかざるを得ないように思われます。
しかし現実に舛添さんのような例は、国内のみならず国外を見ても枚挙に暇がありません。
反体制の声を威勢良く上げていた人が、権力を手にした途端に牙を抜かれた獣のように大人しくなってしまうとか…。
清廉潔白であったはずの聖者のような人が、社会的地位を得ると別人のように変わってしまうとか…。
皆さんも思い当たるケースがいくつもあるのではないでしょうか。
冒頭のジョン・アクトンの格言の通り、権力を握ってしまった人間…甘い汁の味を覚えてしまった人間は、その闇に飲み込まれてしまうものなのです!!
聖者が聖者たる所以は、大多数の人間とは違うからに他なりません。
自分自身に置き換えてみて考えれば、実感を持って理解できる”はず”です。
誰にも文句を言われないような状況に身を置き、自分の好き勝手に振る舞えるとしたら…節制し続けることは簡単ではないでしょう。
少なくとも私には到底できぬわッ(キリッ)!!
(え…ソレ断言しちゃうの有り得なくない??)
(そんなヤツが選挙に出てもそりゃ落ちるわ!!)
(知ってる、君ってだらしないもんね☆)
フッ…色んな声が聞こえる気がするぜ(幻聴)。
安心してください!!
クスリはやっていません&やりませんYO!!
音楽業界にいたら、その種の誘惑は一般社会より比較的近くにありました。
時代の変遷と共に、ああいった類の禁止薬物も”進化”し…販売などの手口も巧妙なものが次々と考案されています。
薬物は一つの例。
この世界には多くの誘惑が存在します。
私たちが生きて行くことに誘惑は付き物です。
私たちが成長するのと同様に、誘惑もまた進化し続けます。
ブログ毎日書くの面倒だなぁ…酒飲んで寝ちゃおうかな、ってのも誘惑。
お腹空いたなぁ…ダイエットしているけど少しだけ食べちゃおう、ってのも誘惑。
旅行行きたいなぁ…俺の財布じゃなくて政治団体の財布から払っておこう、ってのも誘惑。
海外出張行こうかなぁ…ルール違反じゃないんだからファーストクラスで行っちゃってもOKっしょ、ってのも誘惑。
人は誘惑に負けます!!
私なんぞ、負けまくりんごです。
これに関しては勝ち続けている人などいないでしょう。
全ての誘惑を突き返すことは、普通の人間には不可能です!!
それを政治家に求めるのは、荷が重過ぎると思うのです。
政治家だって人間だもの。
だからこそ興味の目を向け、監視していくことが必要なのです!!
有権者から常にチェックされているという意識があれば、それこそ普通の人間であれば、”クビになっても構わない”とでも考えていない限りは…みずからが不利になることはしないでしょう。
有権者と政治家にとってお互いに利がある”はず”の…この話。
皆さま、どう感じられるのでしょうか?
それではまた明日!!