未来拓く、みうらひらくです。
眩しいとか光とか聞くとハゲを連想してしまう、みうらひらくです。
岡山県鏡野町で、観光を主な切り口として自治体のプロモーションを担当させていただいて2年少々。その仕事も終わりが近づいてきた。
イベントの企画運営や、地域の伝統行事のサポート…町内・町外でのテレビ、ラジオ、新聞その他メディアへの出演や情報提供、各種SNS等での発信や季節ごとの観光案内パンフレットの制作、町外・県外への着地型観光素材等の売り込み等々。
観光と一口に言っても、その業務内容は多岐にわたるものだった。ただこれはあくまでも、提供側から見た話。ユーザーサイドに立って考えると、観光は観光である。選択肢の幅が多いに越したことはないという考え方のもとで、俺は従来よりアプローチの仕方を増やすことにこだわってきた。
こうした議論の際によく使われる言葉に、プロダクトアウトとマーケットインという2つの言葉がある。ただ下記の記事にあるように、単純な二元論でどちらが正解だなどと断じることができるようなものではないと思っている。
プロダクトアウト・マーケットインとは?誤用されがちな両者を解説します
わかりきった正解があるのであれば、誰も苦労しない。観光という言葉の由来は、そもそも国の威”光”を”観”察するということだったようだ。光を観るという眩しい字面には、ついつい魔法のような効力があるかのような錯覚すら覚えさせるパワーがある。
だが実際、観光で食べていける地域などほんの僅かでしかない。
少なくとも岡山県北部に観光それだけでやっていけるような自治体は皆無だろう。
観光は、ユーザーにとっては目的だ。
当然のことなのだが、これこそが観光業に従事する者が忘れてはいけない根幹ではないだろうか?
生活のための手段、利益を上げるための手段、自治体を潤わせるための手段、地域を盛り上げるための手段。
手段である以上は、ある程度の割り切りが必要だ。
顧客満足度や笑顔、喜びの声などといった計数不可能な指標を目標に設定すると、達成率がぼやけてしまう。
やはり数字しかないのだ。
そう改めて思った1日でした。
これは観光だけじゃなく、結構色んな場面に当てはまることだけど…何故か数字の追求を嫌う人も多い。
数学は苦手だった自分ですが、40にして数字を追いかけていきたいと思っております。
本日はこんなところで。また明日!