未来拓く、みうらひらくです。
髪を切ったら若返ったと言われた、みうらひらくです。
40歳の若者。
しかし実際田舎では若者扱いだ。まぁ老人が元気だと考えれば悪いことではないのかもしれない。
ちなみに散髪に掛けている金額は1,620円。東京ではカットだけでも毎回6,000円とか掛けてたことを思えば、非常にリーズナブルだと言える。
明らかにお値段以上の価値があると感じているので、他に行く気にならない。
昨日書いた観光についてのエントリーには色々とご意見も届いた。観光に来てもらったとしても、お金を使ってもらえる仕組みが整っていなければ受け入れる意義は薄い。人の消費行動に影響を及ぼす重要な要素として”値ごろ感”があると思っている。高くとも納得のいく品やサービスであれば問題ないのだ。
だが、安くても納得できない品質であった場合、金額の多寡にかかわらず人は気分を害すものである。だからこそ、良い品を取り揃えておく必要があるのは当然だ。
だが、全部が全部イチオシ商品であることなどあり得ない。
俺は正直、鏡野町外に出て町のプロモーションに当たっていることも多かったため…観光案内所で観光客の案内をするという機会はそれほど多くはなかった。だが、心がけていたことが一つある。
当たり障りのない回答だけはしない。それが俺のポリシーでもあった。
実際に自分自身が観光地を訪れた際、こんな案内をされたら嫌だと思うような案内は決してしない。
ガイドブックやインターネットを引けばいくらでも載っているようなありふれた情報は不要なのだ。
生きた人間が案内する意味は何?
知識量や数字の正確性でGoogle先生と勝負できる人間など存在しない。たとえ存在したところで、ソイツの口から出てくる知識や数字の洪水を全て吸収できる人間がどれだけいると言うのだ?人間が行う観光案内には、小難しい知識や細かい数字よりも絶対に大事なものがある。
何を隠そう…それは人間味だ。
無味乾燥とした回答が返ってきた時の絶望感といったら、時間を返せと叫びたくなるものだ。
「立場上、どこがオススメとは言えないんですよ…。」
「どこも最高なのでご自身で決めていただくしか…。」
お客様が知りたい情報を提供してこその観光案内だ…答えられないなんて問題外。
「どこのお湯が一番良いですかね?」
「どの旅館が一番おすすめですか?」
「紅葉はどこが一番綺麗でしょうか?」
角が立つ…などという”もっともらしい”理由をつけて、平等という名の共同幻想を重視するがあまり、本当に求められている答えを届けることを避け…結果としてせっかくのチャンスを無駄にしてしまう。
そんなアホな接客は今すぐ止めろ!お前が対応するんだ…お前の責任でやれ!
そんなの、あたり前田のクラッカーである。
そういうことが出来る人間だからこそ、その場にいるんじゃないのか?
もし、できないのであれば…そんな人間に観光案内などさせない方がその地のためである。
評判を落とすだけだ。「あんまり大きな声では言わないでくださいよ?あくまでも個人的な印象ですけど、実はね…。」
「本当は立場上、言えないところなんですけどお客さまだけにお教えしましょう…。」
何とでも言えるやんけ!
「うちの商品は全て100点満点であります!」
そんなこと恥ずかしくて…よー言わんわ!
もし事実なら、それこそ観光だけでガンガンに発展してますよその地は。今日のこの話、察しのいい皆さまなら毎度のパターンでわかってくださっていると思うけど…観光案内についてだけじゃないぜ?
結構あらゆる場面に当てはまること。
全部オススメですってマジで言う野郎は、詐欺師の嘘つきか何もわかってないアホかのドッチか。
満足度を上げたかったら本当のオススメを聞き出しましょう。
おもてなしする側は間違っても全部オススメとか言わない方が良いぜマジで。