対岸の火事で済ますか否か。政治はきっと、それだけの話なんだ。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

本日は終戦の日。

当然ながら皆さまそれぞれの事情を抱えた上で、平和について思いを巡らせる機会があった方は多かったかと思います。政治が目指すべき究極の姿があるとしたら、それは世界平和であろうと、一介の市議会議員の身であっても思うところであります。

ところが実際には、現実はそんなに甘いものでないことは確実です。

世界中の幾つかの場所では、終戦どころかリアルタイムで戦争が続いているのが事実です。たとえ戦争と呼ばれることを現場が拒否しようとも、人の命が簡単に奪われるようなことがあるのなら…それは本質的に戦争と何ら変わりがないとも考えています。

そうした非常に悲しい現実、圧倒的に残酷で理不尽な社会を少しでも改善しようと人類がたどり着いた、現在の多くの国々が目指している方向性…それこそが民主主義です。

民主主義とは…超ザックリ言ってしまえば、集団の構成員が主権を持つという制度。

日本国であれば、日本国民が主権者であるということです。

ただ国民一人ひとりの声を政治に反映させることは現実的には極めて困難です。それゆえ民主主義国家の根幹をなす代表選出の過程として、選挙があるのです。

年齢を満たしさえすれば全国民が参加できる普通選挙によって選ばれた代表者が、合議のもとでかじ取り役を担っていく…だからこそ選挙は大切であり、戦争が最も基本的には国家間での紛争を意味する以上、世界平和実現のためには国家の意思決定を委任されている政治に関わる人間たち(特に国会議員)が果たす役割は大きいはずなのです。

報道などで多くの方がご存知だと思いますが、このところ香港では大変なことが起きております。

平和的だったデモがなぜ空港占拠にまでなったのか。香港雨傘運動リーダーが語る

これは私が日々の暮らしの拠点としている日本の、岡山県津山市からは遠く離れた海外での出来事です。それでいて対岸の火事と済ませるには…少々、私自身が、政治に深く関わりすぎたのかもしれません。

実は香港人の友人もいます。

個人的な関係があれば政治などという枠は飛び越えて、心配になるのもまた人間として当然の感情であると私は思っております。そもそも政治そのものの存在意義は本来、我々がより快適に安心・安全に暮らしていくための助けとなるために必要とされるものであると、私三浦ひらくは考えているのです。

その思いがまちがっていなかったこと、少なくとも国会議員にも同じように考えてくれる方がおられる事実は、山田太郎参議院議員のメディアフォーラムに参加させていただいて実感させていただきました。

これぞ政治家。泣きそうになった山田太郎参議院議員フォーラム。

2019-08-14

政治は争いごとを減らし解決していくための手段であり、決して争いごとの火種となるために生まれたものではありません。

香港では現在…民主主義、そして自由の危機であると断言できるような事態が引き起こされています。

他人事として、流してしまって良いことであるとは思えません。

平和的だったデモの参加者の一部が暴徒化したり、武装した警察に対抗するために暴力を用いたことなども報道されています。やはり、超えてはならない一線があるものだとは感じます。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという言葉があります。

終戦の日に私たちが学ぶべきは歴史であり、私たちもまた歴史の一部。

現在進行形の歴史に対してどう立ち向かうのか…考えて実行していくことが大切です。

国家レベルでなくても、県レベルでも、市区町村レベルでも、町内会レベルでも、家庭内レベルでも…友人間でも恋人間でも構わない話。

平和…それはつまり仲良く、幸せに暮らしていくことを意味すると思っています。

まず自分の周囲からその環境を整えて、対岸の火事のように見えている範囲を、少しずつでも自分ごととして捉えられるだけの心の余裕が持てるように、身の回りの状況を変えていけば良いのです。

そうしない限り、対岸の火事はいつまでも対岸の火事。

どこまで自分ごととして捉えられるのか…前回エントリーでの表現を用いれば”特別扱い”できるのか。

私にとっての政治とはつまり、こういったことなのです。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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