なぜ私は、マイノリティー支援を政策の重要な位置に据えるのか?

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

政治は数、数は正義、結果が全て、民主主義の大原則…様々な表現がなされますが、少数派の声が埋もれる、あるいは消されがちな政治の世界において、それでも私は少数派の声を決して無視することなく拾い上げていくために努力し続けなければならないなと今日も改めて、思いを新たにしているところです。

少数派には少数である理由があります。

当然ながら多数派ではないということを意味するわけで…少数派の人たちは世の中の多くの人の考え方や感じ方と異なるからこそ、少数派…マイノリティーたるわけです。とは言え、全く同じ人間など存在せず…人はそれぞれ異なって当たり前です。多様性という言葉があらゆるシーンで見聞きされるようになっている今だからこそ、少数派の声を潰すような社会であってはならないと思うわけです。

ただ、みずから進んでマイノリティーとなった者には、ある程度の覚悟や矜恃ののようなものが必要だとは思っています。

人は少数派を迫害する生き物だからです。自分自身よりも弱い存在を作りたがる…裏を返せば誰かより優れた自分でありたがる。あらゆる人にはそういう傾向があるということを、恐らくは自分自身に照らしても皆さん納得してくれるのではないでしょうか。

例えば昨今、私が子どもだった頃と比べると飲酒や喫煙といった嗜好すら…社会的にかなり厳しい扱いを受けるようになってきています。今やお酒やタバコを嗜む人ですらマイノリティーと言えるのかもしれません。他にも当ブログでは例えばタトゥーを入れた人…そして髪の毛の薄い人…つまりハゲなど、様々なマイノリティーを応援してきたつもりです。

ただ、ここで例示したものは…まぁハゲを除き(自業自得の部分が少なくない場合はありますが…)、基本的にはみずからの意思で選択した結果と言えるでしょう。

ただ今日取り上げるのは、私が当ブログだけでなく津山市の議会でも継続して取り上げ続けていることの一つにLGBT層の方々についての話です。

「LGBTばかりになると足立区が滅ぶ」東京・足立区の自民党議員が差別発言

定期的に不適切発言が取り上げられる印象があるこの分野については、やはりまだまだ圧倒的に理解が進んでいないと感じています。

津山市では昨年度、性的マイノリティーへの理解を進めるための歳出が1年を通して15,000円しかありませんでした。

コストを費やせば良いというものではないというセリフは議員だけでなく、行政の方々からも聞きますが…コストを費やすことなく実効性の高い施策を打つことが難しいことは我々よりもむしろ実感を伴って理解してくださっているはず。

現状は津山市においても残念なものだと言わざるを得ません。

関連して特に気になった報道を紹介させていただきます。

「同性婚を認めても、関係ない人にはただ今まで通りの人生が続くだけ」。賞賛を集めたニュージーランド議員のスピーチ

この法案は関係がある人には素晴らしいものですが、関係ない人にはただ、今までどおりの人生が続くだけです。

まぁ、このスピーチ内容にも突っ込みたい点はありますが…上記のフレーズについては、実は結構多くのシーンで当てはまる印象を持っています。

当事者以外黙っていろと言うつもりはありません。

しかし誰のための、何のための施策であるのか、目的は何であるのか…それを考えると、あらゆることにおのずと答えが出てくると思うのです。

今日は1年近く会っていなかった友人と会う機会があり、温かい気持ちになれました。

そういう施策を打っていけるような政治に、携わっていきたいです。

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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