未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。
連休最終日の今日は久々に、ボーッとテレビを観る時間を設けました。そして録画してあった先日の金曜ロードショー、ルパン三世カリオストロの城を観ました。宮崎駿初監督作品としても知られるこの作品…今まで何度観たかはわかりませんが、かなり久しぶりに観ました。
観た人いる?
録画しておいたカリオストロの城を観て泣いた。ルパンは単行本が祖父母宅にあったから、私のマンガ歴のルーツの一つ。ナウシカを放映すると知って少しだけクリスマスが楽しみになった。最近読んだ中でのオススメは青のオーケストラ。これも号泣しつつ読んだ。とにかく涙腺ユルユルの私からは以上です☆ pic.twitter.com/8yH0FU6rMi
— みうら⋈ひらく (津山市議会議員) (@miurahiraku) November 23, 2020
トトロで泣く私ですが…宮崎作品を全く観た事がないって人は、かなり少数派ではないでしょうか。私にとってはTwitterの写真で囲まれているマンガの作者である手塚治虫大先生同様に…宮崎駿監督も大先生、尊敬畏敬の対象です。
評価、好き嫌いが分かれる芸術作品において、多くの人に評価されることの凄さは今さら言うまでもないことです。鬼滅の刃の映画の大ヒットでアニメ映画やマンガへの注目度が高まっているのは、私としてはとても嬉しいところ。ただ、今日は別にそんなことを書こうと思ったわけではありません。
カリオストロの城は何回も観ているはずなのですが…何度観ようとも新しい発見があるし、風の谷のナウシカや天空の城ラピュタなど、後の宮崎作品を想起させる描写や設定が(本当は時系列は逆なのですが)随所に見て取れて、そのあたりも今日はとても感慨深く感じたところです。
そう言えば過日、スケジュールを縫いまくって行った高畑勲展で故・高畑勲監督と、宮崎駿監督の若き日のやり取りメモを拝見しました。
宮崎作品と比肩するものがあるとしたら、やっぱり高畑作品でしょう。比べるのは勝手だし興行収入や観客動員数を指標に比較されるのはある意味当然だけど…鬼滅の刃と比べることには少し違和感があるのも正直なところ。制作された時代をはじめとした背景の違いですかね…やっぱり。
ちなみに鬼滅の刃も大好きです!
逸れかけましたが…前述の高畑勲展でのメモの話です。
高畑の下で動くスタッフだった宮崎が(高畑は現場の声を傾聴していたとはいえ)高畑にとっての初監督作品である”太陽の王子 ホルスの大冒険”という伝説的アニメ作品制作時に、高畑とのやり取りの中で、すでに主人公ホルスのことをパズーと表現し、ヒロイン的存在(?)であるもう1人の主人公と言えるヒルダをシータという名前にしてはどうでしょうと提案していた手書きのメモを見たのです(クドかったので敬称は略させていただきました)。
冷静に考えると…ちょっと凄くないですか、この話。今だからこそ押しも押されぬ宮崎駿監督ですが…当時はあくまでもスタッフの1人ですし…何と言うか…。
このときには空恐ろしさすら覚えました。
1968年の他人の作品で生かせなかった構想を、長い年月を経て1986年の自身の監督作品で実現させるのです。
強い思いなどという生温い言葉では釣り合わないくらいの強烈な執念じみた気持ちを抱えて、制作に向き合っておられたのだろうなという、クリエイターとしてのズバ抜けた想念の強さを感じました。
無粋な話になりますが…こういう強固な揺るぎない思いを、政治に携わる者も持っていなくてはならないと思うのです。それは臨機応変といった姿勢と矛盾する話ではありません。本当に大切な目的達成のための話。
12月25日にナウシカやるってよ!
宮崎駿作品ではナウシカか…もののけ姫推しなんですよ、私。
本日はこんなところで。また明日!