取り戻す!幸せな日常、地域が人を育み人が支え合う社会と未来。

未来拓く、みうらひらくです。
津山市議会議員、三浦ひらくです。

今日の津山市では新型コロナウイルス感染症の新規感染者が18名確認されました。

津山市ではかつてない数字。

昨日は13名…連日の感染者数の最多更新、多くの皆さまにかなりの衝撃をもって受け止められたのではないでしょうか。様々な形でご心配の声をいただきましたが、何度も繰り返しているように…私たち個人が一人ひとりでやるべきこと(つまり基本的な感染予防・感染拡大防止策の徹底)は変わらず、またやれるべきことも正直それほど変わっていないのが現実です。

1年前と比べて増えた大きな選択肢は、ワクチン接種することくらいではないでしょうか?

ただ1人だろうが2人だろうが、100人だろうが1,000人だろうが…感染した本人と家族、いわば当事者にとってそんな数字は大して意味がない話であるということを、私は身をもって知っています。

一方でコロナ禍と呼ばれているこの状況が始まってからもうずっと…たとえ自分たちの住んでいる自治体ではゼロであったとしても、毎日発表される東京や大阪の感染者数をチェックしている人が、少なくとも私の周りにも少なからずおられるのです。もちろんそれは自由ですが、数字の上で増えた減ったと一喜一憂している段階でないことはもはや明確です。

もちろん、感染しないように努めることが大前提ではありますが…それでも、誰でも感染しうる病であるという事実は、ずっと言われている通りなのですから。

私たちがもっと真剣に考えなくてはならないこと…真正面から受け止めなくてはならないことは、毎日発表される数字の中に、いつ自分自身や身近な方々が含まれても全くおかしくない状況になっているということです。新規感染者が〇〇人、重症者が〇〇人、クラスターが〇〇件…データに現れる数字の向こう側には、私たちと同じように生活している人の人生があるのです。

これはコロナに限らず、同じ性格の全てのデータに言えること。

例えば自殺者の数引きこもりの人数LGBT層の方々の割合…何であれ、当事者の側に立った時に数字で示されることにはあまり意味がないと、私自身は考えています。

数字の先にあるモノやコト、そしてヒトに思いを馳せることが出来なくては、せっかく積み重ねた数字やデータ、私が重視する”エビデンス”つまり科学的な根拠にも、何の価値もないと思うのです。

実は本日ある場所で、たっぷり2時間…長年教育に携わっている、立場のある方と1on1でお話させていただく機会がありました。これをご覧になっていただけるかどうかはわからないし…もちろん直接お伝えしましたが、当日いきなり時間を取ってくださったことも含め、非常に感謝しているところです。その中でもこうした話は出ました。

非認知能力自己肯定感情操教育…様々な表現や手法があり、もちろん自分はまだまだ勉強しているところではありますが、いわゆるテストの点数を上げること…学力向上を目標値に掲げ、全国学力・学習状況調査で良い成績を残すことよりも大切なアプローチがあるのではないかという話は、議会でも何度か触れてきたことでもあります。

お話しさせていただいた方の…子どもたちの未来を考え、本気で思っているからこそ、教職員の環境を整えること、様々な意味でサポートしていくことが必要であり、”教職員が変われば子どもたちが変わる”という考え方のもと、人材育成に努めておられるスタンスには共感しかありませんでした。

しかもそれが上から目線で押し付けたり、強制的に枠にはめ込む指導ではないのです。子どもたちにそういう教育をしてもらうためにこそ…大人たち一人ひとりにも当然にある個性や考え方の違い、それぞれの感じ方などをできる限り尊重しながらきめ細かな対応をして、一人たりとも人材を無駄にしない…まさしく人を”人財”ととらえ、”誰一人として取り残さない”という、ともすれば綺麗過ぎる理想だけで終わってしまいそうな目標に向かって、実は極めて合理的でありながらとても温かなアプローチで個々に接し、全体としてのパフォーマンス向上に繋げていることが感じられ、端的に言って衝撃的に感服しました。

諸事情により(?)どこの誰だと紹介できないことは残念ですが…私自身もこうした仕事の仕方をしていかねばならないなと深く感じ入るとともに、こうした取り組みが少しずつ広がっていけば、間違いなく地域をより良くする結果に結びつくと確信できました。伺った話を無駄にしないように、自分自身のフィールドで役立てていくとともに、様々なシーンで普及していこうと企んでいます。

テクノロジーを活用した施策の推進をはじめ、デジタル化の推進、効率や費用対効果の重視といった点は、確かに私の政治的姿勢の中でも重要な部分です。しかしどこまで行っても畢竟…政治は人間のやることであり、人と人との間の課題解決こそが私たち議員の果たすべき最も大きな役割だと考えているのです。

そしていつも言っているように政治は現実。

新型コロナウイルス感染症の問題だけでなく、津山市には他の地域課題も山積しています。大変な折がまだまだ続くことは避けられない様相ですが…現実社会を少しでも改善するため、もちろん精一杯真剣に向き合いながら…それでもどんな時でも、自分自身も楽しむ姿勢を忘れずに取り組んでいきます!

大人数で集まって会食するわけにはいかない今だけど…楽しめる方法を考えて楽しみながら、少しずつでも取り戻していきましょう!

そう言えば昔、安倍さんもCMで言ってたな…。

滑舌はやっぱり大事やな…精進します!

本日はこんなところで。また明日!

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三浦 ひらく

三浦 ひらく -PROFILE-

世界を暮らしやすく楽しく変えるため、相棒ひらくマと一歩ずつでも現状改善していくために日夜ハゲむ、1978年生まれの岡山県津山市議会議員。選択肢の多い社会を目指し、政治も手段の一つと捉え、地域振興、多様性理解促進、生きづらさ解消、表現の自由を守るための活動、インフルエンザ脳症撲滅、臓器移植意思表示推奨などをライフワークとして活動している。

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